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「歩きつなぎの旅」の記録

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2015.01.05
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2015年01月05日(月)快晴


09:40 高輪2丁目交差点 、【 東京歩きめぐり 第32回 】を歩き始める。国道15号線「第一京浜」をしばらく南へ進み、北西に折れた突き当たりに「東禅寺」がある。門前の石柱には「都旧跡 最初のイギリス公使宿館跡」。1859年(安政6年)に初代公使 オールコックが着任、東禅寺はその宿所として 1865年(慶応元年)まで使用されている。

「公使館員の宿所となっていた僊源亭(せんげんてい)やその前の庭園などは良好に残っています」と、解説板にある。境内に入ってみると、本堂や三重塔はあるけれど、それらしい古い建物は見当たらない。地図には本堂の裏手に池が載っているので、僊源亭と庭園はそちらにあるものと思われる。見学はできないようだ。

2015.01.05-1

東禅寺の北側、「洞坂」を上る。狭くて急勾配。標柱の由来解説は「法螺坂・鯔(ぼら)坂とも書く。このへんの字(あざ)を洞村(ほらむら)と言った。洞村とは、昔ほら貝が出たともまたくぼ地だから、洞という等様々な説がある」。

洞坂の坂上に建つのが「東芝山口記念会館」。米国の建築家 ヴォーリズの設計によるスパニッシュ様式の建物で、三井財閥の大番頭だった朝吹常吉の邸宅として、1925年(大正14年)に竣工している。現在は、東芝の企業迎賓館。「山口」の名が付いているのは、東京芝浦電気(現 東芝)の初代社長 山口喜三郎に由来するものと思われる。

2015.01.05-2

東芝山口記念会館の前を、東から西に上っているのが「桂坂」。「むかし蔦葛(つたかずら・桂は当て字)がはびこっていた。かつらをかぶった僧が品川からの帰途急死したからともいう」と、標柱の由来解説にある。

桂坂をはさんで東芝山口記念会館の向かい、見事な石垣の上に「野村證券高輪研修センター」は建っている。かつてここには明石藩の下屋敷があり、明治以降は旧藩主 松平子爵家の邸宅になっていた。石垣が当時のものなのかは、不明である。

2015.01.05-3

しばらく桂坂を上ってから、左手の急なコンクリート階段を降りて行く。高輪でよく見られる、高低差のある地形。クルマが入れない狭い路地の両側に、一戸建てや古いアパートが建ち並ぶ。日当たりの良い高台にはセレブな邸宅、日当たりの良くない低地には庶民の住宅・・・・・、コントラストがはっきりしている。

2015.01.05-4

高輪公園を抜け、「グランドプリンスホテル高輪」前に出る。高台のホテルに隣接する「貴賓館」は皇族 竹田宮の邸宅として、1911年(明治44年)に竣工。ネオ・バロック様式の洋館である。現在はホテルの施設として、結婚式場などに使われている。

プリンスホテルなどが並ぶこの高台一帯は、かつて薩摩藩の下屋敷があったところ。いったん第一京浜まで下り、しばらく南へ進む。再び高台へと「さくら坂」を上り、ホテルの施設「日本庭園」を散策する。この庭園は 1971年に造られたもので、大名庭園には由来しない。

ホテルを抜け、「光福寺」の「子安栄地蔵尊」に立ち寄る。通称「ゆうれい地蔵」。そう言われて見ると、確かにそういう風に見えてくる。風雨にさらされてこのような姿になったとも伝わるらしいが、本当のところはインターネットで調べても分からなかった。

2015.01.05-5

光福寺前の通りを北へ行く。高輪警察署の向かいに、レトロな外観と望楼が特徴の「高輪消防署 二本榎出張所」がある。1933年(昭和8年)の落成で、当時は望楼から東京市全体が一望に見渡せたという。東京都選定歴史的建造物。

2015.01.05-6

高輪の住宅街をめぐる。高輪台交差点近くに、「高輪台遊び場」という港区立の公園。通称を「ジャリ公園」というらしい。高輪のような高級住宅地でも、子供のことを「ジャリ」と言うのだろうか。高低差のある住宅街では、ところどころでコンクリート階段を上り下り。

柘榴坂の坂上の「カトリック高輪教会」では、50人のキリシタンが火刑に処せられる場面の絵を、ガラス越しに見ることができる。【 東京歩きめぐり 第31回 】で訪れた「元和キリシタン遺跡」での処刑の様子である。刑が執行されたのは、1623年(元和9年)のこと。

2015.01.05-7

柘榴坂の中ほどから北に入ると、「高輪森の公園」がある。高台の斜面に位置する公園には、雑木林をめぐる遊歩道とベンチだけ。子供向けの遊具などはなく、いたってシンプル。品川駅からすぐの場所なのに、それなりに自然を感じることができる。個人的には、オススメの公園。

高輪森の公園から品川駅へ向かう途中、「品川で釣り」という広告を目にする。「品川フィッシングガーデン」、釣堀である。1時間 790円、釣り道具セット 400円。ちゃんと営業している。品川で釣り・・・・・、思いもよらない発見。

2015.01.05-8

「品川駅創業記念碑」が品川駅前のロータリーにある。記念碑の裏面には、創業当時 1872年(明治5年)の朝夕2往復の時刻表と運賃表( 上等 片道 壹円五拾銭、中等 同 壹円、下等 同 五拾銭 )。11:25 JR品川駅高輪口、【 東京歩きめぐり 第32回 】はここで終わり。


高輪2丁目交差点 → 品川駅 : 5.5 km

東京-32 文字





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Last updated  2015.01.15 10:18:21
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