夜行寝台列車で再びプラハへ!
クラクフを訪れたら試しに食べてもらいたい物がもうひとつあります。それはアイスクリームです。ポーランドも農業が盛んな国だそうでして、乳製品はおいしいんですって~。なのでアイスクリーム屋さんがこの狭い街の中のあちらこちらにたくさんありました。行列ができていたお店で買ったのですが、日本のアイスクリーム(ソフトクリーム)とはずいぶん食感が違っていました。むか~しわたし達のお父さん時代の人達がよく食べていたようなアイスクリンとかいうタイプのアイスクリームの味がするんです。なのでバニラの色がちょっと黄色くて、チョコレートはものすごく濃厚なチョコ味。だけどこれがなんだかわかんないけどけっこうイケるのです。このアイスクリンのような味のアイスクリームにはまたのちほどプラハでも出会うことに・・・さて、クラクフ市内の観光もひと通り済んだところでこれからどうしようかな~?なんてブラブラしていたらまた雨がパラパラ・・・んじゃ、そろそろクラクフ駅のほうへ行きましょうかと駅近くまで着たら「ザーーーーッ」といきなり大粒の雨が降り出しました。なんなん、一体! クラクフ、雨ばっかりやん!けっきょくあれから一歩も外には出られずギャレリア・クラクフ(デパート)でウィンドーショッピングをして時間をつぶしました。雨はすごかったですよ、稲光がすごくてホント怖いくらいでした。。。せっかくのサマータイムも土砂降りの雨では台無しですね(涙)午後8時を過ぎて、そろそろ列車のホームへ移動しようということになりデパートの中のスーパーで飲み物やパン、ハム、チーズ、サラダなどを買い込みコインロッカーから荷物を取り出し、駅へ。ホームでは駅員さんが外に何人か立っていたのでチケットを見せてどの車両に乗ればいいかを尋ねてから乗り込みました。日本人らしき人を何人か見ましたが、寝台列車ではなくて夜行の普通席に乗っている人が多かったです、格好からしてバックパッカーさんのようです。わたし達は寝台のほうを予約しました。なぜかというとクラクフ - プラハ間の夜行列車(普通席)は盗難など犯罪が多い路線で有名らしいとネットで情報を得たからです。それに一晩中座ったままで眠るというのは、次の日朝から観光しなくちゃ行けないので体力的にも厳しいですしね~。 それに移動の為の交通費と一晩の宿泊費を合わせてもポーランドの寝台車の料金は安いほうだから、「安全はお金で買うことも必要」という姉からのアドバイス通りに寝台車を選びました、でもお金持ちじゃないから2等だけどね~。寝台車の中はこんな感じ。一人でもこの2段ベッドの部屋をひとりで使うこともできるようです(要追加料金)なので女性の一人旅なら通常よりは少しは料金は高くなるけど、安全の為には一人使用でこの部屋を予約することをおすすめしたいです。ベッドには既に敷布団と毛布が敷かれていて乗り込んですぐ眠れるようになっています。ベッドの上段には転倒防止の皮製のネットもつけられるようになっています。テーブル・書き物もできてご飯も食べられる。 テーブルを開けると洗面台があるよ。テーブルの上の扉を開けると水と石鹸、鏡がある小さなミネラルウォーターが1つずつ置いてあったのでそれを使って歯磨きしました。申し訳ないけど洗面台から出る水は顔を洗うのが精一杯でした(細菌が怖くて~^^;)トイレは寝台車両の前方に1つあります。問題のセキュリティーですが、ドアには3つの鍵がついていました。廊下は人ひとり通れるくらいの幅しかなかった。それに車掌さんは車両ごとに一人いるようで、寝台車の入口でチケットを見せると部屋を割り振ってくれて番号を教えてくれます。この時もくれぐれも鍵をかけ忘れないようにと念を押して何度も言われました。それだけ犯罪が多いのでしょうね~。(怖いわ・・・)一度部屋に入って、ちょっと用事があって車掌さんのところへもう一度行った時にアジア人のパッカーさんの男性に出くわしました。車掌さんと話をしているようだったので遠目でその光景を見ていたんですがその彼に車掌さんが何度も何かを告げているのに、男性は怪訝そうな顔をしている。そこで近づいてみると車掌さんがわたしに「彼に教えてやってくれ」と。車掌さんが彼に話していたのは「部屋番号が何番か」ということだったんですがそれが理解できなかったみたい。たったの一言「four」という言葉だったのですが・・・日本人じゃないのかと思いきや、彼はわたしの顔を見るなり「何言ってるんすかね?わかんないんですよ。」と言ってきたのであれれ、日本人ですかぁ?・・・て、数字の英単語すら理解してないのにビックリでした(>_