マレーシア再訪~2日目:マラッカでプラナカン文化に心酔(後編)
興奮のニョニャウェア購入を終えて、ぐったりとしてしまった私たち。外はものすごい暑さで街歩きにはちょっと厳しい感じ・・・だったので、同じ通りにある カフェで早くも休憩することにしました。 The baboon house 89, Jl. Tun Tan Cheng Lock アジアな空間に欧米人がいると、なんだかおされに見えるマジック・・・(by 友人I) ショップハウスをカフェに改造した居心地のよい空間です。ショップハウスは吹き抜けの中庭があり、うなぎの寝床のように奥行きが深いつくりになっているの が特徴。こちらのカフェでは奥に行けば行くほど癒しの空間が広がっており、たっぷりの緑のある生活ってス・テ・キ・・・「家を建てるなら絶対中庭が欲しい」と夢のマ イホーム計画を妄想せずにはいられない私たちなのでした。 今度はニョニャたちが履いていたビーズシューズを見に行こう!ということで、運転手のZさんと落ち合いお目当てのシューズショップまで。途中でオラ ンダ広場やザビエルの教会など車窓から見学しました(外暑すぎなので・・・)。ヨーロッパ建築の見るものを圧倒させる荘厳さはないけれど、どれもミニサイ ズで手のひらに収まりそうなサイズ感なのが可愛かったです。 やってきたのは老舗のシューズ屋さん、Wah Aik Shoe maker (56 Jl. Tokong)。既製品のサンダルやバッグを期待して行ってみたのですが、ショップというよりはアトリエという感じで、オーダーメイ ド中心の本気なお店でした。 可愛い~!とガラスに顔を近づけると、すべてNot for sale・・・ 100年以上前のアンティークなんだそうです。 こんな風に布にビーズで刺繍をしてから靴にセットするそう。 近代中国の奇習、纏足シューズも!これはもちろんお土産用。 別の靴屋さんで見かけた可愛い看板。 既製品は、ジョンカー通りにある別の靴屋さんの方が豊富でした。せっかくだし、何か買おうかな・・・と既製品のサンダルを見ていると、ローズモチーフの可愛い デザインを発見。これ、いくら?と値札を見たら・・・RM780(約23,400円)!!!いや~クラフトマンシップをリスペクトしたいところですが、遊びで買える値段ではありませんでした・・・。Aさんは、ここで総ビーズのパーティークラッチをお買い上げ。 店主の方が製作中のビーズ刺繍を見せてくれましたが、新品ではなくお修理でした。なんでもおばあさん、お母さん、娘さんと3代にわたって履かれてきた シューズなのだとか・・・一生ものどころの靴ではないんですね。誇らしげに説明してくれた店主さんの顔が忘れられませんでした。今度来たときは、頑張って オーダーしたいな。 また暑さにへばり、そろそろ休憩を~・・・とジョンカー通りにあるGeographer Cafe(83 Jl. Hang Jebat)というお店で一休み。食べたり買ったりしかしていないのに、ものすごく体が疲れてきました・・・。これも暑さのせい!そのあと、Next KK(55 Jl. Hang Jebat)というバティック生地グッズのお店に行って友達へのお土産を買い、そろそろKLに帰ろうか・・・というモードに。 マラッカ最後のお楽しみは、鶏飯園和記(4,6&8 Jl. Hang Jebat)のチキンライスボールです。帰りに車の中でのおやつにしよう!とテイクアウトにしてもらいました。チキン+ライスボール5個で驚きの RM4(約120円)!!! るるぶマレーシアにも激ウマの人気店と載っていただけに期待も高まります。 あんまり美味しそうに撮れてないのは、私のカメラの腕前のせいです! 一口、ライスボールを食べるなり「ウンメエエエエエエ・・・・!!!」と断末魔のヤギのように絶叫する私。死ぬほど美味しいです。こんなんだったら、ライ スボール10個にすればよかった・・・と後悔。ライスがあまりに美味すぎてチキンがどんなんだったか覚えていないほどです。魔法のようなライスボールは、マ レーシアで出会った味の中で1番記憶に残るものとなりました。 おまけ:トライショー(人力車)。それぞれにデコラ加減を競い合っている。これはまだ地味な方。