330744 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

あばぷひ★さぶ

あばぷひ★さぶ

Category

Freepage List

Archives

May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024

Favorite Blog

五月晴れの下を行く… New! あけやん2515さん

奄美の野良猫 日々… あまみののらねこさん
活字と植物メンテ、… オホーツクほいさん
+ Freude am Fahren + dragon_daaさん
たなごってブログ たなごってさん
お気楽人生の軌跡 andy@papaさん
チェンナイじんのイ… チェンナイじんさん
flaura brilliant flaura_brilliantさん
マイルドライフ シマッタカさん
サッカーと野鳥と音… ペアダ19さん
February 1, 2008
XML
テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:マラウイの学校
木曜、先週に引き続き、
同僚がカレッジでしている家庭科教育論の授業を見せてもらいました。
指導要領を遵守すべき、という内容でした。

指導要領を学生各自が持っているわけではないので、
教師がその内容を口頭で伝え、筆記することに主な時間が割かれていました。

指導要領は1冊約1,000クワチャ(約1,200円)くらいしますから、
確かに、マラウイの物価から見ても高いと思います。
でも携帯電話や衛星放送の見られるテレビ、DVDプレーヤーなどを
買う余裕のある先生たちも多く、授業の基準となる指導要領や、
教科書を買うよう指導しても良いのではないかと思います。
学生さんも、国からお給料が支払われていますしね。

大学の授業で、口頭で伝えられた教科書や指導要領の内容を
書き写すことに多くの時間を割くのはもったいないと感じました。

私は学生時代、指導要領の時代経過や背景を学び、
その問題点を考察する、骨太の指導教官に導いてもらった
ことを再確認しました。

クラブ クラブ クラブ

金曜、SMASSE(中等理数科教員再訓練プロジェクト)の月1回のミーティングがありました。
夏に行われる、年に1度の職員研修会に向けた授業案づくりが始まっています。

この日は、2件の訃報に対する黙祷から始まりました。
1件は、参加者の息子さん。もう1件は、JICAマラウイ教育分野の現地職員Freedomさん。
先日、ふとFreedomさんが学校にいらっしゃった時のことを思い起こしていた
その日、帰ったら訃報メールが届いており、びっくりしました。
天に還られる前、うちの村にも寄ってくれたのかもしれませんね。
私にとって、現地職員のなかで唯一、お名前とお顔が一致する方でした。
謹んでご冥福をお祈りします。

以前にも、この会合の参加者が亡くなったそうですし、
同僚は先月、義理の弟と伯父、2件の訃報が続いたそうです。
マラウイアンにとって死は特別なことではなく、
身近なことなのだと、改めて感じました。


さて、ミーティング。
参加者が書いてきた授業案に対する、教員養成カレッジの先生からの突っ込みは、
なるほどと思わされることも多く、私が突っ込めない、英語の壁を感じました。
去年は、文法や単語のチェックにかける時間=授業案の体裁を整える時間のように感じ、
その時間が長すぎると感じました。でも、彼らも第2言語ですし、表現を確認し合うことで、
考えていることを共有しあっているのかなと、改めて思いました。

しかしやはり、もっと授業の中身を議論すべきだと思いました。
どういうアクティビティを、授業の中にどのように導入すれば、
より生徒の理解を深めることができるのか。
残念ながら今回は、そんな話し合いにまでたどり着けませんでした。

1つには、資料があまりにも足らない。カレッジの先生の手元にも専門書がないらしく、
参加者が学生時代にとったノートと、私たちが普段使っている教科書を使って書いたようです。

最後の全体シェアリングのなかで、参加者から、
事務局のインターネットを使わせてほしいという提案があり、
使えるようになったのは、1つ前進だと思います。しかし私自身、教材研究をする際、
ネットから情報を選び出すだけでも時間も労力もかかりますし、
それが正しい情報なのか見極める目も必要ですしね。専門書が不可欠だと思います。

また、専門家を講師に招くのも有効だと思いました。
参加者が"table setting"など各分野のエキスパートになるよりも、
外部資源を活用し、それをいかに授業に盛り込み、
生徒の理解を深めるかを考えるのが、我々家庭科教師の仕事
だと思うのです。


マラウイ生活もあと8ヶ月となり、
残された時間の短さに対する、焦りも感じ始めました。
去年もっと積極的に関わっていたら、今年、何かの提案をできたのかな、
という後悔も、正直あります。でも悔やんだところで、過去は変えられないですしね。

1年目は、日本の家庭科を伝えたいという気持ちが強すぎたのだと思います。
さらに日本に捨ててきたものと、
マラウイで得られたもののあまりのギャップに、悔やむ気持ちも大きかった。

日本で最後に勤めた学校でも1~2年目、かなりしんどかったのは、
システムや環境の違いもしかり、失ったものと得られたものの差も大きかったです。
それでも3年目にはやりがいを感じ、4年目はラクさせてもらってました。

ここでも同様に、環境に慣れ、未練を考えないようにし、
仕上げの段階に入ったのかなと思います。
ようやく「パートナーシップ」という単語を実感しはじめました。


できることから、少しずつ。
今日もぽちっ↓とありがとうございますピンクハート

にほんブログ村 教育ブログ 家庭科教育へ

人気ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 3, 2008 09:24:51 AM
[マラウイの学校] カテゴリの最新記事


Shopping List

お買いものレビューがまだ書かれていません。

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.