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カテゴリ:観照 & 探訪
![]() 心字池に架かる土橋(ドバシ)の傍から、池の北側と西新館を眺めた景色 ここから始めます。 ![]() ![]() 橋の東詰、中央部分にちょっと大きめの石が置かれています。 立入を留める印です。こういうシグナルは絵になります。 ![]() 池沿いの通路を歩み、枝越しに橋の先の中門を眺めた景色 ![]() ![]() ![]() 腰掛待合の背後側。手前はたぶん待合に付帯する「雪隠」でしょう。 ![]() ![]() ![]() 心字池の南端付近から眺めた全景 ![]() 池沿いの通路を巡って、八窓庵を間近で眺めます。 ![]() 外露地と内露地を分ける竹垣と枝折戸があり、飛石が茶室まで続いています。 先ほど、腰掛待合から反り橋を渡り中門を潜って茶室に至る径路を眺めてきましたので、この径路目線でアプローチしてみます。 ![]() ![]() この門を潜り、内露地に入ると、 ![]() ![]() 蹲踞(ツクバイ)手水鉢があります。 ![]() 茶室に向かう客人が目にする八窓庵の正面 ![]() 手前に大きな礎石が見えます。古都ならではの趣き・・・・。 ![]() ![]() 左側に刀懸、その右側には上部に窓が2つ横に並び。右の窓の下に躙口が見えます。 ![]() この躙口の戸を開けて、潜って茶室に入るということになります。 この八窓庵は、「もとは興福寺の大乗院門跡の中にあった茶室で、江戸時代中期頃に建てられました。四畳台目、古田織部好みの多窓式の茶室です」(リーフレットより) かつては「大和三茶室」の一つだったのですが、現存するのはこの茶室だけだそうです。明治25年(1892)にこちらに移設されました。 ![]() 八窓庵の北側面に回り込んでみます。左端が東側面の躙口に近い方です。 ![]() ![]() ![]() ![]() 細部を眺めて行きますと、こんな感じ・・・・。 茶室の窓の位置が大凡わかります。 ![]() 八窓庵の南東角側から東側面を撮った景色です。 ![]() ![]() ![]() 西側面。八窓庵の背面になります。左の景色で手前に見える建物はたぶん雪隠です。 八窓庵の周囲を一通り見渡しました。茶室内を見られないのは残念です。 (奈良国立博物館ホームページの「茶室 八窓庵」には茶室内部の写真が掲載されています。) 八窓庵の北側、池の畔に戻ります。西新館のピロティとの間の池の方です。 ![]() ![]() 池の傍に、「国東塔(クニサキトウ)」が1基保存されています。 大分県国東半島にだけ見られる石塔です。凝灰岩製、南北朝時代(14世紀)の作。 「特徴としては、頂上部に火焔宝珠をのせ、蓮華座・返花(カエリバナ)・格狭間(コウザマ)を持ち、塔身部がツボ型をしています。上部にお経(法華経)等を入れる孔(アナ)があいています}(リーフレットより) ![]() ![]() 国東塔の近くに置かれた石像。子供を抱くような像ですが不詳。 ![]() ![]() ピロティ前のほぼ方形の池と心字池は繋がっています。こちらにも竹垣と枝折戸が設けてあります。 枝折戸から出て、池の連結部に架かる石橋を渡って、入口に戻ります。 ![]() ![]() 庭園の通路脇に置かれているのがこの「宝篋印塔」です。 案内板が設けてあったかどうかは不詳。気づきませんでした。 ![]() (リーフレットより) これで庭園散策を終わります。 この後、「なら仏像館」に向かいました。 つづく 参照資料 *「茶室 八窓庵 庭園のご案内」リーフレット 奈良国立博物館 補遺 奈良国立博物館 ホームページ 茶室 八窓庵 庭園・茶室のガイド 奈良博教育普及室 :「奈良国立博物館」 八窓庵(奈良国立博物館の茶室) 茶室建築 Tearoom :「no+e」 ⇒ 間取り図掲載 奈良 八窓庵(はっそうあん)茶室 :「和美荼美(わびちゃび)」 ⇒ 間取り図掲載 八窓庵(はっそうあん)の八窓とは :「気軽に茶道をしてます。」 茶室その3(古田織部の茶室) :「住まいとインテリプラン」 古田織部の茶室 茶室建築 TeaRoom :「no+e」 燕庵・へうげものの茶室【知トコ見トコ・茶室5選】古田織部・わびさびの実存 YouTube 熊本城・本丸御殿の古田織部好みの茶室 :「九州旅倶楽部」 国東塔 :ウィキペディア 国東塔の魅力 ~最も国東らしい文化財~ 文化財室 :「豊後高田市」 ピロティとは何のことですか? 耐震のQ観照 奈良市 興福寺境内・奈良公園・奈良国立博物館をちがう目線で&A:「一般社団法人 マンション再生協会」 ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -1 往路途中の興福寺にて へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -2 特別展「聖地 南山城」(1) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -3 特別展「聖地 南山城」(2) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -4 久しぶりの庭園散策(1) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -6 なら仏像館(1) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -7 なら仏像館(2) へ こちらもご覧いただけるとうれしいです。 観照 奈良市 興福寺境内・奈良公園・奈良国立博物館をちがう目線で お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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