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タイムマシーン・プロジェクト・プルミエ・クリュ・VV

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2017.11.29
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カテゴリ:ワイン
昨日からの続きです。
本日はテイスティング編です。

ワインを語る上で、
ワインだけを語るのは底が浅い
これは大橋MWからの教えです。
故に、昨日は座学に重点を置きました。
『国を知らずしてワインを語るなかれ』


この9種のワインは全て、
大橋MWが試飲をして、
大橋MWが決めたものです。
指定されたものではない所に、
本気度を感じます。
そして、選ばれたワインの
細やかな気遣いに脱帽です。

ジョージアを強くイメージする
オレンジワインや
クヴェヴリを用いたワインは
9種の中でたった3つです。
何故なのか?
比較テイスティングのためです。
そして、生産地域は全てKakheti
ジョージアワイン入門編として
非常にわかりやすい構成です。

-






1番目のワイン。
グラスの画像で言うと左奥
瓶の画像で言うと一番左
Chateau Mukhrani
Rkatsiteli Superieur
品種がRkatsiteli
ルカツテリ? カツテリ?
外観は見ての通り。
グリーンがかったレモンイエロー
オレンジワインじゃないです。
香りはややアロマティック
洋梨~白桃あたり。
ボルドー白を彷彿とさせますが…。
味わいは『漢方薬』
フルーティ×苦みのワイン。

ただ、時間経過とともに、
漢方薬感は消えて、飲みやすい。
苦みがかなり個性的。


2番目のワイン
画像の左奥から2番目
瓶は左から2番目
外観はトパーズがかったゴールド
ジョージアではこういうワインを
『アンバーワイン』と言うそう。
オレンジワイン=アンバーワイン。
こういう言葉は、これから広がるかも。

香りはつけもの…
あまり好きじゃないビオ系の香り。
リンゴのはちみつ漬け、花、スパイス
複雑性が非常にあることは同意
このワインを一言で表現すると
複雑性=滋味×渋み×余韻
渋みが非常に特徴的。
で、何度か口にすると、
その複雑性からか、
クセになりそうなワイン
日常のワインとしては非常に面白い。

このワインに関して隣の席の
大越ソムリエにペアリングについて
質問したところ、揚げ物が面白いと。
『アナゴの揚げ物にカレーパウダー』


3番目のワイン
グラスの画像で言うと
奥の右から2番目
瓶の画像で右から2番目
ワイン名がIberiuli
葡萄品種がMtsvane
これはオレンジじゃないです。
クリーンな色調です。
大橋MWは『ヨーロピアンスタイル』
と表現しておられました。
香りは非常にアロマティック。
白桃中心でフローラルでもあります。
例えとしては仏のセミヨン。
飲んでみると、非常に力強く、
ジューシーで少しだけ苦みが。
甲殻類の天ぷらを提案されました。


4番目のワイン
ワイン名:Shalauri
ブドウ品種:Mtsvane
オレンジワインです。
画像↓

左が2番目のオレンジワイン
右が4番目のオレンジワイン
量が少ないので色調薄め
綺麗なトパーズです。

香りは蜜や紅茶の香りが強く、
フローラル感も強いです。
やはり複雑性があって、
なんと言っても特徴的なのは、
『渋み』
オレンジワインの特徴は、
白ワインだけど渋みが強い。
タンニン量は普通の白の3倍
赤の1/3程度との事。
やっぱりクセになりそうな味わい。
ヴィオニエの雰囲気が近いですが、
白ワインの範疇に無いワインです。

森覚ソムリエの提案は
和牛のサーロイン鉄板焼き
大越ソムリエの提案は
綺麗な甲殻類の揚げ物少し柑橘を搾って

色々なシーンで活躍しそうなワイン
『個人的No1ワイン』です。


白ワインに関しては、
一品種につき
ヨーロピアンスタイルと
クヴェヴリのオレンジワインの
二種類のワインを比較テイスティング
非常に特徴をつかみやすいです。
非常に有り難い構成でした。


-


続いて赤ワインです。
ブドウ品種は全てSaperavi
醸造方法が違います。






5番目のワイン。
ワイン名Gvino
グラスの画像では手前の左1
瓶の画像で左1
ステンレスタンクで醸造です

色合いはやや濃いめで、
ガーネット
香りは黒系果実、ハーブ、スパイス
雰囲気としてシラー+カベルネ
新世界感もあるので、
オーストラリアで抑制的に造った
シラーズ+カベルネという印象。
森覚ソムリエから馬刺し・ごま油
という提案でした。


6番目のワイン
ワイン名:Saperavi Barrel
名が体を表すです。
グラスの画像で手前左2
瓶の画像で左2
オーク樽で醸造です
外観はガーネットですが、
他と比較して若干薄いか?
香りは熟したプラム
味わいはジューシーで
きめ細やかでなめらかなタンニン
森覚ソムリエは新世界ピノ的と
ボク的には新世界Cs+Me+PN
新世界PN的なのは同意です。
若干Me、Cs的な強さも感じます。
すき焼きやもつ煮などが提案


7番目のワイン
ワイン名:Iberiuli Mukuzani
樽を使用して醸造
グラスの画像手前真ん中
瓶の画像真ん中
外観はガーネット
香りはブルーベリーからカシス
ボクの中ではチリのカベルネ
新世界だけど少しの青さ
森覚ソムリエは鰻の蒲焼を提案
山椒との相性が良いのでは?と。


8番目のワイン
グラスの画像で手前右から2番目
瓶の画像で右から2番目
ワイン名:Teleda Orgo Saperavi
遂に登場クヴェヴリのワインです。
第一印象は
非常にクリーンで鮮烈な香りでした。
なんと表現していいのかわかりません。
エタノールの香り?
雰囲気としてはイタリア北部~中部
イタリア感が有ります。
ネビオーロ、バルベーラ、
特にサンジョベーゼが近いです。
鮮烈でクリーンなサンジョベーゼ
そんな印象です。


最後に9番目のワイン
グラスの画像で手前右1
瓶の画像で右1
ワイン名:Kindzmarauli
中甘口のワインです。
ボジョレーをスマートにして
中甘口にした様なワインです。
クセが少なくキャッチーなワイン。
森覚ソムリエは『焼肉』を提案
納得です。


-


甕(かめ)を用いた醸造というと、
何となく不潔な印象を覚えますが、
クヴェヴリは『陶器』ではなく、
『磁器』との事で、
相当クリーンな造りとの事。
実際に飲んでみて、実感できました。

そして、ジョージアワインの特徴は
醸造方法の多様性×ブドウ品種の個性
=無限の可能性
=ワイン聖地への原点回帰

ワインに触れるようになって、
ワインの資格も取って、
色々知った気になっていましたが、
まだまだ未開の地は多そうです。

また一つ、ボクの視界がひらけました。
『新しい世界』
”さあ、出掛けよう! 新しい世界へ”
”さあ、飛び出そう! 新しい世界へ”




『国を知らずしてワインを語るなかれ』
かなり重く、心に残っています。
自力で勉強するのも頑張りますが、
『セミナー』ってやっぱり刺激的です。

ワインスクールの試験対策ではない、
広い知識吸収を目指した講座とか、
仕事が落ち着いたら受講したいです。
5年以上先かもしれませんが…。

教えてもらうって尊い事ですね。





話変わります。
仕事の愚痴です。

ボクは部下がいません。
直接的上司もいません。
ルソー氏は先輩だけど
上司ではないです。
故に良い関係を築けています。

そんなボクが今回のプロジェクトで
『指導』の立場となりました。
望んでいた事ですし、
ワクワクしていますが、
人生で初の経験になります。

指導とはいえ、『部下』ではないです。
『生徒』の方が近いかも。
いずれにしても、人生で初の体験。
その生徒の気持ちが全く分からない…。
故に、
どこまで厳しくして良いのか、
どこまで負荷をかけて良いのか、
実際に指導が始まると、
全く分からなくなりました…。
厳しさは『生徒』のため。
だけど、厳しすぎてイヤになったら
辞めちゃうかもしれない。
今だけ耐えればいいわけじゃない。
この先5年10年と続くのです。

自分の若い頃であれば、
新入時、2年間は休みなんてゼロ
3~4年目が自立を促し、
5年目からバックアップ無し
ここから最高にしんどい時期数年。
そんな感じで10年目までで、
徹底的に鍛えるで良いのですが、
今の若者はどうなんだろう…。
今まで部下がいなかった分、
急に困ってしまいました。

ガチで取り組んでいるだけに、
色々な壁にぶち当たっています。





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Last updated  2017.11.29 07:48:25
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