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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:0705中国出張
最初の complain(苦情) もタイ料理店だった。
洪さんが会社に入って間もないくらいの、確か2002年の年末頃。 上海で。 「タイ料理が食べたい。おごるから連れて行って」というものだから、 ネットで評判の良さそうな店を探して予約して。 そしたら 「塩辛すぎる」 「空芯菜が硬い」 と complain。 こんな事でクレームつける人は、生まれて初めてだったから、ビックリした。 ウェイターでは話がつかず、マネージャー・料理人まで出てきて。 どうなる事やら、とハラハラしながら 恥ずかしいので、下向いて他人の振りをしていたけれど(できてないけど) 結局、料理は取り替えられた。 「もうちょっとだけど、まあいいだろ」 まだ言ってるわ・・・(-。-;; 人が予約した店でクレームつけて、やな感じ・・・ 無言で食べていたら、洪さんは、私の顔をじーっと見て言った。 「何でこんな事でクレームつけるのか、って思ってるだろ」 思ってるよ・・・ 「僕は別にクレーマーじゃない。」 そうかな・・・(~~) 「あの空芯菜は硬かった。育ちすぎだ」 う~ん・・・ 「あれで30元。その価値はない」 「・・・・・・」 「だから教えた。30元の空芯菜は、そうあるべきではない」 「・・・・・・」 「タイ料理の味付けは、そうあるべきではない」 「・・・・・・」 「お金を払うからには、それに見合った代価がある」 「・・・・・・」 「店のためにもなる」 「・・・・・・」 分かったようで、よく分からなかった。 その後も何回か一緒に食事をしたけれども、毎回何か意見を言った。 その度に、『またかよ・・・(~。~;』 と思っていたのだけれど、 「こうすれば、もっと美味しくなる」と提案したり 「これは美味しいね!^^」 「NI的服務很好!(君のサービスは、いいよ!)」と、手放しで褒めたり。 文句以外も十分言う。 褒められたウェイターやウェイトレスは、ものすごく嬉しそうな笑顔になる。 中国の人も、こんな顔するんだ・・・(驚) 次に行った時には、「ニーハオ、洪先生!」と大歓迎。 一緒にいる、文句言った事のない私は、二の次。 何でやねん・・・(汗) * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * さて、杭州。 マンゴーが、一体どうしたっていうんだろう。。(~~) 「小朋友!(僕!)」 と呼ばれたウェイターが、小走りにやってきた。 ウェイター 「はい、何か(汗)」(以下「ウ」) 洪 「このマンゴー、酸っぱくて食べられないんだよ(困)」 え~!?(驚) まあ確かにちょっと甘みが足りないけれど・・・ ウ 「あ・・・酸っぱいですか(汗)」 洪 「そうだよ~(~。~)」 ウ 「えと・・・これは元々、ちょっと酸っぱいもので・・・」 洪 「えぇっ?(驚)マンゴーが酸っぱいなんて事ないだろう? マンゴーってのは、甘くて柔らかいもんだ。そうだろう? 君も食べてみるといい。このマンゴー、食べられるか見てみなよ」 と、軽くマシンガン。 小朋友、目をパチパチさせて・・・ 「ちょっと、確認してきます!」 あたふたと去った。 すぐに上司らしい落ち着いた人が来た。 笑顔で答える洪さん。^ー^ 「どうかされましたか?^^」 「マンゴーが酸っぱくてね、食べられないんだよ^^」 「・・・・・・^^」 「・・・どうする?^^」 「・・・お取替えしましょう^^」 お皿を下げて、また、すぐ持ってきた。 「これなら御満足頂けるかと^^」 「謝謝^^」 ・・・で、出てきたのがこれ。 右が最初の、左がクレーム後の。 確かに色も味も全然違った。 「漂 亮(お見事)」と私。 「私には、まだまだ出来ない。すぐに怒っちゃって」と、ため息。 洪さんは、ちょっと驚いた顔をして 「最初から怒ったら駄目だよ~。相手は問題点に気づいてないんだから」 「・・・うん」 「いきなり怒ったら、相手も不愉快になるだろ」 「うん」 「先ず、どこがおかしいのか伝えて、そしてどうあるべきなのか教える。」 「うん」 「そして相手の反応を待つ。態度が悪かったり、対応がおかしければ、 その時には遠慮なく、翻 臉(態度を変える)」 「・・・うん」 何回、聞いたことか(汗) 全部コミュニケーションなんだな、って思う。 ボールの打ち合い。 どこにどう打ち返すかで、色んな事がスムーズに行くのに・・・ なかなか上手くできないわ。。(ため息) 食事が終わったら、江蘇へトンボ帰りだって。 わざわざゴメンナサイ。 「謝謝老師(先生、アリガト)^^」と言うと 「先生って言うな、授業料取るぞ」と、ニヤッと笑った。 ・・・ ^^;; こういうのも、早いとこ、華麗に返せるようになりたいもんです・・・ ←よろしくお願いします(別窓) ←こちらも是非(別窓) ←これも、いいでしょうか?(別窓) 蕉葉 banana leaf 杭州市湖濱路39号 華僑飯店1F,2F tel:0571-87072345 この日、頼んだものは:野菜2品、カレー1品、海老の薩摩揚みたいなの、 春雨サラダ、デザート2品、西湖ビール1本 計212元(約3600円) 店構えや頼んだ品数の割りには、そんなに高くないな、と思いました。 ・・・て言うか、2人分やのに頼みすぎ(汗) 食べ切れなかったし。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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