カテゴリ:キューバ雑学豆知識
さて、このシール。
赤色バージョンもあるのでご注意を。 赤はキューバ人専用、つまり外国人は対象にはならない、 ということを追記しておこう。 この商売が解禁になってからほぼ10年以上が経過する。 現在生き残っている大家さん達は、百選練磨で、 商売とはなにか、が、よく身に染みてわかっている人たち と見てよいのだと、思う。 「自分は一か八かの賭けでこの商売に入ったんだ。 ここは廃墟同然で、最初は何もなくて、修復するにも まずは資材から見つけ出すことから初めて、 全部自分で手を加えて、少しずつ少しずつ 外国人を迎えるコンデイションを整えたんだ。」 「最初は近所の人たちも、この商売を色眼鏡(注1)で見てたけど、 やっと最近理解されてきた、と思う。 なんせキューバ人の他人に対する羨望の感情は(注2) 人一倍強いからね。だから、CDR(注3)の会議や催しには 必ず参加して協力体制を誇示して 下手な誤解(注4)や羨望を招かぬようにするんだよ。」 と、知り合いのある大家さんは語った。 どうやら彼らは、想像以上に神経を研ぎ澄ましながら 日々を生活しているのだろう、私はそう感じた。 (注1)=>1993年以前は外貨の所持または理由不透明な 外国人との交流は法に触れる行為だった。 (注2)=>外貨で決済できる合法的な商売。つまり外貨の就労収入がある。 (注3)=>CDR=>革命防衛委員会。平たく言うとキューバ全土津々浦々に渡り もれなく細かく構成されている町内会。 (注4)=>時にはこういった民宿がドラッグ犯罪や売春の巣となるケースもあることから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月11日 07時02分17秒
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