HUNTER×HUNTER 「愛欲×執着×盲愛」第5話
BLの苦手な方は読まないでください。 18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 「ショックかい?愛してくれてた仲間が死んだんだものねぇ。 でも、これからは独りぼっちのキミを僕が愛してあげるよ。 僕は愛する見返りにキミの身体を貰うけどね。友情なんて 僕はいらない。僕は身体が欲しいのさ。心が欲しいって 言わないだけありがたいと思って欲しいよ。」 ヒソカはそう言うと、腰を動かした。今までとは違い、激しく強く、 痛めつけるように腰を突き動かした。 「あっ、あ、ああっ。」 クロロは喘いだ。トランプが刺さった羽のような腕を上へあげて、 無意識に空を掴もうとした時、ヒソカがクロロの手首を掴んだ。 そして、ヒソカは背中に捩じ上げるようにして、クロロの片腕の 自由を奪い、腕に刺さったトランプを僅かに曲げて、肉を抉るように 一枚ずつ引き抜き始めた。 「うぁっ。うっ。ああっ。」 再び血が吹き出し、血飛沫が青い空を汚した。 白鳥は全ての羽をもがれても気を失う事すら許されず、 耐えがたい快感で体内を支配されていた。 「あっ。あっ。あっ。」 苦痛を味わう度に規則正しい嬌声を発していたクロロの手を取り、 ヒソカはゆっくりと腰を動かしながら小指に接吻した。 「誓いのキスだよ。全てを失ったキミに僕が愛をあげる契約のキス。 これからは僕だけがキミの欲しがる愛をあげるよ。そして、キミは これまでに味わった事のない世界を知る事になる。苦痛と快楽に 溺れる快感に執着する世界にキミを連れて行ってあげる。」 ヒソカは激しく腰を突き動かした。 「あっ。ああっ、ああ~」 クロロは快感に身体を震わせ、達してしまった。ヒソカもまた クロロの体内に欲望を放出した。息を切らして、俯せになったまま 動かないクロロにヒソカは 「ねえ。気持ち良かった?」 と聞いた。 「・・・」 何も答えないクロロにヒソカは 「足のトランプも抜いてあげようか?今度はキミの顔がよく見える 体位でしてあげるよ。」 と言った。クロロが空を仰ぐと、血で穢れたはずの空は透き通るように 澄んでいた。何もかも諦めた血に染まった聖者の顔に太陽は優しく、 絶望という名の光を降り注いでいた。クロロの瞳の奥にはニンマリと 笑うヒソカの顔だけが輝いていた。 (完)