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あばぷひ★さぶ

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August 10, 2007
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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:マラウイの学校
2週間開催されていたSMASSE INSETも、
この日でようやく終わりました。

昨年は会期中、アフリカで最初にSMASSEを始めた
ケニアから専門家を招いてアドバイスをしてもらっていましたが、
今年はマラウイアン自身の手で運営、実施することも目的の1つ。

参加者の交通費の支払いに時間がかかり、
修了セレモニーが2時間遅れるなど、
最後までマラウイらしい? 会でした。


今回、私がいちばん気になったのは、トレーナーの姿勢。

私は、家庭科で学ぶのは、私たちの生活や生き方であり、
家族や生活の数だけ「正解」があると思っています。

Aさん宅のやり方は「正解」だけど、
Bさん宅のやり方は「不正解」とは言いきれない。
そのやり方で生活が成立しているのだし。

もちろん非科学的、非効率的、不健康なやり方や
生き方をしてしまっていることもあるので、
私たちの生活を見直し、整理し、
より良いやり方や生き方を模索し続ける力を養うことこそが
教科の存在意義だと思うのです。

万国共通、いつの時代でも通用する定義の存在する教科なら
いざ知らず、とりわけ家庭科では、
教師が唯一絶対の正解を持つことは難しいと思っています。

ですから今回のように、トレーナーの模範授業を
そのまま参加者が再現する
ようなやり方には
強い抵抗感があります。

トレーナーが毎回、模範授業をしてみせるわけにはいかないのですから。

参加者が、より良い授業をクリエイトできるような力を養うことこそ、
トレーニングの目的だと思います。

マラウイアンは彼らのことを
「ファシリテーター(=引き出す人)」と呼んでいましたが、
彼らが参加者のアイデアや能力、興味・関心を十分引き出した
とは思えず、私は「トレーナー」としか呼べません。


プログラム中、トレーナーたちがおしゃべりや
マクラメのバッグづくり、ケーキづくりに興じていて、
参加者の活動を見ていないこともとても気になりました。

マクラメに夢中.jpg
↑マクラメに夢中

自分たちの意図が十分伝わっているか、
間違って伝わっていないか、
参加者たちがどんな姿勢で活動にとりくんでいるか など
確かめるべく、トレーナーたちは活動を観察すべきです。

特に、布の織り方の模擬授業を作ったグループは、
朱子織の標本をこのように作りました↓

朱子織?.jpg

その後の実習でも、
どのグループも間違った朱子織標本を作ってしまった後で、
「これは朱子織ではない」
と、発言していました。マクラメを作る手も止めないままで。

教師役がこのような標本を作っている段階で、
トレーナーとして指導すべきだったと思います。


その他にも、模擬授業中にソフトドリンクが配られる時間に
なってしまったところ、参加者がまだ授業をしているのに、
トレーナーだけ先にジュースを飲み始めたり、
「トレーナー」としても資質を疑う場面が多々ありました。


仲良くなった子に、私の違和感を伝えたところ、
彼女はトレーナーたちのそんな態度は気にならないと言っていました。

「でももし生徒が実習中に、教師がマクラメしてたらどう思う?」

と聞いたら、

「それはおかしい。やっぱり良くないね」

と言っていましたが。


最後、参加者の発案で、家庭科の自主研究グループが作られ、
その運営委員会が組織されました。

マラウイアンはそういう組織づくりは好きですが、
実際の運営は伴わないことも多いので、
その自主研究グループがどこまで機能するか疑問ですが、
今後に期待したいと思います。


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Last updated  August 13, 2007 11:27:19 PM
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