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カテゴリ:NLP
トレーナーズトレーニングでの学びをバックトラック(復習)しながらつづくクリス博士の言語プログラム。 私たちが体験したことを言葉にするまでの過程で、既に私たちの価値観が反映されます。何らかのフィルターを通したものの見方を、言葉に反映するというのです。 そこで、言葉というラベル付けをする以前の体験に戻るワークをしました。 ただ、見えるもの、聞こえるもの、感じることのみを認識していきます。 すると、 なんともいえない心地よさを感じるのです。 先日、NHKテレビのドキュメンタリー番組の録画を見せていただきました。 ”奇跡の脳”の著者、脳卒中になった脳科学者ジルボルトティラーさんの体験した世界についての番組でした。 そこで、彼女は左脳機能が停止してしまったとき、至福の体験をしたと言われていました。 頭を剃られ、何針も縫った傷口が大きく見えている写真の中で、彼女は満たされた微笑をみせていました。 左脳は言語をつかさどっています。 言葉や数字を読み取れない状態になっていたそうですが、その状態のときに、幸福を感じていた、とジルボルトテイラーさんは語っていました。 そしてまさに、そのことが今、自分でも体験できているのではないか?というような、体験でした。 赤ちゃんは、喜びや生命力にあふれています。物事を愛する傾向や、正直さ、自信、精神的安定、冒険心をもともと備え持っているのだそうです。 嫌悪、恐怖、軽蔑、疑いという感情の芽生えは、何度もそのことを経験した後のことなのだそうです。 すべての価値判断を手放したとき、そのとき私たち人間に残るものは、至福感や愛や安定なのだということの片鱗を、自ら体感することができました。 言葉って、奥深いものですね。言葉そのものを扱うのではなく、さらにそこからデソシエイトして(客観的になって)、そもそも言葉はどのような過程を経て生まれるのかを知り、その過程を変容させることによって、体験へのラベル付けを変容させる(ビリーフチェンジを起こさせる)、なんとも創りこまれたセミナーです。 知的好奇心も満たされ、自分自身の状態もよくなっていく。 贅沢なひとときです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月30日 00時30分07秒
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