総理官邸での忘年会のニュースは長男の秘書官が辞職した後、急速に報道がなくなっている。その後、総理本人の写真までが流出したとなると、本当に長男主催の忘年会だったのか、むしろ総理の方が主だったのではないかと思うのが普通なのだが、そのあたりのマスコミの沈黙が不可解である。なにか圧力があったとしか思えないし、圧力があったのならあったでその旨報道すればよいのに…と思う。
忘年会の悪ふざけがけしからんというよりも、問題はこうしたマスコミの姿勢である。
マスコミ情報の受け手としては、マスコミの報道することだけでなく、報道できないことにも想像力をめぐらせる必要があるのかもしれない。
マスコミは斜陽産業と言われている。現に最近でも伝統ある老舗週刊誌が休刊となった。新聞の部数も軒並み下がっているという。ただそうした中でも、マスコミの役割がなくなるとは思わない。こんなどうでもよい日記でもしょっちゅうマスコミの悪口を書いているのだが、それでも、ネットがマスコミに代わるとは思えないし、マスコミにはやはりマスコミにしか得られない情報がある。ネットでいろいろ書いているものをみても、おおもとに情報は政府や公的機関の発表、大学などの学術機関の情報、そして日本や海外のマスコミ報道が元になっているものがほとんどである。そして特に現在進行中のものごとについての情報はマスコミ報道が必須である。
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