味くんの家族再生支援日記

全4228件 (4228件中 4101-4150件目)

< 1 ... 78 79 80 81 82 83 84 85 >

• おじさんの料理

  今日はおじさん達のための料理教室。この料理教室はもう１０年続いています。行政主催の教室を引き継いで自主運営しています。会員募集から会計、広報等も含め、全て自分達で話し合いながら運営されています。まふ、ほんと１０年なんてよく続きました。私ははじめからこのグループに関わらせて頂いていますが、参加されるメンバーの個性もそれぞれに素敵ですし、役員の地道な活動にも頭が下がります。料理を教えるなんてたいそうなことは言えませんが、みなさんとあれこれやって行く中で、いろいろと学ばさせて頂きました。人生の先輩としてだけでなく、いろんな分野でいろんな仕や活動をしておられるその人達の語りからも得るものは多かったように思います。ほんといつも思うのは、ほんとに参加されるおじさんは謙虚でいじましく、そしてかわいらしいですぅ。

  2005/11/13

  コメント(6)

• 宿題禁止令

  昨日の日記に書いた我が家の息子、現在２１才フリーター。とはいうものの、律儀に無遅刻無欠勤で２年半も継続。せつかくバイトくんなんだから、もっといい加減にすればいいものを・・・若者らしく、二日酔いで休むとか、女に振られて早退するとか、・・・普通の若者がやるようなバカなことはまったくしないのです。変ですよこれって。私は息子が小学生の時、宿題禁止令をだしました。私がニュースステーション見てたら、２年の息子が宿題をはじめたので、怒り心頭、うちで宿題なんかするな、と言いました。すると息子はいいました。「おとーさん、こどもは宿題やらなあかんねん。」「そんなことはない、こどもはうちでは遊ばなあかんねん」「でもな、宿題せな、センセがおこるんやで」「そらセンセがまちがっとる」と言う訳で、私はセンセのところにいって「うちでは宿題させない方針なので宿題をしてなくてもいっさい息子に文句をいわんでくれ」と、センセに言っておきました。すると次の日から息子はいっさいうちでは宿題をしなくなりました。どうしてもしたければ、学校でしてくればいいんだから、ということは言ってます。そんな訳で小学校の間は成績はとーっても悪くて、中学も悪かったけれど、さすがに中学では、宿題禁止令は解除しましたが、２年の懇談で、センセは「味沢君、高校にいきたかったら、これからしっかり勉強しないと入れないよ」と言いました。私は「ということなんだって、センセはああいってるけれど、別にいますぐ高校に行かなくてもいってもどっちでもいいと思うよ、人生なんとでもなるからね」と私。この会話を聴いてた息子は真剣に、親父の言うことを聴いてたら、人生ダメになってしまう、普通の人生を送りたいのに、このままでは変な人生になってしまうっ！！と、考えたんでしょう。やにわに宿題をするようになりました。それから一年。３年の懇談では「随分頑張りましたね、これなら、たぶん大丈夫でしょう」とセンセ。「公立なら大丈夫だけれど、私立はお金ないし、だめだしね」と私。すべりどめも受けられずに彼はほんと真面目に勉強してちゃんと目的の高校にはいりましたとさ。こんなこと言うと、親として無責任だとか、こどもが可哀想だとか、いろいろ言う人はいるんだけれど、私はそんな親に言いたいのです。こどもにしっかり勉強させて、いい学校に行かせて、いい会社に入れることが親の責任をとることなのかって。そうではなくて、学歴とか名声とか、お金とか、そんなものに頼らなくても人に優しく、自分を大切にして幸せに生きて行く、そんな力をつけてやることこそ親の責任じゃないのかって。学歴とか金は親の責任じゃなくて、子供自身の責任で獲得すべきこと。親は子供の人生の基礎を作ってやることじやないのか。それは親しかできないのだから。世間の親ってあまいよなぁ。学歴や金で幸せが買えるなんて思ってるもの。ちゃうちゃう。学歴も金もある人でも、悩む人は悩むし、不幸になる人は不幸になってしまう。ほんとだって。

  2005/11/11

  コメント(13)

• 親父の弁当

  今夜も弁当を作りました。２１の息子は毎日アルバイトに行ってますが、コンビニ弁当では、もったいない、とのことで、また、私としても息子の健康のために、ということで、毎日手作り弁当です。実は、弁当、朝のトースト（セルフサービス）晩ご飯、と、いずれも私が作りますが、その材料代として、月２万円を徴集しています。私は月収１０万円の人なので、月２万の収入は大きいのです。材料代は当然２万どころか、４～５千円程度でしょうから、もうけは大きいのです。どっちみち、私は料理教室もしているし、食材のショッピング依存もあって、常に材料は過飽和状態なので、材料はくさるほどあるのですから。弁当のご飯は・・・というより我が家のご飯は五分付き米に雑穀を２割程加えてます。以前は玄米に雑穀でしたが、連れ合いが腎臓の透析を受けるようになり、リンを抑えなくてはならないということもあって、玄米はときどきにしています。野菜は近所の農家のものを買うようにはしていますが、最近は忙しいのもあって、スーパーで買うことも増えました。その他の食材に関しては以前はかなりこだわってましたが、最近は援助業務が忙しくなり、金と時間がかなり不足ぎみとなってきて、あまりこだわることが出来なくなりました。それでも、バランスは考えて作ります。そのかいあってか、息子はいたって元気。３才でやっと１０キロになった、発達に？？？の疑問がつけられていただろう息子も、ほんと今はちょー元気。風邪をひくことも、ないし、病気も怪我もありません。有り難いことです。この息子のことはまたいつか書きますね。それにしても、毎日手作りでいろいろと考えた（ほんとは考えてないけれど、できる）料理を食べてると、体が自然と元気になるようです。もちろん、健康と言うのは食べ物だけでは作れませんが。息子のために何かしてやれるとしたら、私には料理してあげることくらいしかできません。親父のささやかな楽しみなんです。こんな楽しみをもてる私は幸せです。多くの父親はこの楽しみを知らないから、息子に何かしてやれるつて実感も持てないし、だから、威厳だの、父親らしさだの言ってえらそにするしかないんよね。弁当親父よ永遠に

  2005/11/10

  コメント(9)

• 女心

  女心と秋の空とか、女心をくすぐるとか、女心はわからん、とか、女の気持ちは男には理解しがたい、という言い方がしばしばされます。が、私は男の世界から女の世界に移住してみて、かなり女の価値観とか、女の行動様式とかについて、まぢかに接することによって、かなり理解できたように思います。たしかに、男の人間関係とはちがった力学が女の人間関係には働いていますし、コミュニケーションモードもちがいます。「あらぁ、素敵なセーターねぇ、似合うわよぉ、いいわあ」とか「うちのだんなったらねえ、若い女見るとでれでれしちゃってさぁ、うっとおしいったらないの」なんて、個人的なこと、感情的なことは、男同士ではまず話しません。「おや、部長、素敵なネクタイですね、どちらで御購入を？」とか、「うちの家内はねえ、若い男みるとなんかくねくねしちゃってさあ、腹立たしいよまったく」なんていう会話はまずしません。脳の構造がちがうだの、遺伝的な性差だとかいわンといてくださいね、それを議論するとまた何時間も必要だしぃ。私は異世界に移住して別の文化で生活してみて、バイリンガルになりました。私は女の感性でも語れるし、男の言葉も理解できます。で、そんな私からみて、女心は・・・と、定型的に言えるものではなくて、女でも十人十色。男が色々いるように女もいろいろ。ただ、強いて言えば、女は感情のファクターが大きく、男は論理のファクターが大きいということ。男は理屈を語り女は気持ちを聴こうとする。○○ったら、腹たつ・・・××なのよ・・・に対して、女なら、ええっそうなの、○○ってそうなの？！そりゃ腹立つわねぇ男ならええっそうなの、○○は常識を欠いてるよなあという反応の違い（傾向）があります。どちらがいいとか悪いではありません。内面化された、思考パターンは男女の違いがあります。バイリンガルに理解し話せたら誤解も少ないし、問題も起らないけれど、片方しか理解できないと、なかなか話しが噛み合わずに、誤解を招くことになり易いかもしれません。ＤＶや、対立の背景にはこのコミュニケーションギャップもあります。自らの気持ちを抑圧して生きてきた男には、相手の気持ちを理解することも、自分の気持ちを語ることもとても難しいものです。ブログで自分の気持ちをやすやすと語る女達に対して、男達はなんと口数も気持ちの表現も少ないことか。そんなこんなで、妻の気持ちが理解できなくて、パニックになってる男達に、妻の気持ち、不安とか、恐怖とか、喜びとか、楽しみについて、いちいち解説して行くのも、私の仕事。女心がわからないでは、この仕事はできません。逆に被害者支援の女性が男心についてまったく理解できていないから、男にどう対応していいかわからず、全て厳格にシャットアウトすることで、却ってこじらせてしまう・・・・というのも、私にはよくわかります。今日の相談者も「妻との再会にびくびくだったけれど、会ってみると妙に機嫌よくて、すっかり拍子抜けした」とのこと、別居中は、怒り狂って離婚だとか、とんでもない男だ、どれだけ傷付いたか・・等々激しい言葉を投げ付けられていたから、彼の心配もわかるのですが、彼女の気持ちを翻訳して、気持ちをキャッチボールできるように、すこしお手伝いした、その成果なのかもしれません。もちろん、そうでないかもしれませんが。とりあえず、彼と彼女が対立を越えて仲良くなってくれたのは、有り難い、うれしい。こんなことを考えるに、。ほんと私はおばさんやねぇ、と思ってしまいます。

  2005/11/09

  コメント(12)

• こんにゃく

  この頃は忙しくて走る暇もありません。できれば週二回ほど、月１５０キロくらい走れたら理想的ですが、現実はとてもとても。先月は４０キロがせいいっぱい、今月はまだ一度も走る暇がありません。ブログにはまってるから、よけいに走る時間がないのかも・・・トホホ。で、トレ不足で深夜食の増えた私の体は確実にぽよよん型になりつつありました。これではいかーん、以前公開したあのうるわしき肉体をとりもどさなくてわ・・。美しさを強制されるのは女、強さを強制されるのが男、美しさを揶揄されるのが男、強さを軽蔑されるのが女・・・だからあ、性格の歪んだ私は、美しい男の肉体をのぞみ、強い女に憧れるのですぅ。でぇ、美しい肉体の復活にわぁ、ぽよよん体型をなんとかすべしぃ・・・ということで、ダイエットをはじめましたん。食べないのは心の毒なので、たっぷり食べて、ダイエットしましょっということで、こんにゃくなのですぅ。糸こんにゃくをさっとゆがいて、アク抜きして、あとは、うどんとかそばのつゆ、とかラーメンのスープで普通に頂きます。お昼はこのこんにゃくうどんだけ。夜食も食べる時はこんにゃくです。その他はできるだけ、野菜を増やして、とにかくお腹に何かをいれておいて、あまり空腹感を感じないようにします。でないとリバウンドしちゃうと意味ないからなあ。あと半年くらいすれば、きっとあの美しい肉体が復活し、また、プログに登場いたしますう。請う御期待・・・なんかしてないか、失礼しました。

  2005/11/08

  コメント(4)

• UFO

  いやー、またまた見てしまいました。ＵＦＯちゃん。前回は７年程前の琵琶湖上空でしたが、今回は事務所マンションの前。６時すぎ仕事が終ってスタッフとマンションを出たところで、南の空、月の下あたりかな。三個の金色の星、さほど明るくはないけれど、月夜で明るい空でも充分に明るく見える明るさ。何の星？と思ってみたけれど、ゆっくり移動しているので、ああ、飛行機かなっ、と思いきや、上下三個の星が近付きながら移動していく・・あれれれれ・やがてみっつはひとつになって、また離れてこんどは移動する方向を東から西に向かって移動していたのが上の方向に方向をかえていった。そして、またみっつが重なって、こんどはすっとちいさくなって消えてしまった。飛行機とか人工衛星、あるいは流星の動きとはまったくちがう動き。時間は１５秒くらいか。ほんとはぐわーんと近寄ってくれたら分かりやすいのにぃ、と思うけれど、なかなか目の前にはあらわれてくれないし、宇宙人がでてくるとか、私が宇宙船に乗り込むとか言うドラマチックなこともおこらず、ただただ、遠くから眺めるだけ。これじゃあ、飛行機だよ、とか、星の見間違い、人工衛星、とか、言われるのがオチ。そのどれでもない、ＵＦＯ独特の動きなんだけど。でも、それがいったい何なのかわからない。決して私の幻覚ではない。二人であれあれ、と言いながら見てたから。誰か、こんなの見なかったかなぁ。目撃体験のある人はまた知らせてね。それにしても、私も７年ぶりくらいだから、そんなにしょっちゅう見ることができるというものではなさそう。でも人生では何度か見ることができてもいい確率。私がいつも星空を見上げる習慣があるから偶然見れたのか、誰かが私にそれを見せたのか、それもわからない。私の腕の三ツ星のお印と、今日の三ツ星のようなＵＦＯとオリオンベルトと、関係があるのかないのかもわからない。？？？？ほんとにただただ、今日も不思議な体験をしました。こんなことがあるからなぁ、私はやっぱり特別なんかも・・・と思ってしまうし、特別な力が私に作用していて、私は思し召しのままに、いてきいけばいいのだ、との確信も強くなる。ほんとやれやれ、アホくさって感じる読者もおられるでしょうねぇ。でもねえ、ほんと、私の周辺ではねえ、なんか不思議なことはしばしば起るんです偶然にしては確率的にあり得ないと言う感じなんですぅ。どう思います？

  2005/11/07

  コメント(6)

• 援助

  今日はボランティアスタッフの研修の日。私は様々なチャンネルで援助を提供しているけれど、当事者の語りから必要なニーズを読み取ります。で、そのニーズにあわせた援助を提供していってたら、今の複合的な援助を提供する組織になりました。援助の理論もシステムも私自身が当事者として当事者同士の語りから導いています。だからエライセンセが、難しい理論に基づいて、こまかく分析しながら治療して行くのとはまったくちがうと思います。今日も、死にたい、殺したい、そんなギリギリの当事者の援助をどうやってすすめるかという研修の途中で、たまたま、死にたいです、死んでいいですかー、なんて泣きながらの電話が入りました。その電話で、あーしてこーして、と介入的な指示もしていきます。自分が安全な枠の中で、守られながら援助（というより、たんなる治療や相談）していく専門家とちがって、当事者に近い所で援助していく私には、こちらのプライベートな時間をある程度犠牲にせざるをえません。研修で話のテーマになったのが、手紙、メール、携帯、と、情報の時間的ゆとりのレベルがそれぞれ異なると言うこと、また死にたい人の追い詰められている度合いもそれぞれちがっていて、ひとくくりにはできないということ。怒りが外に向けば傷害とか殺人になるけれど、内にむけば自殺になる。まったくちがうキャラクターのように捉えられがちだけれど、中身は同じで、どちらが出るか人によってちがうし、ひとによっては、交互にあるいは同時にでることもあるということ。同時にというのは皆殺しにして自殺するというケース。いずれにせよ、世間では善悪の視点で人格を見ようとするから、事件の本質を見誤るし、その見誤った視点で援助に関わると、ケースが解決しないどころか、より重篤になる。それを専門家は当事者の病理化、犯罪者化で説明しようとするから、ますます、混乱して行く。とどの詰まりは刑務所か入院かになってしまう。問題は何も解決しない。当事者の語りから理解すれば一番簡単に理解できるし、援助プランもスムーズにたてられるのに。専門家は加害者責任だとか、病理所見だの、的外れなことを言って当事者の口を閉ざしてしまうから解決しない。心の病にはその心が病むことにならざるを得なかった社会の歪みを理解し、その歪みから当事者を解放すること。そのためにはその体験を語る当事者こそ真実の専門家だと認識し、回復の方法を知る援助者として私達が理解することが必要。フェミニストはこのことをやってきたはずなのに、なぜか暴力が絡むと、男が加害者と勝手なストーリーを作ってしまう。ミクロとマクロを混同する。虐待もＤＶも同じ。被害者支援の大きな落とし穴。被害者支援をやっている人達には謙虚になってほしいものだ。あーあ、こんな当事者の視点による援助なんて世間では理解されないよなあ。私の言ってることがわかるあなた、わかってるよーって答えておくれー。くだんの電話の当事者はあれから何度かかけてきたけれど、すこしずつ落ち着いてきて、たぶん、今夜は乗りこえて、明日は私の指示にしたがって動いてくれるだろう。事件、事故にはならずにすみそうだ。

  2005/11/06

  コメント(16)

• 破壊と快感

  ここ最近ブログにはまってて、ずっと映画を見てません。なんか、心のどこかでうずうずしてたんです。何か感じたい～。いちばんいいのは、全身を使って実際に感じることだけど、恋愛とかもひとりじゃできないし、スポーツもなかなか、体感する暇もない。仕事で対人関係におけるやりとりは楽しめてるけれど、それは、身体的な実感を伴わないので、なんか、うずうずしてくるってわけでした。で、今日はたまたま時間があう映画を見たけれど、それは「ステルス」です。ストーリーはＢ級ですが、ＣＧがちょーハイパワーで映像化されてて、無人戦闘機とパイロットの闘いやらラブストーリーが絡みあって、とにかく破壊衝動が高速画面の視覚的音響的刺激やらで、なんか満たされたような気がします。やっぱ、私には刺激が必用です。映画でも小説でも、戦争や暴力はテーマになるけれど、愛やセックスと並んで破壊や暴力は、私を引き付けます。自分が死ぬのはごめんだけれど、人がバタバタ死ぬ映画は面白い。なんせ他人事、実際に人は死んでる訳ではないという前提がありますから。どんな動物でも食べる、繁殖する、身を守る、などの基本的な行動はプログラムされていて、人間も然り。けれど、それをかなり、文化的な文脈の中で行動をコントロールしていけるのが人の特徴だけれど、性とか暴力が私の心の奥底で、動機として発動しているのは納得しています。激しく身体を動かしたり、大きな音や光を楽しんだり、ねっとりとしたセックスを楽しんだり、ということは、やはり私の存在のありようと無関係ではないと思う。映画を見ながら、どこかで映画を見ている自分を見ていた私。我を忘れて入り込む映画ではなかった、ということか。我を忘れる映画ってないのかー

  2005/11/04

  コメント(7)

• 攻撃

  「攻撃」なんて書くとたいそだけれど、今日のお話はこれにしますね。今日知人の話で、とんでもないプログがあったよー、と教えてくれたので、そちらをのぞいてみました。あったあったありました。味沢道明が完全なフェミニストで、加害者を反省させて離婚させるためのワークをしているけしからんやつ、だとのことでした。これは私が１１月に八尾で講演する内容を元にかかれています。反フェミニズムのＺさんなる人物の報告だとのこと。反フェミの方が行政のチラシか広報を見て、メンズサポートルームのワークのことも知ったのでしようか。そのフォーラムのメインの露の都さんの講演料が３０万で分科会の私は３万だとのことも書いているので、ある程度内部の情報が入る立場の人なんだろうか。それにしても３万の私なのに、ブログで一番行数が多く書かれていて、ワークの内容も全部書かれていたのは、喜ぶべきことなんでしょうかねぇ。ただ、私が完全にフェミニストだとの記述は完全に誤りで、非暴力ワークは離婚を目的とはしていないし、男の気持ちを大切にしているということでは、どこのワークにも負けない自負があります。フェミニストが私の事を理解できなくて、結婚修復センターをやってＤＶ男の味方をしている、との誹謗のメールを流す感覚と、このＺさんの味沢はフェミニストだという感覚は、どちらも似ているなあ、という印象。自分に自信がないと相手と向き合うことができないから、遠くでワンワン吠える、そんな感じ。自信があるなら、相手の主張に耳を傾け、冷静に議論して、相手からも学ぶ、そういうことができるはず。フェミニスト学者センセのごう慢さもジェンダーバッシングやってるバックラッシュグループの稚拙さも、それぞれの思いはわかるけれど、私はそれらに組みすることもないし、共感することもない。私は何も怖くないし、恥ずかしくもない。私は多くの当事者の支援をする中で当事者の理解を得、彼等ひとりひとりが私を支えてくれているから。多くの女や男が困難を抱えながらも生きて行く、その彼等こそが私の勇気と自信の源。フェミでもアンチフェミでも、私を攻撃したいひとはすればいい、喜んで受けよう。私はそんなにやわではない。また、当事者は私を守ってくれるし私は当事者の支援にすべてをかける。攻撃など恐れるものではない。といいつつ、ブログで、名指しで批判されたのはじつはすこしうれしー気持ちも。やっと一人前になれたかなって。

  2005/11/03

  コメント(8)

• 回復

  先日、付き合いの長いクライアントから電話がありました。「無事、仕事できました。当分使わなかった筋肉使ったので、バキバキに痛んでます。でも、身体使って、汗流して、何も考えずにもくもくとやれたので、すごくすっきりしました。ずっと、何年も仕事してなかったんで、とっても不安だったけれど、ほんとやっと一歩踏み出せました。また、いつ不安になるかわからないけれど、いつでも、つながれると思うと心強いです。これからもよろしくお願いします。」との結果報告です。彼は会社倒産、鬱、暴力、妻子の逃避行、ＯＤ、他未遂、離婚、と、最悪ギリギリの状況を生き抜いてこられた方です。いろんな意味での力の支配で自分を支えてきた人物。なのに、金も地位も、家族も・・・すべてを失い、生きて行く意味も勇気も失っていました。行政も裁判所も何をしでかすかわからない危険なＤＶ男として色眼鏡で見られていた様です。ずっとカウンセリングを続け、自分の問題点も克服し、自殺衝動の波もなんとか乗りこえ、今は、子供達との面会も達成し、すこしずつ、家族にサポートも続けられるようになりました。あとは、自己実現としての労働とその対価としてのお金を得ること。そのお金で自らの生活を成り立たせ、家族にも支援をすること、が目標になっていました。その彼が、数年ぶりに労働できたということ。自分の存在に自信を持ち、外にでて働く、という当たり前の事ができるようになるまでに、どれだけ彼が苦悩したか、その苦しさの中、一緒に考えてきた私には、ほんとに他人事には思えず、うれしさ一杯です。暴力は犯罪だ、と他人事を言い立てる人には理解し得ない、回復を共にする者の喜びを感じています。ほんとに有り難いことです。暴力で人を傷つけ、自らを死線においやってきた男でも、ケアがあれば、回復して行くし、社会の中で自らを肯定的に存在させうるように変容していきます。私は彼によって、自らが加害者支援の援助者足りうる存在へと成長させられました。私の援助論にさらに自信を持つこともできました。共に苦悩し、ともに成長した３年間でした。クライアントのたった一日の労働で、こんなに喜びを感じれる私はやっぱ天才バカボンですねぇ。ははは、うれしいよー（涙）

  2005/11/02

  コメント(5)

• 修復

  先日は二日間のハードワークでした。ＤＶで避難、別居と言う形になった夫婦の面接交渉（面会＝ビジテーション）です。弁護士や調停員が間に入っても、暴力の本質や修復の為のメンタルケアはできません。ですから、被害者がシェルターを出て別居という形になれば、たいていもめてこじれて、面会は難しくなります。親子の面接交渉を強制執行する法律は日本にはないので、こじれたら親子生き別れということになってしまいます。先ほどのクライアントは一回目が弁護士事務所で行われたけれど、心理的なサポートがないので、こどもも親もかなり不安を感じたとのことで、二回目を私のところに依頼してこられました。そのクライアントのケースでも面接交渉の前に双方のカウンセリングを何度か行い、信頼関係を作った上で面接交渉をおこないました。双方の安全と安心を確保し、何より子供が親と素敵な時間を過ごせるための時間や空間が確保されないと、いいビジテーションにはなりません。このビジテーションを業務として行っているのはたぶん日本では私の所だけでしょう。面接交渉の時間と場所の設定だけをやってる所は、あるにはあるのですが、保育や心理、暴力に対するケアのできるスタッフがいて、なお法的な知識もすこしはあるところなんてのは、まあ、どこにもないでしょうねぇ。だから、当事者は癒されない、解決しない。カウンセリングやビジテーションを行うことで、双方の誤解や不信が解け、すこしずつ心が通うようになって行きます。離婚するにしても再同居するにしても、双方が納得し、子供が傷付かないように双方が責任を分かち合うのはとても大切なこと。暴力がからんでいれば、被害者の不安は当然で安全や安心の確保は大前提ですが、その為には加害者に対する適切な対応ができないと無理でしょう。ビジテーションを通して、関係が修復され、傷付いた心が修復され、新たな関係としての再出発を果たし、親も子供も再び成長をはじめる、その姿を見ると、少々の苦労も値うちあるよなあ、と、お手伝いできた自分をほめてあげたくなります。前述のクライアントも、「彼女の気持ちがよくわかりました。やっと安心できました。」と答えてくれました。今までは彼女の気持ちがわからず、パニックになって怒りと正論だけで彼女を追い詰めていたことに気がついてくれたのでしょう。すこしずつ修復がはじまりだしたようです。感謝

  2005/11/01

  コメント(6)

• 恋愛

  昨夜はテレビ映画で謀「ラバーズ」を見た。美男美女の命を賭けた恋愛はドラマではある。他人事で見るには酔える。が、自分はそんな命がけの恋愛なんかしたことはないし、そんなことは起りそうもない。かといって、恋愛に無関係でもいられない。私はスケベだし、人が好きだもの。さてどーしましょ。ずっと以前、アメリカで研究してきた、という女性の研究報告を聞いたことがある。アメリカでは、エッチを誘うのは男からも女からも、同じ程度の割合だとか。もちろん、ダイレクトに誘うか、婉曲に誘うかの違いはあるがということ。で、私は「そりゃあいいや、男ばかりが断られて傷付くのはアンフェアだもんなぁ」と言った所。彼女の答えるに「いいえ、今度は強い彼女に言い寄られても断れないで、悩み傷付く男が増えているのです」とのこと。なるほどなあ、男の悩みと女の悩みが相互乗り入れして、結局悩む人は悩むということか。ところで、私は強い女は大好きだから、言い寄られても断らないだろうし、断りたければ、断ることもできるだろうから・・・ーん、アメリカにいきたいなー・・・あと２０年若ければねえ・・・でも、だれも言い寄ってくれなかったら、やっぱしさびしーなぁ、その時は、トライするか。でもトライして、振られたらまた傷付くなあ・・やっぱアメリカにいっても同じかなあ・・・・なんてしょうもないことを、ついつい考えてしまうのがアホでスケベな私のような男なんですぅ。笑ってやってくれい。

  2005/10/31

  コメント(2)

• 家族　　母親

  昨日は父親のことを書いたので、今日は母親のことを書こう。母はもう８６になる。すこしボケは入ってきているが、性格はさほど悪くはないのだろう、ボケて困るという話はあまりきかない。姉が世話をしてくれているのだが。姉のケアがとてもいいのだろうとも思う。もちろん、日々の生活はそれなりに大変だろうと思うけれど、何もしていない私は、申し訳ない思いと感謝の思いは日常的に感じてもいる。今の母をめぐる状況はそんなことだが、もう、老い先長くはないだろう彼女の人生を語ってみたい。私は彼女が産んだ三番目のこどもで二度目の出産のこども。兄と姉は双生児。彼女が育てるこどもとしては四番目のこども。？？？彼女は田舎の女学校？出の娘で平凡な結婚をしたんだろうと思う。けれど、その後がドラマである。「三年子なきは去る」との「女大学」よろしく、こどもができないことを理由にいじめられ、挙げ句に家を追われた。石女（うまずめ）として。こどもができなくてもいい、連れ子がいるし、と、子連れで家を追われた男と再婚した。やがて、双児が産まれ、二年後にはまたこどもが産まれた。石女が追われたのではなく、種無しが自らの責任に気付かず女を捨てた、のである。男はたいして稼ぎもなく、生活は豊かではない。母は日々、内職やら近くの縫製工場での賃金で生活を回していた。小さなこどもを職場につれて行くこともあれば、すがるのを無理に家に残して畑の中を小走りにかけていくこともあった。私の記憶からはその風景がなくなることはない。恨み言をいうでもなく、夢をこどもに託すでもなく、日々のささやかな喜びに感謝しつつも、労働と家事で精一杯をこなしていた。働く、ということ、暮らすと言うこと、理屈ではなく羨望でもなく、あるがままを受け止める、その強さを、そして、家制度に裏切られても、社会に埋もれてもなお、人としての尊厳を失わずに生きていけると言うことを、身体で私に伝えてくれた、そんな母に素直に感謝

  2005/10/30

  コメント(2)

• 私の家族　父

  今の私の家族は、連れ合いに、息子、私の三人家族です。私が育った家族は父親、母親、兄二人、姉一人に私。計五人の家族でした。父親は高度成長に入りかけた時期、残業すれば、どんどん稼げて、テレビも買えるし、冷蔵庫や、洗濯機も買えたのに、ほとんど残業することもなく、毎日家族で夕飯を食べていたような気がします。だもんで、私の家庭にだけはいつまでも電化製品が入らず、いつまでもよそのうちにテレビを見せてもらいにいかなくてはなりませんでした。オヤジが残業しないからじゃー、と、心の中で毒づいてましたが、それを言うことはありませんでした。そんな父は所有する物の量ではなく、家族がともに食事することを優先させたのでしょう。彼は、私に勉強しろとか、進学しろとか、ひとこともいいませんでした。大学のセンセにならなくても、金持ちにならなくても、有識者にならなくても、家族でともに食事を喜べることができれば幸せになれるということを彼は私に伝えてくれました。おかげで私は世間が評価する物指しに値する何ものをもない、裸の自分で自分を支える勇気を持つことができました。人と争わなくても、人を力で支配しなくても幸せになる力を身につけることができました。残業もせず、出世もせず、金も残さず、地獄の中でも人を殺さず、犯さず、奪わず、妻を寝取られても、ひょうひょうと、生きて、そして死んだ、そんな父に感謝です。

  2005/10/29

  コメント(4)

• 花束

  今日はすこし時間にゆとりができたので、最近はいつも素通りするお花屋さんによって見ました。半年ぶりくらいかなぁ。ネズミに食い荒らされるので、花屋さん通いは控えてましたが、なんとなくお花がほしくなりました。今、ネズミはだ捕されておりの中、野生のネズミはほんのすこし、実害はないでしょう。でも、最近私はは自宅にいるより、事務所にいることも多いし、事務所はいろんな人がくるので、今回は事務所に花を飾ることにしました。なでしこ、ひまわり、けいとう、それになんとかっていう赤い実のついたのと、ピンクバナナ、と、おまけにすこし傷付いたカサブランカも。かなりのボリュームになりました。これで１２００円ですから、安いものです。まあ、組み合わせとしてはコテコテで、上品とは言えませんが、賑やかごのみの私にはぴったり。２５０円のガラス製の水差しに束のまま投げ入れて、はい出来上がり。１４５０円の今日の私のぜいたく。このぜいたく気分を一週間くらい楽しめるかな。それにしても今日の花の組み合わせって、力あるよねぇ。私としてはもすこし清楚な感じじゃないかと思うけれど、花屋のにいさんは、私の力にあわせた花を選んでいるのでしょう。ほんとは私は気もよわくてシャイなのにぃ。

  2005/10/28

  コメント(6)

• 非暴力ワーク

  今日は非暴力グループワーク。親子バージョンと、夫婦バージョンと。今日のワークはそれぞれ、自己の生育の中で自分の価値観やら感情やらがどうやって形作られてきたか確認するワークをおこなった。こういうことは誰しも日常的におこなうことはあり得ない。無意識の領域のことだから、疑問にも思わない。けれど、自分の行動の動機そのものに直結することで、価値観や行動を修正するには、この作業なくしてあり得ない。フェミニストサイドのアプローチやら、行政サイドのアプローチでは、被害者サイドに視点があるから、どうしても更正とか、教育という側面が前面に出て無意識ではなく、意識領域で認知の修正をはかろうとする傾向が強いように思う。頭で理解しても、無意識領域では変化してないから、新たな葛藤を抱え込むだけで、非暴力化は難しい。フェミニストがいくら正義の御旗をふりかざしても、エライセンセが難しい理屈をこねても、殴るしかない人は殴るし、殴るよりもっと楽で楽しい方法を理解したら殴らなくなる。こんな簡単なことなんだけど、なぜだか簡単すぎてわかんないみたい。今日のワークでも、おれたちの過去ってほんとぐちゃぐちゃやねぇ。ははは、と、笑いあえるその明るさはとっても素敵でした。傷付けられた過去も傷つけた過去も、ふたを開けて大掃除。事実を事実として受け入れ、暴力によらない文脈に翻訳し、関係も紡ぎなおして行く。そのための明るさ、勇気、希望。人間を信じる勇気を持ってもらうには、その人間を信じる勇気を援助者が持てるかどうかだね。きゃー、私は天才、バカボンだー。

  2005/10/27

  コメント(10)

• 愛とエッチの深い関係

  私は根がスケベなもんで、純愛とかプラトニックな愛とか、いうのがもうひとつピンとこないんす。というか、エッチが動物的で汚らわしく、愛が人間的で美しいという考えも好きではないのです。また、同じ人にしか欲情しないとか、同じ人とエッチするのが美しいとか正しいという考えもないのです。おまけに私は変態なのです。どんな変態かってゆーのは書きませんがぁ。で、こんな私がいろんな人の話をきかせてもらって思うのは、愛とかエッチとかを自由に語り、自由に愛したりエッチできる人と、いわゆる、正しい形に縛られて、窮屈に生きている人とがいるってこと。私は、世間がどういおうと、私の人生だから、気持ちよく楽しく、変態として生きて行きたいなあと思うけれど、なかなか、そこん所を理解しておつき合いしてくださる人もいません。でも、縛られて不自由に暮らしている訳でもありません。で、不自由に生きている人はどうも、自由に生きている人を見ると嫉妬するのか、愛とか、正常とか、いう物指しで人を糾弾したくなるんかなあ。自分も自由に生きたらいいのにぃ、と思うのだけどねえ。それと、私は愛とエッチが別々にでも発動するひとなんだけど、世間では不純とかいうらしいのねこんなのを。私はただの変態スケベと自分の事を考えてんのね。みんなこんなもんだと思うんだけど、そーではない人もかなりいるんだってこと、最近すこしわかったかなぁ。所であなたはどう？

  2005/10/26

  コメント(13)

• なんでもありぃ

  このごろつくづく思うけれど、なんで家族つてこんなにしんどいのかなぁ。いえ、私の家族は適度に住み分けしてるので、しんどくはないのですが、たいていのクライアントは家族がしんどい状況になってます。また、いろんなトラブルが起ったときに原因を遡ればたいてい、生育の家族の問題が見えてきます。事件が起るのも家族が多いし。私はときどき家族に必要なものは何と尋ねるワークを行うことがあります。参加者は、信頼とか、愛情、安らげる場とか、なんでも言い合える関係とか籍とか血のつながりとかも答えます。で、血とか籍とかはおいといて、今、あなたの家族に信頼とか、安らぎはありますか、と訪ねると、たいてい・・・・・ーんと答えて、ありません。となります。家族の理想像と現実が不一致なのです。これは容易に葛藤の原因となるし、問題がどこでも起こりうると言うことでもあるでしょう。で、私は思うんですが、理想像なんてなくしちゃえばいいんではないかしらん。ようは形はどうであれ、ひとり一人が大切にされて、ともに育ちあえる深い人間関係くらいに考えて、自分なりの心地よい家族をつくればいいんじゃないかしらん。家族はこうでなくてはならない、なんていうのはやめてどんな形でもみんなが幸せならそれを家族と呼んでいいんじゃない？と考えれば随分楽になれると思うけれどね。シングルペアレントでも、同性カップルでも週末婚でも、事実婚でも、通い婚でも、まあ、人類の歴史にはいろんな家族形態があったわけだし、今の家族が永遠不滅の普遍的真実なんて事はありえないしね。スケベな私は、昔、複数通い婚を覚悟したこともあったなあ。幸か不幸かそれは頓挫したけれど。あなたの周りにとんでも家族っているなら教えて

  2005/10/25

  コメント(7)

• 風邪

  しばらくどこからともなく香っていた金木犀もすっかりおわって、今事務所は寒風が入り込みはじめた。気密性の高いマンションだから、窓を閉めておけば寒くはないんだけれど。湿気が高いのでできるだけ窓はあけるようにしている。窓辺にはポトスや、アイビーとシダの寄せ植えがなぜか元気。昨日あたりから、少し鼻声の私。花粉症だか風邪だかわからない。すこしグズグズしている。辛い話の電話にもグズグズしてて泣きながらの相槌は、気分としては相応しい。力及ばず、あまりお手伝いとしては充分にできなかった人にも、無念さも残る。風邪ぎみの私かなあ。アホは風邪ひかないつていうから、多分私もすこし賢くなったんかな。

  2005/10/24

  コメント(4)

• ビジテーション

  今日は２件のビジテーション（親子の面会の支援）とビジテーションに絡むカウンセリングも２件。他にお便り相談員養成講座の研修と、もう今日もバタバタ。でも、こどもが父親に会いにきて、数時間を安心してすごす、このことで、夫婦の関係が破たんしても親子の関係は破たんすることなく、共に育ちあうことができる。こどもが父親のまなざしや受容を必用としなくなるまでこどもの成長のためにも父親が親の責任を果たすためにもこの援助を続けて行きたいと思う。もちろん逆の立場ででも援助は要請が有ればおこなう。親の悲しみや傷付きをせめてこどもには連鎖させないためにも。こどもに育てられる父親の姿をみるのもまた微笑ましい。

  2005/10/23

  コメント(2)

• もうねます

  今日もよくしごとしました。ほんと、朝から晩まで。で、明日も朝早くから出張です。三重県の施設にニキ・ど・サンファール作のナナに逢いにいきます。毎月、ここでニキの冥福をいのるのです。自由で美しく強い女に祝福を

  2005/10/21

  コメント(4)

• 睡眠

  昨夜はなぜか仕事をせずに眠ってしまってた。やろうと思ってた仕事をしないまま、プログの更新もせず、なんかしらんまに眠ってた。別にキーボードにつっぷしてた訳では無いけれど。たぶん、眠くて眠くて、仕事にならなかつたんだろうと思う。眠いと、キーボード打ちながら夢見に入る。と、どういう文章になるかっていうと、新聞の記事はアメリカのパスポートが堅いので９条の意見をビニール袋にいれて保存すること、要冷蔵。のような支離滅裂なことを書きはじめる。途中で覚醒したときに、やばっ！これを送信してはいけない、と、慌てて消去するけれど、こうなると、仕事にはならなくなるので、もーねよー、ということになったような気もする。ほんと睡眠は絶対的に必用です。なのになかなか寝つけないでこまる人もいる。アメリカには、まったく一生一度もすいみんをとらなかった人物の存在が記録されているけれど、あれは例外。すべての人は睡眠をとらなければ、やがて脳機能が壊れる。なのに睡眠傷害がおこるのは、生理的なトラブル以外では、やはり過大なストレスにさらされている、ということでしょうねぇ。安心して眠っていいよっという実感より、何がおこるかわからないので、眠ってはいけない、という意識が日常になると、慢性的な睡眠傷害になるかも。まあ、そんなこんなを考えると、睡眠薬で眠るのも方法だけれど、根本的には、安心して眠っていいんだよ、ほら、だいじょーぶよく眠れたでしょ、っていう、実体験を重ねることが一番ですよねえ。となると、世の中の仕組みとか、価値観を変えなくちゃならんから、睡眠薬ということになるんですよねぇ。みんなが安心して眠れるような社会では資本やら権力やら持ってる人達が金儲けできないですからねぇ。私は安心して眠れる人だから、眠れなくて困ることはない。おきて仕事したいのに起きられない、ということは最近多いなあ。話はかわって、先ほどの夢見に入った時のモードを書いたけれど、実は、これは私の言葉の泉。たぶん、どこかの世界とつながっていて、覚醒している時もこのチャンネルが生きていて、必要な言葉を瞬時に検索して脳の言語野に届ける。脳は届けられた言葉を文章化し、話し言葉にするか、文字に変換して行く。私はこのチャンネルが特化しているから、天才バカボンなんだうと思う。以前に言葉をつかったワークを考案してやってみた時、私しかできなかった。私はだれでもできると思うことだったけれど、だれもできなかった。あのとき、私しかできないって何、私はちがうんだって確信した。以来、言葉や意識をめぐる他者との軋轢がなぜおこるかつてことになやまなくなりましたん。おしまい。

  2005/10/21

  コメント(0)

• 

  身体

  今日は五日振りにトレーニング。前回と同じ１４キロ。スピードはチョーのろ。前回は３週間ぶりくらいだったので、走ってる途中で筋肉痛がでてくるしまつ。体力はすぐ衰えます・・・この歳になると。逆に筋肉は強くなるのが時間がかかるようになります。筋肉は衰える、動かなくなるということで、体重がどんどんふえて行きます。ほんと悪循環。やがておじさん達の太鼓腹となります。ほんとうつくしくないんよねぇ。太鼓腹の男が好きと言ってた女性もいたけれど、例外てきですよねぇ、あの人は。私は美しくて強い、あるいは逞しい女性に憧れるけれど、女性はどんな人にあこがれるんだろうなぁ。男程視覚的な要素にはこだわらないのかも知れないけれど、女だってかつこいい男には憧れる訳で、それは太鼓腹ではないよなあ。と言う訳で、私は男こそ、美しくあった方がいい、と考える人なので、自らも美しくありたいと思うのです。料理関係で多少は仕事もしているから、食のコントロールをちゃんとして、健康でいたいとも思うし、そういう意味では、ちゃんとコントロールはできている。けれど、男の見た目の美しさをどうやって保つか、など女性のテーマではあつても男はまったく無関係にいきてるからなあ。正直言って昔は私は美しい身体をしていたと思います。けれど、今はねえ、正直いつて脱げ無いです。いつぞや千人くらいの観衆の前でストリップまがいのことをやったけれど、あれも自信があつたからできたこと。今ではとてもとても。昔の裸を見せたげるね。

  2005/10/19

  コメント(3)

• シチュー

  最近ＴＶＣＭで、お湯を注ぐだけでクリームシチューができるという商品があるらしい。映像をみればおいしそうに見えるけれど、食べてみないとわからない。ずっーと昔、私がこどもの頃、クノールのポタージュスープというのがあって、当時の私にはとーってもおいしく感じられた。で、大人になって自分で料理するようになった頃、クノールスープを食べたら？？？何これっ・・・と絶句しました。味が落ちたのか、私の舌がこえたのか、その両方か、なんとも言えませんが、まずく感じられたのは事実です。今夜のレッスンではクリームシチューを作りました。粉麦粉とバターを炒めて、泡立つくらいまで、混ぜながら過熱していきます。その後冷水で鍋底を冷やして、今度はミルクを加え、充分に粉とバターが混ざったら、再び加熱。もちろん撹拌は忘れずに。やがて、ねばりが出て、ホワイトソースのできあがり。ルゥからつくるシチューなんてなかなか見られないけれど、とにかくおいしいと思います。香ばしさもほんのりあるし。で、私はほんとにおいしいシチューを食べているけれど、世間の人はなかなかおいしいものをしらないからなあ。

  2005/10/18

  コメント(6)

• 女性

  ＤＶ業界？では、加害者男性、被害者女性、という大前提があってそれを真顔で信じている人は多い。確かに立件される数字はそうなんだけど。内閣府の調査では配偶者への加害行為は男３５％女２０％が有りと答えてる。男は被害をと届けないから立件されないだけで、必ずしも男加害者という図式は成り立たないのが現実。当事者の話を良く聴けばそう言うこともなっとくできる。私はいわゆる加害男性の話を聴くことも多いけれど、その話を聴くと、大体相手の女性がみえてくる。先日のクライアントのお連れ合いさんはなかなか、タフそうで、なおそう明で、センスもよい、そんなイメージを彷佛とさせる。夫のイヤな所はイヤというし、それで夫が切れて暴力にいたってしまう。で、実家にはひなんするけれど、専門家のアドバイスを鵜呑みにもせず、冷静に事態を見ている。加害者のためのカウンセリングを受けろと指示したり、警察ざたにエスカレートするのを防いだりと、なかなかたいしたもの。その甲斐あってか、男性ももう１０回程度の来談になるけれど、随分と力をつけてくれている、その成長の姿には小気味よいものも感じる。いまは、ふたりでのイベントの企画に頑張っている。同じ暴力の被害者の女性でも、またまったく別のキャラクターもいる。依存的で自立心も少なく、しんどいのを全て相手のせいにして、納得し、自分を変えようとしない、し変える必用も無いと考えている人。こういう人は専門家のアドバイスには従順で、言われたとおりに動いてしまう。で、問題がますますこじれて、しまう。せめて離婚してもちっとも解決しない、という現実にぶちあたった時にでもじっくり冷静に考えてくれればうれしいけれど。

  2005/10/17

  コメント(8)

• なんでもありぃ

  このごろつくづく思う。家族はもろい。壊れる。なんせ結婚の数の１／４位の数が離婚してるんだから。そんな壊れた、あるいは壊れかかった家族が私に毎日つながってくる。みんな自分の体験とか自分の価値観でしか考えることができないから、相手の行動が理解できず、裏切られたとか、無視された、というネガティブな感情になってしまって、それが相手に投影し、悪循環に陥ってしまう。私はそれぞれの感性とか価値観がわかるから、ズレ具合とかを調整するために、それぞれのモードを調整して行くけれど、ズレが大きいとそれしても噛み合わない。となると、あとは安全な解体をめざすことになる。実は、人類の歴史から言うとどんな家族でもありなので、これで無ければならないという家族像はない。家族形態がＤＮＡによつてきめられている動物は多いし、霊長類でもそういう傾向は強い。類人猿でもいろいろと学習することで家族を作って行くことが可能となるけれど、類人猿で多様な家族形態を持つ種はない。種によって家族の形態はほとんど決まっている。人類だけは、家族の定型がない。テナガザルタイプ、（排他的対関係）チンパンジータイプ（父系乱婚）ゴリラタイプ（一夫多妻）オランウータンタイプ（ヒモ男）などなど、どんな形の家族あるいは性関係も可能。これは、人間は特に行動は学習を前提としていると言うことと、スケベであるということ。社会がどんなエッチをこどもに教えるか、また、どんな家族で育てられるか、など、によって、人間の家族意識や性意識は随分と変わってくる。人間が他の類人猿に比べ、とてもスケベなのは、家族の多様化とか、こどもの養育期間がながいとかいうことと、無関係ではないでしょう。エッチするのは繁殖のためにするのではなく、気持ちいいからするのであって、気持ちいいことを共有する人間関係だから大切にするという動機につながってくる。これが愛情という感情につながっていくんでしょう。ただ、愛ということばは、紛らわしいので、私は性愛に愛と言う言葉は使いたくはないのですが、世間は性を汚らわしいとみてるから、愛と言う言葉でごまかしたがるようです。だからややこしい。「私はあんたとエッチしたい」と素直に言うことが、特におかしいとは思わないけれど、（昔の日本では性愛の感情を色情と表現している）あからさまにいうのはいけないこととされていて、さすがに私もそれをあからさまには言えない。もちろん、なんどもした人にはそういう表現もかのうでしょうが、初対面の人とか、深い付き合いのない人には、私もいえません。でも心のなかでは、あっこのひととエッチしてみたい、という気持ちにはしばしばなる訳で、私は随分スケベなんだなぁ、と思う。特に特定の人に対してだけスケベになることは私の場合、ほとんどありません。いわゆる気が多いとか、浮気性とか、ドスケベということか。でもねぇ、私はそれで他人に迷惑をかけてはないからねっ。恋がこじれて、辛い思いをしたりさせたり、時には修羅場になったりもしたけれど、それは責任から言えばお互い様で、一方的に犯罪行為をおかすようなことはしてませーん。それと、家族のことに話を戻すと、結局人間だけはどんな家族もいとなめるんだから、家族はこうあるべきなんて、枠をつけずに、人権侵害が起きない限りにおいて、家族の形態はすきにすればいいのじゃないかなあ。欧米のようなお試し婚とか、事実婚とか、同性婚とか、シングルマザー・ファザー、複数婚、乱婚、なんでもいいとおもうけれどなぁ、みんなが幸せならば。あなたはどんな家族してる？どんなエッチしてる？もちろん、ひとりエッチもりっぱなエッチですし、エッチレスもりっぱだと思います。

  2005/10/16

  コメント(5)

• 非暴力グループワーク

  私は、いわゆる加害者（加害行為に依存的な当事者）のための非暴力グループワークのファシリテーターをここ数年行ってきました。メンズカウンセリングの相補的な位置付けです。ＤＶバージョンで男性のみのワークと、虐待をテーマにした主に女性が参加者のワークと。それぞれ６年と３年の経験をつんでいます。当初は６回のセッションでしたが、６回では不十分なので、今では隔週１２回のセッションを年２回（通年）行っています。メンズサポートルーム京都、あるいは日本家族再生センターの主催として行っています。行政の協力が得られないせいもあってか、情宣が難しく、参加者が少ないのですが、たいてい４～６名ほどの参加者とスタッフ２～３名、計、７～８人のグループでワークを行います。私のワークでは、感情の認知、コミュニケーションスキル、ジェンダーバイアスからの解放、人間関係の認知修正などを主眼においてます。加害責任をどうとらせるか、みたいな、更正プログラム的な要素は排除しています。法的責任は司法の範疇ですし、加害責任を心理的に強制しても無意味だからです。責任を引き受け、謝罪し、償う、そのための心理的な成長、が、ワークの目的の一つです。また、そのことだけでなく、参加者が一人の人格として、差別抑圧しない価値観を身に付け、新たな人間関係を構築して行く勇気や技術の付与も目的のひとつです。単に暴力を振るわなければいいというものではありません。権力や地位、経済力、知識力、暴力など、様々なパワーを使って弱者をコントロールしていた、（社会では当たり前の）それまでの行動をあらため、力で支配しない、より豊かで平和的な人間関係を維持できるように、生き方そのものの変化をもたらさねば、ワークの意味はありません。上から教える、教育的プログラムでは、都合良く従う（ふりをする）ことだけを学び、平等な人間関係は実感として身につくことはないでしょう。米国のエマージ、やメンズリソースセンターのようなフェミニストにシンパシーを表明するプログラムが、どうしても教育的になるが故に、有効性があがらない、と言われる結果になるのも、私に言わせれば当たり前です。私は加害者プログラムと言う言葉はすきではありません。そもそも加害者と言う言葉をつかうこと事態にも疑問を持つからです。加害行為を行うに至るプロセスでは、生育のなかで暴力を、生きるための技術として学んでいるし、多くの場合、本人が暴力の被害者としての体験を持っています。癒されざる被害者が自らを支えるのに暴力と言う手段を用いるのです。この隠ぺいされた被害者部分の問題を解決しなければ、加害者の部分の問題を解決することはできません。加害者性を免罪するするために被害者性を言うのではありません。加害者性を受け入れ謝罪する勇気を持ってもらうためには被害者部分のケアから入らねばならないのです。このあたりのことは、権力や知識で人をコントロールすることを日常としている専門家にはわかりづらいことかもしれません。私は当時者性に基づいたワークを行います。上からで無く、対等な関係でファシリテーターとして場を進めます。当然、ファシリテーターも一人の当事者として自己開示します。ひとり一人が自分を誰かの上に置くのでも無く下に置くのでも無く、攻撃も批判もされないで、人格のあるがままを受容し大切にされるという、当事者にはかって体験したことのない人間関係を体験してもらい、その居心地のよさ、を実感することで、はじめて人生を変えるモチベーションが醸成されます。たった二時間の人間関係ですが、そこで培う心はその後の二週間の日常生活にも大きく影響します。私をわかってくれる人がいる、私の言葉を大切に受け止めてくれる仲間がいる、私は一人ではない、という、安心感、それは自身に対する信頼感につながっていきます。そんな自分に対する自信が非暴力の勇気になる、このことを実感しています。私は学者や本や、アメリカのグループからこのことを学んだのでは無く、日本の暴力に悩む当事者から学びました。確かに、ワークや非暴力のためのノウハウは本や学者の言説からも学びましたが、それらは本質ではありません。当事者こそ、専門家と、ますます確信しています。納得。具体的なワークの内容も少し書こうかな。絵を書いたり、文章を書いたり、語ったり、手や身体を動かしてみたり、人の話を聴いたり、ロールプレイを行ったり、と、まあ、ワークの内容はありふれたものです。大切なのは、ファシリテーターがどのような語りをし、場を作るか、でしょう。ワークはなまもの、何がでてくるかわかりません。何が出てきても慌てず落ちついて、真摯に対応するファシリこそがワークの要。それは本や学校で学べる知識ではありません。ファシリの人生そのものでしょう。やあやあ、今日はかったい話になってしまったい。明日はやわらかくいきますよー。

  2005/10/15

  コメント(6)

• 被害者支援

  先日の男性学会議では、パネルシンポで、あるシンポジストが、加害者プログラムでは、加害者に責任を自覚させることと、自尊感情を高めることを同時にしなくてはならないから、難しい、との発言をされていた。加害者は責任を自覚しない、責任をとらない、否認する、などなどのフェミニストサイドの被害者支援の方達が発言することが前提にあるのでしょう。私はこの議論を思い出す度に、専門家とか援助者がほんとに当事者から遠い世界を生きているのだな、と感じてしまう。責任を自覚させる・・・どうやって？自らの心に蓋をすることでかろうじて自己のアイディンティティーを支えている存在に、お前は否認している、といって、はいごめんなさい、と言うか？逃げて訴えて離婚に持ち込むことはできる。それで、加害者は真実の謝罪をするのか、それで被害者は癒され、問題は解決するのか？ほんとに被害者の心に寄り添っているのか？下手すると被害者の恐怖心や不信感をあおってより、困難な状況にしている場合はないのか？疑問だらけである。今日、あるクライアントから電話があった。逃避している妻と話したという。その被害女性は、私にいつぞや電話してきて、「お前の事は調べはついてる、とんでもないやつだから、関わりたく無い、いつさい連絡してくるな」とのことで、いかんともしがたい状況。彼は鬱と自殺願望（ＳＳＲＩの副作用もある？）と他傷、自傷願望と、複雑な心理状況ではあるけれど、その感情の波を受け止め暴走しないように、サポートしてきた。離婚にも応じ、荷物の送付、心ばかりではあっても、本人には精一杯の送金、などなど、彼女や子供達のために、彼は苦しい中、努力してきている。確かにかれが騒げは死人がでてもおかしく無いキャラクターではあり、だからこそ、行政も被害者支援も、過剰に警戒している、のもわかる。けれど、彼女が私につながってくれれば、無駄な裁判費用もいらず、逃避するための費用や精神的な負担も、比べ物にならないくらいに軽くなるのに・・・。いまだ、彼女は私にはつながってこない。彼と電話で安心して話せるのは、私のサポートがあるからなのに・・・。彼は私に全面的な信頼を寄せてくれているし、彼女が不安にならないように、彼の言動に関しては全て、こちらとの連係の元に行ってもらっている。もちろん、彼女の対応次第で、彼が不安定にもなりうるから、サポートは欠かせない。その彼女が生活が困難だとのこと。彼も心配しているけれど、安心して送金するすべが無くなって彼も困っている。なのに彼女はかたくなに連絡先を教えない。私にもつながってこない。彼女をそこまでかたくなに思い込ませた、その私に関する情報がどこから出ているか、おおよそ、わからなくも無いけれど、その情報を流した人達は、彼女の困難について、どこまで思いを馳せているのだろう、どこまで、具体的な支援をしているのだろう。私は加害者の脱暴力支援はしているけれど、いわゆる被害者の支援もできる限りやってきている。シェルターも提供するし、保育サポートもグループワークも、カウンセリングも行う。時には経済的なサポートも行う。私の加害者支援は被害者支援と矛盾しないし、先に加害責任をとらせないから被害者として支援を受けない、という被害者のクライアントは今までにひとりもいない。とにかく、加害者を何とかして欲しい、自分の困難をサポートしてほしい、という方は多いけれど。被害者支援をされている専門家の方、大変な状況であることは承知だけれど、加害者のことはとにかくせめて被害者に関しては、徹底的に支援してほしい。また冷静さを欠いた支援で被害者をおいつめるようなことはして欲しく無い。他人事の加害者責任論を言う前に被害者の回復なり生活支援にどれだけの有効性がでているのか、自らの責任を問うてほしい。もちろん専門家ではなく、被害当事者自身の私に対する思いがあるのなら、私に苦言でも注文でも伝えて欲しい。私は加害者であれ被害者であれ、当事者の心に寄り添いたいと思う。けれど、当事者を上から支援なり救済あるいは教育なり更正なりしようとする専門家とは、今、あまり議論したくない。かなしくなるから。

  2005/10/14

  コメント(8)

• 夢

  私がずっと昔にみたすごくリアルな夢のことを書こう。夢といってもこれは夜、睡眠中にみる夢のこと。ある夜、夜空いっぱいに大量のＵＦＯというか宇宙船が飛来している。その宇宙船からは次々にロボットらしきマシンがおりてきて、そいつらは、バリバリと機銃掃射を加えて、人間を殺していく。ちょうど、少し前に見た、トム・クルーズの宇宙戦争のような感じ。でも、私の夢では巨大なポッドが直接人殺しをするのではなく、人の大きさのマシンが人を殺して行く。私は結局逃げ切れず、マシンに撃たれる所で覚悟した、が、マシンは私を撃たなかった。何故と問えば、マシンは「お前はテストサンプルとして、ずっと以前にＤＮＡにデータを入れている」とのことだった。呆然としている所で目覚めた。ものすごくリアルで、単なる夢のようには思えなくて、心のどこかにいつもあのマシンのメッセージが潜んでいる。その夢をみたのが２０代はじめのころだった。それよりはるか以前の子供の頃から、私は大人達の言葉に違和感を覚え、異義をとなえる度に、教師と対立した。そのころも今も、私の心に湧いて出るイメージや言葉がどこからやってくるのかわからない。でも、あの夢を見て、私は少し納得もした。私は大きな者に命を与えられ、命の意味も与えられていると。いわゆる天命というやつ。この天命に従っていれば私は護られるし、困難も乗り越えられる。そして、どんな時にも孤独ではないと。きっと私の脳は、記憶力とか計算力とかいう機能をかなり小さくし、その分、スピリチュアルなメッセージ（天からの声？）がダイレクトに届くように特化しているのかもしれない。と、。考えると、私のこれまでの行動も私をめぐる様々な現象もすべて納得がいくのです。でもなぁ、こんなこと書いても、世間では、やれやれＵＦＯおたくが何かたわごと書いとるよ、くらいにしか、理解されないしなぁ。いいけど。あなたはこんな体験ないのかな。私の体験ってどう思う？

  2005/10/14

  コメント(6)

• 報道

  夜中に取材問い合わせの転送メールが入ってた。零時半に連絡先の携帯にかけた。さすがＮＨＫまだ仕事してた。かけなおしてもらって、説明。養育費とか面接交渉（親子面会）のことを番組にしたいとか。まだ、企画案の段階で企画がとおるかどうかはわからないが、とのこと。クローズアップ現代とか関西クローズアップでは、さんざんイヤな思いさせられているから、ＮＨＫなんかにでてやるか、という思いもあるけれど、私の仕事がある程度社会的な認知をうるには、妥協もしなくては、という思いも。で、面接交渉（ビジテーション）がどういうものか、なぜうまくいかないのか、などについて、レクチャーしました。離婚となると、調停や訴訟で面接交渉が取り決められることが多いけれど、それを履行する専門家が日本にいないし、施設も法律も概念も無いから、まあなかなかうまくいかない。こどもの意見表明権も両親に愛される権利も無視されている人権後進国、日本。こんなんではいけない、ということで、私の所（日本家族再生センター）ではビジテーションサービスを提供する援助の一つにしている。このサービスは、保育、心理カウンセリング、加害者対応、などのできるスタッフが何人かいないと実行は難しい。日本ではむりだろうなぁ。被害者支援もままならない国だもの。ましてや加害者対応も保育もできる施設なんて日本にはないよなぁ。アメリカでは、加害者対応は厳重だったけれど、セラピーは外部のスタッフにいらいしているとかで、規模はでかいけれど、質は私の所が優れているだろうなぁ、と自負。まあ、そんなこんなをせつめいしたけれど、どーなることやら。今日は親子ワークと男のための非暴力ワーク両方しました。今日は１２回セッションの初日でした。参加者はすくないけれどその分、話す時間が多くもてて、参加者はけっこう得した感じじゃないかな。このワークのことはまた明日にでもかきますねぇ。

  2005/10/13

  コメント(8)

• 電話２

  先日も、私は電話やメールでのカウンセリングは行わない、と書いた。信頼関係ができないところでは、責任を持って聴けないということ。けれど、信頼関係がなりたつ場合、やむを得ない限りにおいて、電話でのカウンセリングを行う。先日もそんなことで、電話をとった。コーラーのやり場のない不安や怒り、悲しみや絶望、もちろん、望みや義務感などの気持ちもある。けれど、過去の体験があまりに理不尽で苦悩に満ち、社会の抑圧構造に原因するものとなると、本人の努力では、どうにも答が出せないままになってしまう。蓋をしても今、目の前に同じ情景があれば、常にフラッシュバックに襲われる。それがくり返されたら、もう目をあけることも出来なくなるし、息をすることも、動く事もできなくなる。生きる事さえできなくなる。そのコーラーはときどきパニックになって発作がおこってしまうとのこと。だから外にでることもままならないし、自分のやるべき仕事とかを放棄している自分をまた許せなくて、自己嫌悪にもなる。そして、こんなになってしまった原因は他人にあって、そいつはのうのうと生きていることにまた、許しがたい憎しみと悲しみがおこり、感情が混乱してくる。とりあえず、薬でやり過ごしながら生きてきた、けれど、時間とともに楽になつてきた部分と、逆により、混乱しつつある部分とがあるという。心療内科でも聴いてもらえず、薬だけをもらっているけれど、どうしても誰かにわかってももらいたくて、電話したとのこと。そんなコーラーの気持ちを誰も、家族でさえも、理解できず、受け止める事はできなかった。それは、家族が悪いということではなく、家族でさえ、受け止める事の出来ないようなことがコーラーの人生におこってしまったということ。そのことからコーラーの人生は１８０度転換する。もがけばもがくほど追い詰められ、傷つけられていく。もう、答は無い、ノーチョイス、もう、答は一線の向こうにしか無いように思えてくる、あるいは、一瞬ですべてを忘れさせてくれる、ドラッグ、・・・ｅｔｃ私はただただ、心を澄ませてコーラーの言葉に耳を傾ける。もちろん、私にもノーチョイス、答はない。けれど、その渾沌とした感情によりそい、不安や憎しみを受け止め、魂のふるえに私の魂を共振させる。コーラーは嗚咽しつつ語る。私も泣きながらうなずく。電話の向こうのコーラーが目の前にいるように、愛おしく感じられる。１時間の電話では、当然コーラーを取り巻く状況は何も変わらない。コーラーの生活も変わらない。けれど、ひとつ確実に変わる事が有る。コーラーの体験や思いを真剣に聴き、一緒に悩み悲しみ、幸せを願ってくれる人が、確実にいるということを実感できること。もちろん私は確かに無力である。そして、そのコーラーが最後に私を救ってくれる。電話してよかった。と、ひとことで。これから、そのコーラーの回復が始まる。世界はすぐには変わらない。けれど、そのコーラーは少しずつ成長し、力をつけ、世界を変えて行く力さえも獲得して行くだろう。それは私の希望でも有る。たった一本の電話の大きな可能性。

  2005/10/12

  コメント(8)

• 食欲

  夏も過ぎ、食欲の秋。煩悩だらけの私は欲望をおさえるのはあまり好きで無いので、欲望は満たして幸せになりたい。とはいうものの、食欲は簡単に満たせるし、どん欲に満たす事も可能。食べて食べて、ということも可能。さすがに私は有る程度のブレーキはかけてるけれど。少し危うい。私は自分は料理の天才、と思うくらいなので、安くておいしいものは自由に作れます。だもんで、ついつい食べてしまいます。なのに走る時間がすくないので、エネルギー収支が黒字になってしまいます。そうです、腰回りがたっぷんと。これでは、いざと言う時に、安心して脱げません。こまりました。いや、今直接困ることは、残念ながらないのですが。ちなみに今日のメニューは中華ちまき、棒棒鶏、豆腐サラダ、若布スープ、三色団子です。粽は竹皮で作りますが、在庫がなくて、いわゆるヘギで作りました。難しいけれど。でも味はとつてもよかったですー。食べたら幸せになれる、そんな感じかな。みなさんもおいしいもの食べて幸せになりましょう。では。あ

  2005/10/11

  コメント(4)

• でんわ

  私は基本的にメールや電話でのカウンセリングは行わない。それを始めると相手との個人の責任においての対話ができなくなり、こちらも責任がおえなくなるということと、こちらのプライベートな時間がなくなつてしまうということ。けれど、私のクライアントが危機に陥った時に、電話でサポートするのは私には当然のことなので、電話を拒否すると言う事はしない。もちろん、不携帯の時とか、来談中とかは電話に出ないのは、了解してもらっている。にしても、今日も電話がおおかった。死にたいとか、ぶち切れそう、とか、こどもにつらくあたってしまいそうとか。ほんとに追い詰められている者の悲痛な叫びである。死にたい気持ちは良くわかる。でも、死ぬ前にとりあえず、こちらにきてね、とか、ぶちきれるのはいいけれど、ぶちきれて包丁つかむのではなくて、いんしつな仕返しで相手をこまらせてやったほうがいいんじゃないか、とか、こどもが泣いてても、ほつたらかして、とりあえずビールでも、のんで、少し気をらくにしよう、とか、その時の状況で相手の暴走しかかっている思考にブレーキをかけるために、いちばん有効で即可能な方法を提案する。それでとりあえず、相手は今、問題を起こさず、危機をやり過ごせる。次回のカウンセリングまでなんとかつなげば、とりあえず、問題は拡大せず収束して行く。たしかにそういう意味では電話は便利なツールです。けれど便利だからこそ、トラブルも発生し易いようだ。電話では、表情が見えないので、言葉の伝達が難しいということがある。さらに携帯では、プライベートな時間にも侵入してくる事も、問題のひとつである。それにしても、今、時間がぎりぎりの所で活動しているから、これ以上電話が増えたら、ほんとどうにも眠る時間がなくなるぅー。

  2005/10/10

  コメント(9)

• 男性学会議２

  やーっとおわったよー。第一回日本男性学会議。～ＤＶ虐待加害者アプローチ研究全国大会～と銘打ったぶっつけ会議。何せ、歪んでとんでもない所に流れてしまった日本の男性解放運動が消滅する前に、なんとか、希望の火をともし新しい流れを作りたいと願う私。男性問題は暴力だけでなく、所有とか支配を是とするパワーコントロールの価値観なども全て含まれるし、その問題をどうやって自身からそぎ落とすか、と言う事かも知れません。少し突っ込んだ議論になりますが、欧米では家族の暴力に対して犯罪として扱われるだけで無く、加害者には非暴力トレーニングが義務付けられる事が多いのです。日本の法律にはこれがありません。保護命令が出て、接近禁止とか自宅退去は申し渡されますが、ある意味野放し、良く言えば、ケアがありません。これでは、加害者はかわり得ないから、加害者プログラが必要と言う議論がなされます。で、どういうプログラムが有効なのか、という議論になる訳ですが、いい悪いを判断するのは誰か、ということになります。例えば、医者なら、医者が、学者なら学者が、カウンセラーならカウンセラーが、それぞれ判断するべきだ、となりますが、いつでも必ず排除されるのが当事者です。当事者こそが、どのプログラムが本当に有効だったかを知り得るのに、その当事者の意見は排除されて、いわゆる専門家が当事者を権力でコントロールするという事態が生まれます。これはどの業界でも言える事でしょう。私は反権力、非暴力の運動を続けていますから、この権力構造には組みしたくはありません。ところが、当事者が語る、と言っても、マスコミは報道もしてくれません。ほとんど参加者も集まりません。ほんとに難しい所です。私は専門家が無意味とは思ってはいませんが、専門家が当事者を権力で支配するのにはとても違和感を感じますし、私はそう言う場を自分ではつくりたくはありません。専門家も一人の当事者として、あるいは当事者性を持った援助者として関わってほしいとの思いをもっています。ですから、先生が、教え導くと言うイメージをマスコミには流して欲しく無いのです。ですが、今日の会議でも、マスコミは有名な先生ばかりにカメラを向け、一般の参加者も、有名な先生の話ばかりを聴きたがります。誰かが何かを教えてくれるということに意味があるのではなく、ひとりひとりが、自分とどう向き合って、新たな自分をどうやつて見つけるか、ということが大切なのに、専門家は答えを教えたがるし、普通の人は答えを聴きたがります。当事者の求めているのは、そして当事者が非暴力に至るために必要なのは、そんなものではありません。寄り添ってくれる、信頼してくれる、友であり、仲間こそが必要なのです。来年の男性学会議は、このことを伝えたいな。あなたはどう思う？

  2005/10/09

  コメント(10)

• 8日の日記

  なんとか初日は無事こなせました、男性学会議。参加者数は理想からは程遠いけれど、なんとか、納得できるくらいかな。ほんとに参加してくださった、ひとり一人には深く感謝です。社会の暴力性とか非暴力のための論理とか、多少は伝えられたかな。有り難いです。明日は具体的な加害者の脱暴力プログラムの実践者の発表です。楽しみ楽しみ。私の援助論が世間に理解されるにはあと１０年ほどはかかるだろうけれど、私のクライアントである加害当事者はもちろん、被害当事者もちゃんと理解してくれていると言う事に対しては絶対的な自信をもっています。が、それをどうやって世間に伝えるかですよねぇ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　味

  2005/10/08

  コメント(2)

• 男と花

  以前にも書いたかなあ、男は自分のために花を買う事はほとんどないって。私は男性運動の絡みで、そりゃそうだっと、男だてらに花の楽しみを味わっていました。以前は月に一度か二度はいつもの花屋に行って２０分くらいおしゃべりして、安くしてもらった花束をかつて帰ってました。ところが、数年前から、うちにネズミが出始めてからは、せっかくの花がかじられて無惨なことになるので、花を買うのを控えてました。実は明日は男性学会議で、講演やらパネルトークをしますが、その演壇にお花を飾りたく、でも大きな会議室にあう花は、生花にしてもアレンジにしてもかなりのボリュウムが必要なので、二日間だけのために高いものは、私には買えません。スタッフが用意してくれたものとは別に、私なりのフラワーアレンジを加えました。なんのことはない、百金の造花です。近くで見たら、とんでもない代物ですが、遠くから見たら、どはでな色がけっこういい感じ。なんちゃったりして。なんせおじさんが予算千円で、１０分で作るフラワーアレンジですから、いいかげんなものです。いや、おじさんというより、おばさんの私がつくってましたね。あれは、きれいなのはすてきって、うっとりする感覚ってやっぱおばさんでしょう。

  2005/10/07

  コメント(2)

• 離婚

  今日もハードワークでした。男性学会議を明後日に控え。バタバタ。なのにカウンセリングが連続四件。どれも暴力や、離婚絡みのケース。男性も女性も。みんなそれぞれにいい人達なんですが。なぜか家族が解体しかかっていたり、別居中、離婚訴訟中とか、保護命令中とか、いろいろ。年齢もいろいろ。現在は結婚の四分の一が離婚する時代。いろいろと未熟だったり、時代の変化についていけてなかったり、と、話をきけば思い当たる節はあります。が、一方的な話だけだと、しんじつはなかなか見えてこない。なのにねえ、どこも暴力というだけで、援助者が冷静さを失って、当事者に感情移入し過ぎになって巻き込まれる状態になつてしまう。当然、当事者も問題解決できなくてさらに追い詰められるということもあり得ます。ほんとに難しいです。でもなんとか、しなくちゃね。

  2005/10/06

  コメント(8)

• 家族

  このごろつくづく思うけれど、家族ってなんでしょうねぇ。みんながおなじ家族像をもつていればいいけれど、実はみんな違う。違う人がくつついて、新しい家族を作るんだから、思い違いやすれ違いはおこって当たり前。けれど、自分の家族像こそが絶対と信じている人は恋の幻想がさめた時には、なんでこんな事になるの、私は裏切られた、ということになってしまいます。裏切られたことで傷付きその痛みを相手にまたぶつけます。悪循環です。結婚の1/4が離婚する現実は家族であることの難しさの現れでしようか。実は私の家族はかなり変。私は連れ合いを養ったことはないし、こどもの食事は面倒見みてるけれど、教育費はほとんどゼロに近いし、連れ合いも本人以外の誰かを養った事はない。どちらもまともな会社とかに長く働いた事もない。現在は連れ合いは立派な障害者（一級らしい）だし、２１才の息子は２年ごしの立派なフリーター。私は役員報酬も何も無い無償ボランティアの事業主。だれもまともに働いいてはいません。けれど、それで不安になって、生活できないとかもなく、家族にいさかいもなく、もちろん、車もなく、何の問題も無く生活しています。将来が不安にならないのか、とよく言われますが、お金があっても不安になる人は不安でしょう。目減りしたらどうしよう、倒産したらどうしよう、盗まれたらどうしよう、火事になったらどうしよう、とか、考え出したらきりは有りません。またお金の不安はなくても、普通の人なら病気になつたらどうしよう、ガンになったらどうしよう、などなど、不安のネタはつきません。でもなあ、私はお金や財産は何も無いけれど、健康もあるし、健康を維持する知識も技術もあるし、いざとなれば金を稼ぐ能力も有るし金が無くても生きて行く生活力もあります。それでもダメな時はあきらめて大往生することもできます。こんな私ですから、家族のしがらみからはほとんど自由だし、家族にまつわる不安はありません。なんとかなるでしょう。問題がおこれば、その時に考えればいい、とまじで考えています。こんな事言うから、無責任だとか、いい加減なやつなんていわれるんだよなぁ。まあ、いいけれど、何言われても。こんな私のこんな家族だけれど、少なくとも私はこの家族で満足してるし困ってもいない。きっと連れ合いもこどももそうだろうと思う。離婚届にお互いの判子ついていつでも出せるようにしているから、嫌ならさっさと届けを出して出て行く事はすぐにできるんだから。こどもだってバイトだけれどやりくりすれば一人で生きていけるのは確かだから。

  2005/10/05

  コメント(5)

• ギャップ

  今日はある学校のセクハラ防止委員会のアドバイザーとして会議に参加してきました。定期的に行われる学習会をかねた会議ですが、スクールセクハラが事件になったり、問題視されることの多いこの頃、学校も対策をたてない訳にはいきません。問題がおこらないよう、ちゃんとした対応を考えることは学校なり、事業者の責務です。その学校はそれなりに先駆的に取り組んでいるのは真摯な態度と評価したいと思います。学生や職員のひとり一人の人権を守ろうという意識があるのは立派と思います。もちろん、行政の働きかけなども有るのかも知れませんが、委員の真剣な態度には敬意を感じています。そんな中で私が委員に伝えるのは、性における社会構造や性意識と性行動などの知識部分と、被害や加害の当事者とどう向き合うか、などのカウンセリングマインドやら、それぞれの自己受容、自己肯定などのメンタルな部分と。学校という所は教える教えられるという権力構造が前提の人間関係があります。自らの権力構造に対する認識を理解しないと、単なる知識ではセクハラと言う問題に向き合う事も、防止する事もできないのではないかと思います。性的な問題を語る事表面化することがどれだけリスキーなことか、当事者はわかっているけれど、他人事で語る教員にはそれがなかなかわからないし、わからない教員に当事者は語る事もないかもしれません。学生の間では、親世代には想像もつかないような話が語られ、事実だけは先行していきます。事実が表面化した時は、それを受け止められない大人は、とんでもない学生がとんでもないことをした、としか考えず、問題の本質的な対応には至らず、何も解決しません。セクハラを予防し問題を解決していくには、当事者と援助者の価値観のギャップをうめて行くことが必用とお思いますが、そのためには当事者の思いに寄り添いしっかり心を聴くしかありませんね。知識だけでは解決しないでしょうねえ。

  2005/10/04

  コメント(8)

• 心と脳

  今日、日経サイエンスの「心と脳」特集をペラペラめくってて、確信した事だけれど、科学ではまだ心についてまだ何もわかっていないということ。ｆＭＲＩやらＰＥＴで、脳の血流やら活性をかなり精密に測定できるようになって、脳の仕組みについてはかなりわかってきている。けれど、心は脳の神経の状態だけで決まるのでは無く、全身の身体感覚やら物理的状況にも影響されるし、それは社会や環境の影響も受けると言う事で、ＰＥＴで測定する人（観察者）の影響でまた変化する。となると、量子論の不確定性原理みたいに、はっきりしたことは言えないということになる。実際、「心が脳を変える」という著書には量子論で精神構造を語っている部分もある。とどのつまりは認識とは本人が感じる状態と言うしか無くて、客観的な証明は何も無いということ。となると、精神医学も心理学も単なる偶像でしかない。私もそう思う。むしろ、シャーマンの方がよほど意味深いものかも知れない。薬物とか、精神分析とか、いうより、真実の祈りや、無条件の愛の方がよほど、心に大きく影響するのではないかと思う。心や魂の傷みを終らせるには、やはり心や魂の力こそが必要なのでは無いかと思う。薬や理論は有れば多少は約に立つ道具くらいのものだろう。使い方を間違えれば毒にもなる。

  2005/10/03

  コメント(6)

• シェルター

  ここ二日間、母子のシェルター利用でバタバタしてました。宿泊、食事、保育、相談（カウンセリング～雑談）その間に別の人のカウンセリングやら相談電話やら研修やら・・・ああああ今回のクライアントはＤＶ被害だけれど、行政のシェルター入所以降生活支援がはっきりしてなくて、本人がすこしししんどくなっていたので、私の所でシェルター利用してもらって、充分に話を聞かせてもらいました。本人は能力も意欲も有るのに、サポートが不十分で、仕事、お金、保育、生活の、このバランスよい、サポートができないばかりに心理的に追い詰められているような気がしました。私が充分に聞き込んだから、多少は楽になってもらえたのでは無いかな。いざとなったら、なんとしても生きていける、ひとりじゃないんだから。という安心感があれば、かなりのところでも人は生きていける。けれど、だれにもわかってもらえない、助けてもらえない、自分には能力もない、という状況になると、人はそれだけで不安になって、本来の力さえ出す事もできずに、自滅してしまう。援助者がとことん聞いて、とことん受け入れるだけで、多くのの当事者は生きていける、これは私がこれまでに続けてきた援助から学んだ実感です。

  2005/10/02

  コメント(6)

• いそがぴー

  今日は保育サポート、シェルター利用、電話、などがあり、チョーハード。もう眠くなってきたので、寝ます。明日もはやいんだー。起きれるかなあ。だれか朝、６時半に起こしてくれー

  2005/09/30

  コメント(2)

• 非暴力ワーク

  今日は男の非暴力グループワークの最終日。１１回の最終セッションでした。最後なのでワークはせずに主に自由な語りをしてもらいました。それぞれが、ワークに参加するに至った自分の行動様式について思い起こし、そして、現在の非暴力のプロセスを歩む自己の思いを語ってくださいました。暴力に至った理由は様々ですが、それまでの男としての有るべき自己像と家族への支配的な価値観が連続してありますし、その価値観は（男）社会全体に共有されるものでもあります。効率、合理性、管理、反省、忍耐、などが何より優先される価値観です。ある意味それは一歩間違えると非人間的な行動に人を駆り立てます。企業社会で求められるこの合理性と、人間としてのゆとりある家族の感覚と、どこで折り合いをつけるのか、どこでスイッチングしていくのか。とても難しいことを彼等は語ります。無条件に子供を受け入れた方がいいと言う思いと、保育園や地域社会の要求として子供をしつけなければならないという現実との間で一人責任を負わされる母親の苦悩にも通じるものが有ります。虐待する親やパートナーに暴力的な言動を行う人の苦悩は実は、その人達の問題と言うより、その人達の置かれた社会の問題と言い変える事もできると思います。私は社会の要請を拒否して独自のライフスタイルを獲得したから葛藤はありませんが、たまたま私の価値観を理解してくれるパートナーであったこと、私にいっさい干渉しない親族であった事など、の幸運も大きく影響しています。そうではない多くの男達の苦悩はまだまだ続くと思いますが、少なくともワークに参加してくださる男達は、少しずつ非暴力への人生へと歩みを変えています。希望の光は決して遠くに有る訳では有りません。

  2005/09/29

  コメント(6)

• 被害者

  ＤＶで被害者といえば、相場は女性ということは当たり前。立件される９８％は女性が被害者ですから。けれど、ＤＶを心理的なものも含めあらゆる暴力的言動とした場合、被害者は必ずしも女性ばかりとは言えません。内閣府の調査でも配偶者に対する身体的暴力の加害行為の有無は男３５％女２０％が有りと答えていますから。男は自分が傷ついたとなかなか言えないから、力で優位に立とうとする。これが暴力に発展し、加害者として立件されることになる。被害の段階で公的に訴えれば加害者にはならなくてすむのに。一年程前のあるクライアントは、外面は良く家では暴君のパートナーの支配に耐えかねて、家を出た方。経済的にも負担が大きいので弁護士に頼らなくても裁判はできるからとアドバイスし、その方は訴訟に持ち込みました。相手方は触れただけ、暴力では無い、と開き直っていました。自分が仕事で疲れてストレスを溜めていたからやさしくはなれなかったけれど、訴えのような暴力暴言はあり得ないと。ほんとにＤＶ加害者は同じような反応を示します。ですから、私は加害者に対しては、事実であれば素直に暴力の存在を認め、謝罪し、償いのプロセスも提示しなさいよ、と、弁護士なら言わないだろうアドバイスもします。離婚になるかならないかということより、お互いが不信を解き信頼を回復して、納得できる離婚なり再同居に至ることができるかどうかが問題なのだから。昨年のそのＤＶ被害者のクライアントは男性でしたが。

  2005/09/28

  コメント(11)

• 今日の料理

  今日の料理教室はカレー炒飯とカレイの空揚げ甘酢あん、春雨サラダにコーン卵スープ、ミックスジュースです。炒飯を作る時に話してたことだけれど、私の中華鍋は二つあって、ひとつは２５年以上使っているもの、一つはゴミでひらってきて、１０年くらい使っているものです。油もなじんでいるし、手放せません。もちろん、鉄です。鉄が溶け出しても鉄分補給にはなっても毒にはなりません。けれど、最近は鉄鍋は少なく、アルミにテフロン加工したものが主流。確かに使いはじめはくっつきにくいということは事実です。それに軽いし安いし。けれど、テフロンは高温になると、はがれ易くなります。また使っているうちに少しずつ表面が痛んできて、やがて地金のアルミがでてくるようになります。すると、とても焦げ付き易くなりますし、アルミが溶け出すという、あまり良く無い状況になります。で、多くの人はまた買い替えるということをします。結局ゴミが増え、メーカーはもうかるということ。私みたいに何十年も使ったり、ゴミから再生したりしていては、メーカーはもうかりません。ほんとは鉄がいいことくらいはメーカーもわかつているだろうけれど、儲けるためには、テフロンを売り付けるしかないよなぁ。ところで炒飯をうまく作るコツは（鉄鍋が前提）鍋（中華）を充分に熱して、油を多めに加え、さらに油の温度があがった所で少しずつ材料を加えること。もちろん最強の強火を維持します。できれば鍋を振って、材料を混ぜ合わせます。家庭用のガスは火力が弱いので、４０００キロカロリーのバーナーだと、四人分が限度。２０００だとその半分、一度には二人分しか作らない方がいいでしょう。ということですが、実際にやってみないとわかんないよなあ。

  2005/09/27

  コメント(5)

• ご心配をおかけしました。

  いやはや、一時はパニックになってましたが、サポーターのアドバイスで、もともと設定したときのＥ－ｍａｉｌアドレスとパソコンが記憶しているアドレスが違う事がわかりました。おかげさまで無事ログインできました。引き続き、このページで書き続けますので、よろしくおつき合い下さいね。

  2005/09/27

  コメント(4)

• トラブル

  なぜだか、パソコンが壊れたのか、どうやってもこのブログにログインできなく なりました。あれこれやつてるうちに 新しいブログサイトの開設になってしまいましたよー。味くんの家族再生支援日 記というテーマは同じなんだけど、アドレスが変わります。 http://plaza.rakuten.co.jp/jafarec 　です。　　たぶん l

  2005/09/26

  コメント(4)

• 研修

  今日は二件のビジテーション（親子面会）とお便り相談の研修とでほんと分刻みのスケジュールでした。途中で車が故障したので待ち合わせ場所に行けないとか、いろいろとハプニングがあったりして、ハラハラしましたが、いちいち連絡取り合って、乗り切りました。こんな時、携帯は便利ですねえ。移動しながら連絡できるからなあ。お便り相談の研修では、当事者の視点の援助であるとか、抑圧の構造に加担しないカウンセリングであるとか、援助者自身の自己成長であるとか、そういった、従来のカウンセリングにはない視点を研修生がちゃんと吸収してくださっているのが良く伝わってきて、ほんとに、有り難く思いました。一般にカウンセラーになるには臨床心理士にならなければならないと考えている人も多いと思いますが、現在、カウンセリングに関して国の規制はありません。臨床心理士も臨床心理士協会が発行している、任意資格でしかありません。産業カウンセラーも同じ。早い話、誰がカウンセラーと名乗って仕事をしてもかまわないのです。ところが、これではいけない、質を高めなければと言って、臨床心理士会や行政は臨床心理士を国家資格にしようとの動きで動いています。が、ますます、ひどいことになるのが目に見えています。カウンセラーをカウンセラーたらしめるのはクライアントであって、国家ではありません。精神科医は投薬しますから、ある程度の法的規制はひつようでしようけれど、カウンセリングは人の心や魂をあつかうことで、人の心に国家が基準を設ける事はできないし、してはいけません。カウンセラーの質を高めなければならないと、私も思いますが、それは国家が基準を設けてできるものではありません。しいていうなら、クライアントだけが、カウンセラーを評価できるのです。心が癒されたか傷付いたかを知っているのはクライアントなのですから。カウンセリングが国家資格を持った臨床心理士の専売品となったら、利権の構造がうまれ、当事者が食い物にされる事になるのは目に見えていて、カウンセリングの質はますます低下していくでしょうねぇ。ま、いいけど。どーなっても私はカウンセリングをおこないますから。もぐりでけっこう。万一摘発されたら、私はメンズカウンセリングはしているけれど、カウンセリングはしていないと突っぱねるかな。

  2005/09/25

  コメント(6)

• ハードワーク

  ハードワークでした。あさは５時半に起きるつもりが、目覚ましをとめてまた、少し眠ってしまって、起きたのが６時すぎ。慌てて着替えて、植木に水やり、魚に餌、ネズミにお手させて餌。６時半には家を出て電車に乗って・・・。午前中は相談業務、昼からは相談員養成講座、その後は、学習会のミーティング、山科駅に辿り着いたのが９時半。すぐに事務所に電話がかかって、約１時間。うちに帰って１１時。明日の研修の資料作りしてメールチェックしてもう日替わり・・・あああ、いちにちがぁぁぁ。ほんまになぁ、よーやります。こんだけ仕事してたら、せけんなら、ものすごい給料もらえるんだろうけれどねぇ。まあ、いいか、私は人に言われてやってるんじゃなくて、自分のやりたい事をやってるんだから。ただ、いつまでこのハードワークがこなせるのか、気にならないでも無い。そういう意味でも、後身というか、私の仕事を肩代わりできるスタッフを養成しなくちゃねえ。でも人を育てるのはほんとに難しい。明日は明日で、ビジテーションが二件、すぐに大阪に動いて研修を四時間こなして、京都に帰ったら、カウンセリング・・・あああぁ。もう、今日はねよう。おやすみぃ。

  2005/09/24

  コメント(6)

• 離婚訴訟

  日のクライアントは訴訟中の人と訴訟が終った人と。いずれも離婚訴訟です。暴力絡みで離婚を申し立てられた方と、相手の不誠実と別居で離婚訴訟を申し立てた方と。いずれも男性。いろんな訴訟に関わってわかったんですが、本人の主張や状況証拠などから考えると、どうみてもあり得ない暴力でも、女性はそれがあったかのごとく申し立てるのが当たり前のようです。有利な結果を導くために、様々な方法がとられるようですが、事実のわい曲やねつ造も、残念ながら当たり前にあるようです。私は訴訟なんてそんなものだから、変に正義だとか、公平な審判を期待してはいけないし、相手の嘘に怒って感情的になつたり、自暴自棄になったら、相手の思うつぼ、何を言われても冷静に沈着に相手の嘘を論破するように、とアドバイスします。ただ、私はやったことはやった、とはっきり真実を答えて欲しいし、相手の暴力や怠慢、不義などがあれば、それも正直に答えてください、とアドバイスします。相手は嘘で臨んでもあなたは真実で答えてくださいね、と。もちろん、それでも納得できない判決になる可能性の方が高いから、それも覚悟しておいてくださいね、ということも。私は弁護士ではないから、非弁活動はできません。あくまでアドボカシーという援助の一貫です。欧米ではアドボカシーが訴訟に入れますが、日本ではアドボカシーそのものが認知されていません。私の援助はクライアントの法的利益の追求ではなく、クライアントの自己決定のための心理的なサポートです。この心理的なサポートがあればクライアントは弁護士に依頼しなくても、自分で離婚訴訟をすすめる事は難しくはありません。また弁護士がついたからと言って弁護士がちゃんと動いてくれるとも限らないし、有利に運ぶ訳でもありません。私のかかわったケースでは弁護士の有無は判決の有利さには関係ないようです。ただ、自分で訴訟をすすめるための心理的なゆとり、調べたり書いたりする手間、それらを確実なものにするカウンセリングやアドボカシーという援助があれば、ということですが。いずれにせよ、一般の人が認識している裁判と、実際に行われる日本の裁判は形も結果もまったくちがうということ、これは、なんども裁判所に出向き、書類に目を通したものにしかわからないことだということ、ほんと、私も以前は何も知らなかったなあ。こんなこと知れば知る程、結婚なんて軽い気持ちでしちゃいけないよ、と言いたくなります。フランスのようにお試し婚なるものがあればいいのにね。

  2005/09/23

  コメント(6)

全4228件 (4228件中 4101-4150件目)

< 1 ... 78 79 80 81 82 83 84 85 >