・「過去にないウソつき政権」
「過去にないウソつき政権」自民内に危機感 加計問題朝日新聞 2018年5月12日08時38分 愛媛県職員は確かに面会し、発言もした――。加計学園の獣医学部新設計画をめぐる柳瀬唯夫・元首相秘書官の国会答弁に、愛媛県の中村時広知事が11日、反論を展開した。柳瀬氏と県の主張の矛盾を追及しようと、野党は中村知事の参考人招致を要求。政権や与党は防戦一方だ。 「職員には地方公務員としての誇り、人間としての誇りもある」。11日、愛媛県庁内の会議室。中村時広知事は約40人の報道陣を前に語気を強めた。前日の柳瀬唯夫・元首相秘書官の答弁を「県の信頼にかかわる」とし、反論を繰り出した。 問題視したのが2015年4月2日に学園関係者と面会した際、県職員らが「いたかどうか分からない」とした柳瀬氏の答弁だ。この日、中村知事は面会した職員から改めて聞き取りを実施。「(会った、会わないという)問題に終止符を打ちたいという職員の思いがあった」とし、「物証」となる柳瀬氏の名刺の公開に踏み切った。 さらに「県職員は、首相官邸で県の立場を説明するために行っている。子どもの使いで行っているわけではない」と述べ、柳瀬氏の「あまりお話しにならなかった方は記憶からだんだん抜けていく」といった答弁に不快感を示した。当時どんな説明をしたか、県職員が覚えている内容をまとめたA4判のメモも公開した。獣医師養成系大学設置の必要性▽県と市のこれまでの取り組み▽今後の対応――として計15項目が記されていた。 中村知事によると、職員は上司から「県を代表して首相官邸で説明する以上、メモなしで行うように」と指示を受け、「一生懸命頭にたたき込んで発言した」と知事に説明したという。 柳瀬氏は当初、主に話したのは…(この先は有料会員限定記事)(元記事はこちら) ◆柳瀬氏はアベ氏の「初めて知ったのは1月20日」発言のつじつま合わせのために愛媛県職員の尊厳を踏みにじった。バカがついたウソを隠すために、嘘にならないように練りに練ったウソをついているのだ。ちょっと前の奇妙な新聞記事「面会を認める方向で調整中」とはその“調整”をしたんだろう。こうなると理性と知性のない政権と腐った官僚組織は一体だとわかってくる。柳瀬氏と佐川氏は同じ“被害者”だが、国民を見ずに官邸に従った報酬がこういうことだったということだ。