テーマ:ニュース(99717)
カテゴリ:裁判傍聴日記
(前回の記事:http://plaza.rakuten.co.jp/akairokujaku/diary/200805210000/) この被告人、行きつけの飲み屋に女性を連れて行き、 ワインをを大量に飲ませる。 自分三択クイズと称して、被告人自身に関する問題を三択にして出題して、間違えると 罰ゲームとして、ワインを一気飲みさせた。無理矢理。 もちろんそんな、男自身に関する問題なんて正解できることもなく 女性は何杯もワインを飲まされた。 ちなみに、この男、飲み屋に「いつもの!」と注文すると、ウーロン茶が出されるように お願いしていて、女性に対してはそれを焼酎のウーロン茶割りと偽って、 ウーロン茶しか店では飲まなかった。 あれ?それって月9のドラマ「上を向いて歩こう!」で舘ひろしが、 ”シャーク・スペシャル”と称して使っていた技だな。 絶対この被告人、舘ひろしの影響受けてると見た。 店の証言によると、この男、いつも違う女性を連れてきて、同じようなことを 繰り返していたという。もちろん男は「いつもの!」=ウーロン茶 しか飲まず、 会計の明細もソフトドリンクではなく焼酎と表記するように頼んでいた。 で、ホテルに強引に連れ込み、強制わいせつに至る。 ちなみに、検察官がこのわいせつ行為の内容をこと細かく説明している瞬間、 隣の席の変態男の息の荒さはMAX状態!最高到達点、K点越えしていたね。 ・・・たのむ・・・消えてくれ・・・! そしたら願いが通じたのか、いきなり、急に、ダッシュで消えてくれた。猛ダッシュで。 ・・・・・?・・・?・・・トイレにでも駆け込んだのかな? ・・・・・・・・とりあえず深いことは考えないようにしよう。
で、私にとっての見せ場は最後にやってきた。 裁判では次回の公判日を最後にその場で決める。 まさに『それでもボクはやってない』の世界です。
裁判官「次回の公判ですが、検察官、追起訴があるんでしたっけ? 検察官「5月30日までには追起訴できる予定です」 裁判官「じゃあ、それを待って・・・、6月第1週は?」 検察官「証人尋問を考えてまして、2週目以降でお願いしたいですが・・・」 裁判官「あまり、先延ばしにしてもね・・・、 弁護人「えーと、もうちょっと日数が欲しいですね・・・」 裁判官「・・・あんまり、伸ばしてもね・・・・、拘束日数増やすだけなんですから・・・。 ここから永遠、裁判官と弁護人とのやりとり。弁護人3人(1人は研修)のそれぞれの 裁判官「(困惑と若干怒り気味に)あの、裁判所はね、いつでもいいんですけどね、 この数十分も続くやりとりを誰も退席せずに眺めている。かなり面白かった。 弁護人「・・・7月ぐらいではいかがでしょうか?」 裁判官「それはいくらなんでも延ばし過ぎですね。どれだけ被告人の拘束日数を そうだね。弁護人はもっと被告人のことを考えてあげないと。 裁判官「じゃぁ、それでも遅いと思いますが、6月第4週、23日の週は?」 弁護人「・・・・・・すみません、そこらへん・・・6月はちょっと・・・・・・・、 株主総会???? ・・・先延ばしは作戦ではなかったんだね。 完全営利主義の弁護人たちの都合だったんですね。 そりゃ、個人よりも企業からの報酬の方が絶対良いからね。 一個人の人生よりも大口取引の方が大事なんですね。きっと。 で、結局次回公判は7/3(木)まで大幅に先送りにされたとさ。 めでたし?めでたし?
教訓 結局大人(弁護人)は営利主義。 安い仕事より、高い仕事。 民間企業はそんなもん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.23 13:51:37
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