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みなさん、こんにちは。 5日水曜日、カムリハイブリッドの試乗会に行ってきました。クルマの詳細に付いては、三栄書房「新型カムリのすべて」をご参照いただくとして、試乗の印象をご報告します。 まず、素晴らしかったのは動力性能と燃費。カムリはSAIやレクサスHS250hとは別の、2.5Lの新エンジンを採用しているのですが、これが非常にいいんです。両者より圧倒的に力強く、燃費も良好です。 ほかのトヨタ製HV同様、カムリにも「エコモード」スイッチが付いているので、試乗時はONにして走行開始。エアコンは25℃オートに設定。天気は雨だったので、ワイパーはほぼ動きっぱなしという条件でした。 起点はお台場MEGA WEBで、湾岸から大黒PAでUターンして戻るコース。トンネルや橋を何度か通るため、起伏が比較的多いルートです。走行時はおおむね左車線を先行車にくっついて走ったのですが、燃費は22.4km/Lを記録しました。 動力性能も、エコモードに入れたままでも「3Lクラス同等」といった印象で、プリウスのエコモードみたいに、あからさまなかったるさはありません。首都高で合流する際、本線車両と並走気味になり、前に入るか後に入るか迷うシーンがあったのですが、「ちょっと踏んでみて思ったように加速しなかったら、後に下がろう」と思ったら、メリハリ良く加速してすんなり前に入ることができました(^^)。 これだけの走りで20km/l以上の燃費が出るんですから、文句の付けようがありません。エコモードスイッチをオフにする必要は、まったく感じませんでした。 走行騒音も非常に静かで、HV特有のインバーターノイズもほとんど聞こえません。が、僕の乗ったクルマはリダクションギヤのうなり音がわずかに出ておりました(^^;。それを指摘したところ「あ、気がついちゃいました? 実は個体差で、ちょっと聞こえるクルマがあるんです」だって(^^;。 それから、タイヤがちょっと硬いかな、という印象がありました。かつてのエコタイヤにあったトレッド面の硬さではなく、サイドウォールか空気圧の高さから来る硬さという感じで、「不快」とまでは行かないんですが、改善していただけると、より快適になるかなという感じです。 もう1点、気になったのが、微少舵角時の操舵フィール。中立付近にフリクション感があるのと、舵が効き始めた際のパワーアシストの立ち上がりが唐突で、かつ戻し側にも軽いのに加え、ヨー応答のゲインが比較的高めなので、微少修正時に、なんとも落ち着かない感じがあるんですね。直進安定性自体は非常に優秀なので、余計に気になってしまうという感じではありますが。 まあ、そのへんの感受性には個人差がありますので、試乗してみて気にならないようでしたら「買い」でしょう。マークXやクラウンに較べて後席は圧倒的に広いですし、燃費は倍以上行きそうです。トヨタ製HVとしては、日本の走行環境では最高のできではないかと思います。(ランニングチェンジで前記の点が改善されればなお良いです) 一部では「ハイブリッドカーに乗るより、コンパクトカーに乗るほうがエコだ」という批判もありますが、世の中にはダウンサイジングに踏み切れない人もいるわけで、そういう人には良い選択肢になるのではないかと思います。なんせ価格はクラウンHVの半額ですからねぇ。
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Last updated
Oct 8, 2011 10:39:13 AM
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