|
テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶
普段から圧倒的に蓋碗派の私。
あまり茶壺に興味を示さないのですが、1つだけ、フラフラッとしてしまう形の茶壺があります。 それがこれ。 西施壺 明代後期の宜興の作家・恵孟臣が作り始めた型と言われています。 ころんと丸い形に、ちょこんと付いている口。 愛嬌があると思いません? ・・・ええ、私、この姿にやられて2つ持ってます(^^;) どちらも、台湾の高山烏龍茶用です。 2つある中でも、お気に入りは、断然黒い方♪ ちょっと大きいので、あまり家では活躍しないのですが。 やっぱり西施壺でも作りの出来映えに差があって、これは前から見ても、なかなかの美形なんです。 ははは、私もただの茶壺ふぇちですね((((((^^; この茶壺、その名の通り、中国四大美女の1人・西施の名前に由来しています。 中国の春秋時代。 ”臥薪嘗胆”の言葉でも知られる、越王句践と呉王夫差の戦い。 一度は、夫差に敗れ、呉の属国として振る舞いながらも”胆を嘗めて”復讐を誓い続けた句践。 復讐策の一環として、夫差のもとへ送り込まれたのが、越の中の選りすぐりの美女・西施。 その美しさは、川に住む魚までが泳ぐのを忘れるということで、沈魚美人と称されるほどだったとか。 この策は大当たり。 ”薪に臥し”一度は越を追い詰めた夫差も、西施の美貌にすっかり溺れ、呉の国力は弱体化。 満を持した越軍に攻め込まれ、夫差は自決。 呉は滅亡してしまいます。 優秀な君主をも惑わした、傾国の美女・西施。 そんな美女の名前がついた、この茶壺。 やっぱり何か魔力がありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[お茶] カテゴリの最新記事
同じ趣味のようで(汗)
小町も、倒把西施、大好きです。 あのぷくっとした感じがたまりません。萌えぇぇ。 一番数の多い急須はこれが、大のお気に入りはTEAsia時代にスタッフが割ってしまったんですよ~。 残念・・・・。 今度、うちのコレクション、ご覧くださいませ☆ (2008.09.19 00:22:30)
お、分かってくださる方、発見(^^♪
そうそう、私も断然、倒把の方が好きです。 時々、うーん、というバランスのものもありますが、ころんとしていて、なんか魔力がありますよねぇ(^^;) >今度、うちのコレクション、ご覧くださいませ☆ お、じゃ今度お邪魔するときでも、目の保養をさせてください♪ (2008.09.19 09:30:18)
お茶だけでも十分マニアックなのに、茶壷までマニアックになったら、ダブルマニアックですね・・・
(2008.09.19 22:08:22)
ええ、私もその危険性を十分に理解しているので、極力手を出さないようにしています(^^;)
骨董の世界まで入っていったら、本当に大変なことになりますから。。。 (2008.09.20 23:50:08) |