定年オヤジ改計画
庄司常雄は、大学卒業から38年間働いた大手石油会社を定年退職した。妻と二人で海外や国内を旅行するのを楽しみにしていた。しかし、妻は体調が悪いと夫を避けるようになっていた。娘に言わせると、それは「夫源病」だそうだ。資産運用で買ったワンルームマンションがたまたま空いたので、妻はそこで刺繍をしたり本を読んだりするからと家を空ける。一人の時間を持て余して図書館に行ったり、公園をぶらつく常雄。そんな時、息子から飛び込んできた「孫のお迎え」の頼み。渋々引き受けた常雄だが~育児や家事がこんなに大変なのか?と目覚め、そして嫁への労わりも感じるようになっていた。テレビでドラマ化されたので見た方もいつでしょうね。郷ひろみさんがいい演技をしていましたね。退職後家にいると妻が負担に思う心理が理解できない夫側の視点で書かれている作品で、男性側の困惑がよく描かれています。妻が何も言わなくなったら、それは諦めたからという指摘には、頷くものがあり、男性こそ読んで欲しい作品です。【中古】【4/25〜28 最大P10倍】定年オヤジ改造計画 / 垣谷美雨