行動制限なしのGWということで各地の観光地が大変ににぎわっているという。
ただ現実には緊急事態宣言をしていた昨年、一昨年よりもコロナ感染者数はずっと多く安全になったわけではない。違うのはやみくもに恐れステイホームだの我慢のGWだのと言っていた頃に比べ、人々があまりコロナを気にしなくなったことだろう。コロナもここまで長引けば、好む好まざるにかかわらずwithコロナにならざるを得ない。それてまた、賑わい復活とはいっても、外国人客が戻るのはまだ先だろうし、公共交通機関よりもマイカーでの移動が増えているのもwithコロナならではの状況だろう。
緊急事態宣言をするかどうかは人間の都合だが、感染症は人が媒介とはいえ半ばは自然現象である。自然現象は基本人間の都合とは関係なく進行する。冥王星を惑星から外しても冥王星は一ミリも軌道を変えずに運行を続けている。同様に、コロナも緊急事態宣言を出そうが出すまいが、さらには感染症の指定を二類から五類に変更しようがしまいが、感染症としての性格は全く変わらない。ただコロナは半ば自然現象とはいえ、不思議なふるまいをする。第五波の後の急減も説明がつかないし、第六波の高止まりも説明がつかない。検査抑制などの人為的な要因があるのだろうけど、そのあたりマスコミではあまりふれない。GW後の感染状況がどうなるのかも予断をゆるさないが、世界的にはゆっくりと収束に向かっているようにも見え、それがトンネルの先の光のようにもみえる。
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