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テーマ:たわごと(26815)
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真夜中に、突然、蝉が鳴き出すことがある。
あれは、このところ、夜中でも、温度が高いからなのだろうか。 ひとしきり、鳴くと、やがて、静まった。 やはり、 夜中の2時頃だろうか、 犬を散歩している人がいた。 あたりは、住宅地なのに、いったい、なんなのだろう。 眠りに入れないのだろうか。 それとも、犬の散歩を忘れ、生真面目に守っているのだろうか。 どちらにしても、この散歩を犬は望んでいるのだろうか。 すごく、気になる。 時間が、ずれると、不思議な生態の人たちというのが、棲息している。 昔、コーヒーショップで、夜明かししていたら、 若者を集めて、説教をしているヤクザ者がいた。 若者は、うなだれ、反省していた。 あれは、正しい道を教えていたのか、 それとも、言葉巧みな、暴力団への勧誘行為だったのか。 漫画家の吾妻ひでおが描いた「失踪日記」を本屋で立ち読みをした。 漫画のあらゆる賞を総なめしている本だ。 実話のマンガ本で、彼が、原稿を描くのがいやになり、 ホームレスをしていたときや、ふとしたはずみで、配管工として働いたときの話や、アル中の生活などが、つぎつぎ書かれている。 吾妻ひでおとは、不条理な漫画を描く人で、コアなファンがいるが、 さすが、この人らしいマンガ本だった。 この本のなかで、彼がホームレスをしているとき、 話かけてくる人たちというのがいた。 それは、宗教の勧誘だったり、 臓器か戸籍売買のヤクザだったり、 カードで、物を買わせて、持っていってしまう人だったり、 とても笑えない話なのだが、 それをコミカルに描いていた。 泥棒と間違われ、警察につかまり、 著名な漫画だとわかったとき、 警察官から、サインをねだられ、 困り果て、「夢」という字を描いたのには、笑ってしまった。 けっこう、おもしろい漫画だったが、 もし、この本を買って、 彼に印税が入れば、アル中を加速させ、間接的に命を縮めることになるので、 立ち読みで終わりにすることにした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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