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Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の         逆説的よろず考現学

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Sep 29, 2011
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みなさん、こんにちは。 

 昨日はダイハツ・ミラ イースの試乗会にお招きいただいたので、幕張のニューオータニまで出かけて参りました。10・15モードより速度域の高いJC08モード燃費で30km/lを記録した話題のクルマです(^^)。

 一番のセールスポイントはもちろん燃費なのですが、走り出して最初に感じたのが、操縦安定性と乗り心地のバランスの良さ。ダイハツはスポーティグレードにしかスタビライザーを付けないし、廉価グレードには145/80R13サイズを使うので、どこまでロールするのかわからないよいうなクルマが少なくないのですが、ミラ イースは軽量で低全高、かつ最廉価グレードから155/65R14という絶妙なタイヤサイズが奏効しており、姿勢変化は大きめでもロードホールディングや操舵の手応え感はしっかりしており、フランス車的しなやかさが感じられました。

 走りを楽しむタイプのクルマではないので、俊敏だとかコーナリング限界が高いなどということはありませんが、近年のダイハツ車としては傑出した走りと言って良いかと思います。

 乗り心地も良好。タイヤの指定空気圧は前後とも260kPaと高めですが、舗装の修理後を踏んだ程度ならゴツゴツしません。キャッツアイや鋭利な段差を通過するとき、ちょっと硬いなと感じる程度です。

 動力性能はいかにも「エコカー」という感じで、浅めのアクセル踏み込み量では常に低回転を維持しようとします。だから普通に発進すると、おっとりしていますが、エンジン自体は中速トルクがしっかりしているので、踏んでやればストレス無く速度を高めることができます。その際もデミオSKYACTIVEみたいな急な回転上昇感はなく、比較的自然です。

 80km/h以上での追い越し加速では、さすがにの660ccの自然吸気であることを意識させられますが、それは他社の軽も同じでしょう。

 アイドルストップ装置は走行速度が7km/hを下回るとエンジンを止める新制御になりましたが、これも違和感無し。7km/hでエンジンを止めにいっても、0.何秒かは慣性で回り続けているので、市街地の交通流に合わせて普通に減速すると、車両が停止した瞬間にエンジンが止まるといった印象。「まだ走っているのにエンジンが止まってしまう」といった不安感はありませんでした。

 車両が止まりきらないうちに再始動が必要になる場合には、わずかに遅れを感じましたが、乗ってるうちに慣れてしまいました。

 減速時の回生充電制御も、「普通のAT車よりエンジンブレーキの効きが強いな」という程度。機械式ブレーキの負担が減るので、ブレーキパッドの摩耗が抑えられるという点でも“エコ”だと言えるでしょう。

 さて、注目の燃費です。幕張メッセ周辺の空いた幹線道路(60km/hで巡航できる)と、検見川浜駅周辺の市街地合わせて約16kmを走行した結果、冷始動からの燃費が24.9km/l、暖気後スタートで25.8km/lを記録しました。

 それなりに丁寧に運転はしましたが、加速は周囲の交通流に合わせましたから、非現実的なエコドライブはしていません。それでこの数値ですから、郊外在住者の通勤用途なら、20km/lはコンスタントに越えられるのではないかという感じです。

 欠点があるとすれば、40~60km/hの平地巡航で低周波のこもり音と振動が目立ったこと。燃費を取りにいけば低回転高負荷で走らせたくなりますから、そうなるのは理解できますが、この速度域で長い距離を走るとけっこう不快で、クルマ酔いする子どもが出るのではないかと心配になりました(^^;。試乗される際には、このへんを気にしてみて下さい。

 それから、僕の体格(181cm/67kg)には、座席のサイズが小さ過ぎ(^^;。特に背もたれの丈が短く、35分×2回の試乗で、早くも腰に張りを感じてしまいました。自分で買ったら、レカロへの交換は必須ですね(^^;。

 最後に指摘しておきたいのは、後席ヘッドレストがオプションでさえ用意されていないこと。軽の使用形態を考えれば、標準装備せよとは言いませんが、後席居住性の高さを謳う以上、望んだユーザーが低い金銭負担で装着できる体勢を整えておくのは、メーカーの務めではないでしょうか。(本件関連の過去記事はこちらこちら) 






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Last updated  Sep 30, 2011 08:45:49 AM
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