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2024.02.16
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読レポ第1987号

カール・ロジャーズ

~カウセリングの原点~

著:諸富祥彦

発行:㈱KADOKWA

第3章 ロジャーズの生涯(その8)

 ロジャーズは、「中年期危機」を経験して、ロジャーズの「内面」に変化が生まれて、面接スタイルの変化として「一致」を強調し始めたのである。

 「一致」というのは、カウンセラーがクライアントとの関係の中で自分の内側の動きに気づいていること。「リアルであること」と表現されることもある。たとえば、先程のロジャーズが手に終えたかった女性のクライアントに対してであれば、「そんなふうに、もっと、もっと、と求めるると、私はうんざりしてしまうんです」と伝えるにも「一致」の具体例である。

 このように、感情をオープンに語ることができるようになったことが、後のエンカウンター・グループの実践、さらにパーソンセンタード・アプローチと呼ばれる大規模グループによる世界各地での紛争解決の問題への取り組みにつながっていく。
 ロジャーズが40代後半の危機にならければ、ロジャーズの人生の展開されなかったかもしれない。

 その後、ロジャーズが共編で1954年に出版した『心理学療法と人格変化』(Rogers &Dymond,1954)でロジャーズはアメリカ心理学会から第1回特別科学貢献賞(Scientific Contibution Award)授与された。「自己概念」に焦点を当てたこの研究は、ロックフェラー財団から17万2000ドルもの資金を得ておこなわれた。
 この授与でロジャーズは心理学会の諸学会も、はじめて好意的な反応を示した。

と著者は述べています(私の捉え方の要約と割愛)。

 ロジャーズは、「中年期危機」を経験して、カウンセリングでのクライアントとの「内面」と「一致」の大切さを知った。この危機がなかったら、ロジャーズは、「内面」と「一致」の大切さに気がつかなかっただろう。

 私も環境学習活動をしていて、高校の外部講師していなかったら、心理学や脳科学については、学ぶということはなかっただろう。それは、私の担当授業を受けている生徒たちのやる気の意欲のなさに、「自分の授業がつまらないのか」と悩んでいているうちに、心理的な問題があることに辿り着いた。
 悩む事は、決して悪いことではなく、悩み悩む事で新たな扉を開いてくれるのだと思う。私も今の子どもたちの置かれている一部だが、多少は理解してきた。

 悩むということは、問題意識があるということで、問題意識があると、それを解決するための思考が働き、自己成長につながると思います。

 





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Last updated  2024.02.16 18:22:11
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