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カテゴリ:日常のつれづれ/人生
大家さんは、80歳代半ばのおじいさんです。 現在の家を下見に来たときに、満面の笑みで部屋から出てきました。 その笑顔にノックアウトされまして。。 この家に住み始めました。 本当に純粋なきらきらした瞳でかわいらしい笑顔をするのです。 そして、借りている部屋の空気もいいのです。 同じ敷地に住む大家さんに、家賃は現金払いです。 帳面を持って、家賃を払いに行くと、今日はいつもと違うところから大家さん登場。 「あ、そちらにおられましたか!」 「ええ。今日はねえ、掛け軸の整理をしていてねえ」 と、掛け軸談義が始まりました。 ほんとうにほのぼのしたご近所づきあいがあって、大家さんとの交流が大好きな私です。 床の間に飾ってある掛け軸を見せてくれて、家の奥からも、自分で表装した掛け軸を持ってきて色々見せて話してくれます。 「定年してから20年ほど習っていてねえ。もう今は目が悪くなっちゃったから出来ないけどね。前はよくいろんな人に頼まれて、掛け軸を作りましたよ。」 そんな話を伺っていると、なんて定年後の人生は長いことかと思うのです。 おそらく、おじいさんが定年退職した頃に私は生まれた計算になります。。 これまでの人生、私としては、なかなか長かったと思うのですが、 おじいさんは仕事をリタイアされてから、こんなに長く暮らしているということなのですね。。 満面の笑顔で話してくれるおじいさんとのひとときを終えて、出かけました。 こんな一日は、とてもすがすがしくていい一日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年09月03日 09時34分10秒
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