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「世界一受けたい授業」で、イギリスBBC放送のジェシカ・ウィリアウムズさんが
「世界の見る目が変わる50の事実」という講義をした。 その講義のなかで、数字によって、現在の世界の状況をいくつか説明していた。 以下は、 世界一受けたい授業のホームページから、抜粋します。 * * * * ■アメリカ人の3人に1人はエイリアンがすでに地球に来たと信じている。 今でもこういう科学で証明できない神秘的なことを信じる人は多いです。 こういった人は、人間は孤独であると信じていて、宇宙にはきっと通じ合える何かがあると信じたいのではないでしょうか。 ■ブラジルには軍人よりたくさんの化粧販売員がいる。 ブラジルでは自分を美しく見せることが特に重要だと考えられています。今ブラジルには45万人規模の軍隊がありますが、化粧会社エイボンの訪問販売員の数は70万人、日本でいうと静岡市の人口と同じ数です。 ■肥満の人の3人に1人は発展途上国に住んでいる。 ■70か国で同性愛者は違法、9か国で死刑になる。 ■ケニアでは家計の3分の1が賄賂に使われている。 ケニアでは、役人が上層部にいたるまで賄賂で儲けています。 ケニアでは何をするにも賄賂が必要です。 子供をいい学校に入れたければもちろん必要だし、運転免許が欲しい時も何か事業を始めたい時もそうです。 ケニアの大統領はこの賄賂をなくせばケニアの国家の事業をまかなえるだけの額になる、と嘆いているそうです。 ■ロシアで家庭内暴力のために殺される女性は毎年1万2000人を超える。 理由はいくつもあるとは思いますが、ソ連が崩壊した後、経済的・精神的にどん底に落ちた男性が急増しました。 そのトラウマを少しでも忘れるために、誰でもいいから支配したいという思いが一番身近な存在である自分の妻に向き、妻には仕事を辞めさせ、自分達に依存させています。 ロシアではこのようなことはタブーとされているので、よほど大きな怪我をするか死に至らない限り、女性が助けの声を上げるのが難しい社会になってしまっています。 ■世界中の紛争地帯で戦う子供兵は30万人いる。 子供が子供らしく生活できていません。 自分達の村があるグループに支配されてしまったとすると、子供たちはそのグループにかり出されてしまいます。 荷物運びから、子供だと疑われにくいのでスパイまでやらされます。彼らの多くは後に銃を握ります。 そして戦闘地域に送られ、物のように扱われます。 地雷が埋まっているかもしれないということで、グループの戦闘を子供たちが歩かされるということもあるようです。 また、この子たちはたとえ生き残っても帰るところはどこにもありません。本当に酷い現実です。 ■世界には今も2700万人の奴隷がいる。 ■インドでは4400万人の児童が働かされている。 インドでは、5人に2人の割合で絶対的貧困に暮らしているといわれています。 子供といえども家庭の足しにならなければならないのです。 子供たちは危険な仕事でもしなければならないし、扱いも酷いもののようです。このような暮らしを強いられている子供たちは学校に通うことはできないので、読み書きも計算も学ぶことはできず、知識を得て今の暮らしを抜け出すということもできません。 貧しい生活を続けざるを得ないのです。 これを何とか改善しようという団体も出てきていますが、まだ人口の多さについていけていません。 ■世界の死刑執行の81%は中国、イラン、米国のわずか3か国に集中している。 ■世界の5人に1人は1日1ドル未満で暮らしている。 世界の中で経済的に豊かな国々の国民所得の1%足らずを用いれば、そういった人たちに充分な食料や医療サービス、教育の基本的サービスが行き渡るといわれています。 * * * * 途上国を、旅や長く生活をすると、このような現実に、いやがおうでも遭遇する。 無力感にさいなまれながら、日本という国と日本人について意識させられる。 そして、 日本での日常生活がもどってくると、 そんなことの記憶も、少しずつ薄らいでしまうのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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