上州七福神めぐり
由来 昔から宗教を越えて庶民の間に広く浸透してきた七福神の信仰は、その起源が徳川家康の相談相手として活躍した「天海大僧正」と云われています。 「七難即滅、七福即生」といって、人々にとって避けることができない様々な難儀も、七福神の慧力によってそのまま福に転じうるという、転禍為福の願望が多くの人々の心をとらえてきました。 ここに、天海大僧正にゆかりの深い徳川家出生の地この上州に、古くから祀られてきた七福神を選んで巡拝のコースを設定しました。 三柴水明の地、自然といで湯を巡り浩然の気を養いながら、七福神の招来を願って由緒ある古寺の七福神を拝し、転変極まりない現代を力強く生き抜く福運を獲得してくださいますようご参拝をお勧めいたします。巡拝特色◎ 室内入堂 ◎ 本尊礼拝と対話 ◎ 希望により法話巡拝記念◎ 七福神手書色紙 ◎ 七福神御尊軸 -墨書・宝印入- ◎ 七福神奉納経(朱印帳) -墨書・宝印入- 授与ご希望の方は、事務局又は霊場にてお申し込みください。 ※ 上州七福神参拝のご相談は「上州七福神霊場会事務局」 0279-54-2298 (長松寺)大黒尊天 善宗寺(ぜんそうじ) 太田市只上原宿3631-1 0276-37-5184 開運招福・家内安全 頭巾をかぶり大きな袋を肩に掛け、手に打ち出の小槌を持ち米俵の上に立ってい る姿の大黒様は、台所の神様として親しまれています。元は古代インドの暗黒の 神で、仏教では戦闘神・厨房神ですが、のちに招福の神となり、お家の神様・五穀 豊穣の神様として信仰を集めています。福禄寿尊天 正圓寺(しょうえんじ) 前橋市堀之下町155 027-269-6585 健康長寿・子孫繁栄 頭が大変長く(ほぼ二頭身)、背が低く、杖を手にした姿で表される福禄寿は、南極 星の化身といわれ、「(子孫繁栄)、禄(財産)、寿(長寿)の三徳が備わってこそ人 は幸せ」というその幸福と金運と長寿の全てを備えた神。中国道教の教えを人格 化したとされる神様です。恵比寿尊天 珊瑚寺(さんごじ) 前橋市富士見町石井1227 027-288-3503 商売繁盛・豊漁繁栄 七福神の中で唯一の日本の神様の恵比寿さんは、元々は漁業の神様として祀ら れていました。後に庶民の間で豊作の神、福の神として信仰されるようになり、釣 竿を持ち鯛を抱える姿は、網を使って一気に漁をするのではなく、先を見越して地 道に竿で釣りをするという暴利をむさぼることのない清い心を象徴しているともいわ れています。弁財尊天 興禅寺(こうぜんじ) 渋川市赤城町三原田545 0279-56-8155 芸道上達・金運上昇 七福神で唯一女神である弁天様は、インド三美神のひとり水・大河の神です。水の 流れは音楽、話術にたとえられ、音楽・弁舌(知恵)の神様として親しまれていま す。日本に伝えられてから「弁才天」が「弁財天」となり、財宝を授けてくれる福の神 としても信仰されるようになりました。寿老尊天 長松寺(ちょうしょうじ) 北群馬郡吉岡村漆原1284 0279-54-2298 諸病平癒・不老長寿 長い白髪に杖、玄鹿(中国では二千年鹿のことをいい、長命の象徴、神の使いの 象徴とされる)を伴う姿の寿老人は、福禄寿と同じ南極星の化身です。また、老子 の化身ともいわれ、長寿を授ける神様です。毘沙門尊天 柳沢寺(りゅうたくじ) 北群馬郡榛東村山子田2535 0279-54-3954 出世開運・勝運上昇 甲冑を身に着け宝塔を捧げ、槍を持つ毘沙門天は、仏に帰依してからは、「須弥 山」を守る四天王のうちでも最強の神となりました。お釈迦様の道場でいつも説法 を聞いていたことから多聞天とも呼ばれ、知恵の神様としても祀られています。日 本では戦勝祈願、国土守護の軍神として武将たちの信仰を集めました。布袋尊天 霊山寺(りょうぜんじ) 甘楽郡下仁田町下仁田716 0274-82-2493 幸福招来・笑福円満 中国の実在の僧侶がモデルといわれ、大きな布の袋をいつも持ち歩いていたこと から布袋という名がつきました。天候占い、吉凶占いをよくし、人々に慕われ、 その人徳から神格化されて中国では弥勒菩薩の化身ともいわれています。