|
カテゴリ:観照 & 探訪
![]() なら仏像館の中央部は広いホール(展示室)です。 今は、ここにでんと金峯山寺仁王門の金剛力士像が設置されています。 ![]() 傍にこの説明板が設置されています。一部拡大します。 ![]() 修験道の総本山である金峯山寺では、2018年度より仁王門(国宝)の大規模修理が開始されました。それと併せて、2019年度から2年をかけて金剛力士像の保存修理が、この奈良国立博物館の中にある修理所で実施されました。修理完了を記念して、このなら仏像館での特別公開が行われることになりました。 このなら仏像館に収容できる最大規模の仏像だそうです。この特別公開にあたり、まる2か月間、ここを臨時休館して設置作業が行われたとのこと。 令和10年(2028)の仁王門修理完了の予定までは、この金剛力士像そのものをごくごく間近で拝見できます。またとない機会だと思います。(資料1) 2021年2月に特別公開が始まりました。2021年6月に拝見して、拙ブログでご紹介。その後も幾度か奈良博に来る度に拝見しています。重複しますが、やはり今は、金剛力士像をスルーして終わる訳にはまいりません。 阿形像 ![]() ![]() 阿形は像高 505.8cm 、吽形像は 506.2cm。東大寺南大門の金剛力士像に次ぐ大きさ! 像内の銘文により、南北朝時代・延元3~4年(1338~1339)、大仏師康成作とわかります。東大寺の運慶・快慶による金剛力士像は、建仁3年(1203)の造立です。135年余の時の隔たりがあります。 大仏師康成は、慶派仏師の流れを汲む父康俊(コウシュン)から「南都大仏師」の称号を継承しました。南北朝時代の代表的な南都仏師だそうです。(資料2) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 金剛力士像は、免震装置付の展示台に安置されています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 金剛力士像の反対側に展示されている仏像で撮影OKだった四天王像の一躯。 ![]() ![]() ![]() ![]() この如来立像も。 左右にある展示室を巡ります。ここで撮影できたのが ![]() ![]() ![]() ![]() 残り半周の回廊に進みます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() これで館内を一巡してきました。何回見ても、金剛力士像は迫力があります。 夾雑物なしにすぐ間近で、見上げることのできるのはすばらしい。 ![]() 奈良公園の鹿を眺めて、帰路につきました。 ご覧いただきありがとうございます。 参照資料 1) 吉野の山の上からやってきた巨大な金剛力士像 :「buncul 文化庁広報誌 ぶんかる」 2) 十一面観音立像 文化財 :「奈良市」 補遺 修験根本道場 国軸山 金峯山寺 ホームページ 国宝仁王門 大修理 ご支援のお願い 金剛力士像 :ウィキペディア 東大寺南大門 金剛力士像 :「NHK for School」 「金剛力士像」の意味や役割とは?特徴や魅力、有名な寺院もチェック!【親子で日本文化を学ぶ】 :「HugKum はぐくむ 小学館」 ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -1 往路途中の興福寺にて へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -2 特別展「聖地 南山城」(1) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -3 特別展「聖地 南山城」(2) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -4 久しぶりの庭園散策(1) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -5 久しぶりの庭園散策(2) へ 観照&探訪 奈良市 奈良国立博物館に -6 なら仏像館(1) へ こちらもご覧いただけるとうれしいです。 観照 奈良国立博物館・なら仏像館 特別公開 金峰山寺 金剛力士立像 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.16 09:16:13
コメント(0) | コメントを書く
[観照 & 探訪] カテゴリの最新記事
|