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テーマ:ミステリはお好き?(1469)
カテゴリ:Mystery
私19歳の浪人生大室里英は、亡くなった伯父が所有していた孤島枝内島に父と共に向かう。
同行したのは不動産関係者と伯父の知人7名。 到着早々、伯父の屋敷の地下室で爆弾らしきものが発見され、不穏な空気が漂う中、不動産社員小山内が、何者かに断崖から突き落とされて殺害される。 犯人は島の中にいる? そして姿なき犯人から島に残った者たちに示された警告状。 「この島にいる間、誰が殺人犯か知ろうとしてはならない」 犯人を突き止めようとすれば、全員が爆殺されることになる。 さらに伯父の知人矢野口小山内の同僚藤川が殺され、連続殺人の様相を呈してきた渦中にあって観光会社の女子社員の綾川は言う。 「犯人が判りました。」 彼女は禁を破ってしまうのか・・・・・・ -------------------- 孤島クローズドサークル、信用ならない語り手(視点人物)、犯人は○○役と最近のミステリのお約束のパターン。 これもお約束の「名探偵皆を集めてさてといい」からの 解決編で披瀝される 意外な推理で、一件落着と思いきや、さらにその裏に隠された驚愕の真相。 怪しい人物(誰が犯人か)はなんとなく判っていながら、どんな迷?推理が披露されるのかが予想がつかないスリルを味わいながら、ページをめくる手が加速する。 オチがついて、大筋で此方の予想通りになったの点は(露骨にネタバレ出来ないので伏字) ↓ やっぱり○○人物は嘘をついている やっぱり犯人は○○役 やっぱり○○ガイの推理 この作品の推理の主題は、フーダニットの意外性よりホワイダニッㇳの意外性、ハウダニットを解明することの困難さだと感じた。 それにしても、ハウダニットについてはもっと、見取り図や解説図で分かりやすくしてくれないと、読み手が謎を解くのは無理ゲー。 もっと言わせてもらえば、登場人物一覧表が無いのは犯人を隠すためだとしたらアンフェアではないか。 ところで、気になったことをひっそりと独りごちてみると 犯人の犯行動機(ハウダニット)が前作「方舟」と酷似していること。 自分は何としても助かりたい٩(๑òωó๑)۶!!!..... そりゃ誰でもそうでしょ というなかれ。 これってもしかして犯人の正体は・・・・・フーダニットの裏にもさらに意外な真相がかくされていたりして(*_*)エ? これ推理というより推測、いや妄想に近い個人の直感ですけど。 ![]() 今日は気温がぎりぎり10℃。 鍼治療に出かけたら寒かったけど、帰路は猫街から井戸の底までウーォーキング(いつもどおり) 明日は雪になるのかな。気温6℃、雨のち雪の予報。 だけど、お籠りせず図書館で調べ物がしたい。 手元のもう一冊のミステリもそろそろ読み終えることだし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.24 23:28:26
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