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カテゴリ:映画の話
東京出張にて、空き時間に映画鑑賞
ハンガリー映画「サウルの息子」 アウシュビッツにおけるホロコーストの実状を描いた映画です。 キャッチコピーは「最期まで<人間>であり続けるために」 この文言からすると、お涙頂戴の感動映画に思えます。 しかしながらスクリーンで展開されるのは、とてつもない地獄絵図。 アウシュビッツで起きた凄惨で残酷な出来事を、特殊な手法で表現しています。予想を遥かに超える凄まじさでした。 あらゆる地域で立ち上がっているように思える民族主義 その極みにこのような出来事がある。 私たちもそこに陥る可能性があることは肝に銘じないといけないのかもしれません。 またハンガリーとホロコーストの関わり。 だからこそハンガリー人の監督が表現しなければならなかった事実。 新人監督とは思えない迫力の裏には、そんな制作意欲があるように感じました。 人類の記憶を書き留め風化させない。 映画の最大の意義の一つを示してくれた作品です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 24, 2016 04:40:50 PM
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