カテゴリ:キューバ雑学豆知識
「ってことは、皆、国家公務員ってことですか?」
何度この質問を受けたことだろう。 ご存知のようにキューバは社会主義国家。 社会を構成するほとんどの組織・団体が 国家により設立運営されている。 教育・医療・電気・水道・通信・情報・交通・飲食・小売卸・小売販売 金融・メデイア・観光・農業・林業・漁業・保険・サービス・製造・・・・ そう。全ての思いつく機関が国営だ。 あえて”ほとんど”と言わせてもらったのは、 数少ないが個人の営業が認められている職業も存在するからだ。 私達外国人にとって身近なものの一つが、宿貸し。 通称カサ・パルティクラルと呼ばれている。 カサとは家のこと。パルティクラルとは個人的なまたは私的な、と言う意味。 本来の意味は個人宅ということになるが 最近ではこの言葉は即に、外国人へ部屋貸ししている家、 という意味にとられることが多い。 キューバ人の生活に少しでも触れてみたい という希望からか、民宿へ泊まる人々が後を絶たない。 が、いくらこの商売が”個人”と言えども このビジネスは徹底的に国によりコントロールされ・チェックされている。 大家さん達は高い固定税金を支払いながら、経営存続に必死だ。 民宿へ泊まる方、必ずこの写真のマークを目印に 国家公認済みの家へ泊まること。 キューバの法律は、外国人がキューバ人の個人宅へ 国の許可なしで宿泊することを禁止している。 つまりこれは違法行為となる。 このシールは縦10cm×横13cmのサイズで ほとんどが、家の玄関の目立つ所へ貼っているケースが多い。 つまり看板代わりになる、というわけだ。 ちなみに、オーナーが客寄せとして看板を出すことに対して、 国は別途税金を課すので、そこまでして看板を設置する人は少ないのだ。 キューバ人は、自分の金と思うと、異常に超しっかりなのだ。 <<続く>> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月10日 08時47分36秒
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