資産運用一千一夜

今、私のいる部署に常駐しているビジネスパートナーのK君が、
7月いっぱいで退職するという。
何でも（自称）株式トレーダーとして食っていくそうだ。

今年に入ってからそんな事を口走っていたのは知っていたが、
全然相手にしていなかった。

ところが先月、その会社の別の人から、
そのK君が既に退職届を出しているとの話を聞いた。
まさか本気だったとは。

話を聞いてみると、株式投資を始めたのは今年。
ライブドアショックの後だという。

成績は…まだ水面下だと言う。
ちなみにGWの振休でデイトレードをしていたそうだが、
2日間で800円ほど勝ったそうだ。
ご苦労様…

周りの全ての人間から、
「もっとまじめに人生を考えろ」
と言われてるが、本人は気にしている様子はなく、
お昼休みには投資本を読んでいる。
何でも凝り性の性格で、
かなりの数の投資関係の書籍を読み込んでいるという。
システムトレードで勝負するのであれば、もしかしたら…
とも思ったが、少し話をした限りでは、そんな感じでもないようだ。

兎に角、いまは人の出入りが激しく、
サポートが大変なので、経験者が居なくなるのは正直勘弁してほしい。

今日、まだ気が変わっていないのか話をしたら、
逆に、何かいい銘柄はないかと聞かれてしまった。
そんなことを聞いている専業投資家が、サバイブできるわけがないのに。

私「今日決算発表している信越化学を見てみたら増収増益で、
　　2期連続で特別損益がゼロだよ。
　　こういう余計なことをせずに、
　　グローバルに事業展開していながらリスク管理ができていて、
　　しっかり本業で成果を出している企業はどうなの？」
K君「信越化学、萌え！」

…やっぱり要らないな、こいつは。