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「コスト削減」
このフレーズは、どの会社でも取り組んだことがあるものでしょう。
しかし、それには2種類のコストがあります。
一つが、多くの企業が取り組んでいる対象の「見えるコスト」
私がここで言う「見えるコスト」とは、決算書の損益計算書上に計上される
接待交際費や消耗品費、福利厚生費などの経費を指します。
こればかりを追求すると、コスト削減どころか、従業員の士気を下げかねません。
もう一つのコスト、それは「見えないコスト」です。
これは決算書の数字になって現れません。
具体的にいうと…
宅配業者を想像してください。
配達員がお届け先のインターフォンを鳴らします。
しかし、留守をしていれば当然何の反応もありません。
これによって生まれる時間のロス。
出てこない限り、何度も何度も荷物を持ってお邪魔し、
反応なければ、その都度不在票を記入してポストに投函して荷物を持ち帰らなければならない。
これをロスといわず、なんというのでしょうか。
づづく
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