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コマさんの 気まぐれDIARY

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2020.03.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私に丁寧語を使って喋る豪の顔を見ていて 時の早さをつくづく思い知らされた。

あのいたずらっ子の豪が こんな優しくて正義感も強くて?
年上の私に気遣いすら出来る立派な青年に成長したのかと思うと・・
ほんと 胸がいっぱいになって 目の前のランチすら口に運べなくなった(^^;)

彼が言うほど 私は一人一人の子供に 十分な事をしてあげた先生でもないのに・・。

ただただ 目の前の子どもたちが可愛くて仕方なくって 毎日が我武者羅だった。
必死で関わろうと その子の気持ちを分かりたいと バカやって笑わせたり?
子どもたちが普段みてる戦隊ヒーローものの悪役になって ボールを投げつけられたり(笑)
そんな よその先生がみたら・・大人げないんじゃない?って事を
毎日 子どもたちとしてただけなのにね(^^;)

そんな毎日が 5年経った今でも 彼の心に残っているなんて・・。

ここだけの話、
あんまりイイ子になり過ぎちゃった豪を見て
どう接していいか?ドギマギしちゃったよ ザッキ~先生(笑)
だって 先生の知ってる豪の身長 あんな高くないし?
当時は 先生と距離おいて 喋ってたからさぁ?豪ちゃん。

それが 私が距離置こうと離れると豪がくっつこーくっつこーとするから(笑)
変わったなぁーって^^

相変わらずだなって笑ってみてたのが
お会計の場で豪ちゃん、そこの店員さんに写真撮ってもらえますか?って頼んだんだよね。
そしたら店員さん、店内じゃ撮影無理ですって断ってきて・・
そのとたん 何でダメなの?ってムッとした表情したんだけど
それみて ムキになるとこ、ちっちゃい時と変わんないなって
横でみてた(笑)
でも嬉しかった 先生の知ってる豪ちゃんの一面がみれて^^

豪はおばあちゃんに怒られると よく 
「世の中には自分の思い通りにならないことがいっぱいあるんだよ」
そう つぶやいてたっけ・・。

他の子より一つ先を歩いてる そんな一匹狼・・
運動でも勉強でも 誰よりも秀でて当然と。。
そう周りから言われて走ってきた彼。。
プレッシャーに押しう分されそうになったことも いっぱいあると思う。。

でも会うたびに彼は色んなものを吸収してるなって感じる。。

彼の話のなかで すごく嬉しかったエピソードがあった・・。
それは クラスで仲間外れにあってる子と友達になり
その子のいいところをうんと引っ張ってあげたこと・・。
そんな豪の周りに次々と良友が集っていったこと・・。

彼は愛をもって人と接してる。。
それを知っただけで 自分は幸せだった。


******☆ さよならを言えずにごめんね
​         ​第2話『淋しい目をした子どもたち』​​



豪との出会いは とある保育園の園庭だった・・。

お世話になってた大学のМ先生から
『学童のお手伝い探してる保育園があるんだけど・・面接行ってみる?』 そうお話をいただき
見学を兼ねて 先生と一緒にそこに行った私。
ざーっと私の履歴書に目を通した施設長は 実際どんな子たちがここで暮らしてるか?見てってください・・ そう言って 私を園庭に通してくれた。

伺った時間帯・・面接おわった頃が4時くらいだったろうか?
おやつを食べ終わって園庭で遊びまわってる児童が2~3人ほど そこにいた。

『これまでは 大学生のおにいさんやおねえさんが
シフト制でこの子たちの面倒をみに来てくれてたんですけどね・・
やはり1人の先生にしっかり腰すえて看てもらった方がいいと思って。。
いい人はいないか?とM先生にきいていたんですよ』

優しそうな笑みを浮かべながら その施設長は私に事の流れを説明してくれた。
施設長と話してると・・興味深そうに2人の男の子(小学1年生)が私の傍に寄ってきた。

『誰この人?』 ​『ここの先生なる人?』

人懐っこいその男の子たちに手を引っ張られ ​​いつしか私は 人間遊園地していた(笑)
すでに日が落ちて園庭は閉館前の遊園地みたいな明るさになっていたけど・・
私の手を引き無邪気に笑う大や空の顔は本当に嬉しそうで。。
出来たら この子たちの先生になってみたい・・ そんな気持ちになっていた。

​​ ※当時、 紙芝居のボランティアで子どもたちに気に入られ? 〝W小子どもの家” という学童施設に顔を出してた私(一応肩書は臨時の学童保育指導員^^)は 学校の傍、もしくは隣接する敷地で経営してるその学童(児童40人に指導員3~4人とかの体制)とは また別の?保育園の一角で そろって6~7人ほどの子どもたちの面倒を 1人でみる・・という保育に心を動かされた

丸刈り小柄の空、
そして健康的に日焼けした眉の凛々しい大は 人懐っこい性格で
もともとお世話になった先生(保育士さん)が周りにいるという事で
2人とも環境的にも安心して過ごせてたのだろう・・。
見ず知らずの男の先生が こうやって園庭に案内されても
平気で『あそぼ?』そう言えたくらいだから。

だが そんな 自分に都合がいい子どもばかり居るものではない。




空や大にねだられるまま 夕方の園庭で人間遊園地してた私だったが
そろそろ帰宅しなくてはならない時間が迫っていた。
ふっと前方をみると
ズルズル・・何やら腰に縄をつけ大きなタイヤを引きずりながら園庭を走ってる男の子がいた。。。
もう額から汗がだらだら・・ふーふー言いながら真剣な表情をしてね?
『あの子は?』
自分がその子の方をみてると横にいた2人が急いでその子のところに走っていった。
『豪ちゃん』
「ふんっ おまえたち それでいいんだな?」
一瞬立ち止まって 空と大を睨むように言い放ったタイヤの少年・・。
また ひたすら 腰の縄をもって タイヤを引きずり園庭を走り始めた。
『空、あっちで遊ぼ』
豪と呼ばれる少年に一喝されたせいだろうか?
今まで自分とあそぼって心を許してた大が急に真顔になって
空を連れてブランコの方に行ってしまった・・。
ちょっとさっきの男の子が気になった私は
見学に来た身分である事も忘れ タイヤの少年の後をつけていった・・。
ちょうど園庭の裏側あたりで ハーハ― 呼吸を整えてた彼が居たから
『だいじょうぶ? すごい重たいの引きずってるねぇ。。』
そう軽く声をかけてみた。
でも はじめの 私の問いには彼は応えてくれなかった・・。
ただ 『体鍛える為にやってんだから 邪魔しないで!』
そう一喝されただけ(-_-;)
初日はこんなものかなぁ・・
そう思って 施設長に挨拶して 私が保育園出ようとした時だった。
『ぼく 先生みたいな人 嫌いだから もうここに来ないで』
一瞬にして悲しみのどん底に突き落とされるような そんなキツイ一発を
私は その学童の指導員になるか?ならないか?分からない時点で
この豪という少年から受けてしまったのだ・・。
思えば この子の言った一言が 
逆に私の心に火をつけてしまったのかも知れない(^^;


~つづく~
​​​





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Last updated  2020.03.25 16:01:52



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