中学校の時の理科の授業でこんな話を聞いたことがある。今だとどうか分からないが、当時は先生によっては教科書にのっていない話をすることがあって、それがけっこう面白く印象に残っている。たしか、生物の分類と進化との関連についての話で、動物の中で一番進化しているのは人間であるが、植物の中で進化の先端にあるのはキク科なのだという。中学校の頃と今とでは学説もかなり違っているものも多いのだが、最近、ネットで見た情報でもやはり植物の進化の最先端はキク科(一説にはラン科)だとある。裸子植物よりも被子植物は後に現れ、被子植物では単子葉よりも双子葉の方が、まあ進化してそうなのはわかる。しかし、その被子植物の中でキク科というのがどうもわからない。動物の場合、進化の行き先が人間のような、知能が高く(他の動物に比べ)、文明を形成しうる方向に向かうのはわからんでもない。でも、植物の場合はいったいどんな方向に向かって進化しているのだろうか。
まあ、こんなしょもないことを思うのは、子供の頃夢中になってみていたアニメ「鉄腕アトム」で植物人間の巻が印象に残っているせいだろう。植物人間というと、今では全く別の意味で使われることが多いのだが、その話では植物が進化して知性と高度な文明を持つようになった宇宙人をいう。植物も進化していけば遠い未来には人間のような生物になるのだろうか…そんなことを子供心に思った記憶がある。今なら、地球という惑星を生き物として考えた場合、人間のような環境破壊や戦争をするような生物が発生したことは病気のようなもので、植物こそが地球の意にかなった生物なのではないかと思う。そういえばSFで植物しかいない惑星の話を読んだことがある。
※
最近リンクしている方のブログで昔のNHK少年ドラマの映像を紹介しているところがあった。
それに触発され、子供の頃に好きだったアニメのことなど、いろいろと思い出してみた。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る