昨日のテレビ朝日、
『日本中が見た泣いた壮絶10・19 ロッテ近鉄死闘』
が放映された。
見ていて、いろんなことがまた思い出された。
■7時間33分間に及ぶ死闘だった。
番組の最後、梨田昌孝(現・日本ハム監督、浜田高)が
「喜んだり、悲しんだり、泣いたり、笑ったり、抱き合ったり、
いろんな表情を見せてもらった(試合だった)・・・」と話していた。
選手だけでなく、観ていたファンもまったく同じだったことを思い出した。
不安になったり、ホッとしたり、喜んだり、涙したり。ジェットコースター
に乗っているような、とても慌ただしい、そして多くのドラマが凝縮された
試合だった。
■阿波野秀幸(現・解説者、横浜市立桜丘高-亜細亜大)が言っていた。
「第1試合を勝って、これで第2試合いけるな、大丈夫だなと思った」
阿波野だけでなく、ほかの選手もファンもそう思っていたと思う。
「流れ」は完全に近鉄にあった。20分の休憩時間、球場に入れない
ファンたちが門の外にごった返し、そして叫び声が聞こえた。
「入れろー、入れろー」。こんな川崎球場を見たことはなかった。
■第2試合序盤、優勝を確信し、逆に気合いが抜けたように見えた近鉄ナイン。
中西太コーチが主審の判定にクレームをつけることで近鉄は目を覚まし、
吹石徳一(現・楽天スカウト、南部高)、真喜志康永(現・日本ハムコーチ、
沖縄高)らの本塁打を呼び込んだ。
ふだんは脇役で、派手なこととは無縁な2人の本塁打。こういった流れなら、
ふつうは勝って優勝を決めるのになぁ・・・。
結果は変わらないのに、見ていてまたも悔しい思い出が甦ったナ
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