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2008年01月29日
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時代は進み20世紀。スペインからの独立を勝ち取るキューバ。
と同時に1900年代の初頭から強まっていく米国のおせっかい。
再び起こった砂糖ブーム。当に禁止された奴隷貿易のその代わりに
やはり多くの移民がキューバに向かった。
我々の先輩諸氏も遥々日本から1916年と1926年をピークに
キューバの砂糖景気に誘われて、多くの方々が入植した。

そして59年のキューバ革命。

1960年10月13日に発令の革命政府官報。
民営企業を国営化へと移行させた時に該当になった会社のネームリストがある。
適応された砂糖業社は105社。次にテキスタイル業社で61社。次に来るのは倉庫業社の47社。
砂糖業は圧倒的な数だ。やっぱりシュガーアイランドだ。

国営化された後は旧ソ連邦を中心に国際価格の20%アップの値段で取引。
砂糖と石油の物々交換が1990年代初頭まで続く。

そしてソ連崩壊。完全なる顧客が忽然と消えた。
突如世界の競争社会へ放りだされるシュガーアイランド。
生まれて初めて砂糖と国の関連性を見直さざるを得ない、
そんな環境におかれてしまったのかもしれない。

60年以降国営化され稼動していた砂糖工場も、現在では半分近くが閉鎖され
サトウキビ畑だった耕地は豆や野菜・穀類などの農地へと変貌している。
長年トップの稼ぎ頭だった砂糖も、今では後退。
最近の外貨稼ぎ頭は、ニッケル・観光・バイオテクノロジーそして砂糖、となる。

こうやって長い歴史を見守りながらキューバと一緒に歩んできた
長老クラスで100歳にもなろうか、この蒸気機関車達は
大事な国を支える役目を終えつつ、本格的な長い休暇に入ろうと
その日を首を長くして待っている。





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Last updated  2008年01月29日 09時01分44秒
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