|
カテゴリ:旅行
3月10日(水) 昨日と今日の報道番組で、南東北地方に突然現れたカラスの大群に、 地域住人が恐れおののいているとのニュースが紹介されていました。 一月程前から、福島県の郡山市、会津若松市や、 宮城県の石巻市、登米市、岩手県南部の金ケ崎町では、 市街地中心部も含めてカラスの大群が我物顔に飛び回っているそうです。 この地方の皆さんはカラスの大群を見慣れていないのか、 「気持ち悪い」、「不気味だ」などの感想をもらしておられました。 これは間違いなくミヤマガラスの大群ですね。 他のカラスも混じっているかもですが。 ミヤマガラスは冬鳥で、秋に日本に渡って来て春になるとユーラシア大陸に戻ります。 嘗ては九州を始め西日本への渡りが主。 現在も佐賀県佐賀市や熊本市では、多くの個体が越冬し人との軋轢が生じているとのこと。 鹿児島県出水市のツルの飛来地でも、ミヤマガラスの大きな群れがいました。 大群が上空を舞っていますと、蚊柱のように見えたものです。 1980年代から次第に飛来地が日本海側を北上し、 今では東北や北海道でも観察記録があるようですが大集団は珍しいのかも。 ミヤマガラスは集団性が強く大きな集団を良く作ります。 そこが普段見慣れたハシブトガラスやハシボソガラスと違うところ。 場合によっては何百、何千もの大集団になりますから、 見慣れない人にとっては、非常に不気味に見えるのでしょう。 アルフレッド・ヒッチコック監督の映画、「鳥」を連想するのでしょうか。 想像するに、今年の大集団の形成は、 雪深いせいで生息地域が狭められ、必然的に局地的大集団になったものかと。 さて、話題をガラッと変えまして、今日の日記は「特急踊り子」のこと。 乗り鉄でも撮り鉄でもない我が家ですが、 ヒョンなことから「特急踊り子」に乗って下田まで旅してきました。 事の発端は現在大学3年生の末っ子の発案。 昨年の夏前からインターンシップ活動に励んでいて、 2月には第一志望の会社から内々定をいただき、早々と就活を卒業。 COVID-19のために例年とは異なる苦労もあったようですが、 取り敢えず目先の目標が達成され一安心。 我が子ながら頑張ったとは親バカですな。 それはさておき、何処かに出かけたいと仰せになったのですが・・・。 何処で聞き込んだのか、「特急踊り子」の世代交代が進んでいるとのこと。 185系車両はもう直ぐ定期運行が終了するから、 引退前にこの車両に乗って伊豆まで行きたいので、付き合ってくれとのことで・・・。 因みに185系の定期運行終了日は来る3月12日のようであります。 185系は1981年のデビュー。 まだ旧国鉄時代のお話であります。 特急・急行から通勤・通学まで幅広い用途に対応可能な設計だったそうです。 この40年間で高崎線、東海道線を中心に、特急或いは快速として親しまれてきました。 踊り子号としては乗車したことはないのですが、 曖昧な記憶では「特急かいじ」や「特急草津」として185系車両に乗車した記憶があります。 この引退をもって、JR東日本から定期運行する旧国鉄時代の特急車両は全て引退となります。 この日は2月最後の土曜日。 我が街からの直通列車もあるのですが、 やはり鉄道ファンが押し寄せたようで、一週間前には既にほぼ満席状態。 混んでる電車はCOVID-19罹患の懸念もありこれは断念し、 比較的空いていた東京駅9:00発の「特急踊り子」3号をチョイスしました。 10両が伊豆急下田行き、5両は修善寺行きでした。 これは連結部分。 トップの写真は修善寺行きの最後尾車両です。 我が家が乗車した7号車。 東京駅で崎陽軒のお弁当を買い込み、発射直後に早速朝食をいただきます。 これは横浜チャーハン弁当です。 モハ185型は、モハ184形と電動車ユニットを構成する中間電動車なのだとか。 基本型は31両存在するそうですが、30とは30両目というkぽとなのでしょうか 乗り心地は流石に昭和の時代を感じます。 最新型の車両と比べると、横揺れ縦揺れともに強く騒音も煩く感じました。 しかし、これがかえって旅情を感じさせるのかもしれません。 熱海駅で修善寺行きを切り離したのち、伊東駅で登り列車とすれ違いの時間調整。 この先は単線の伊豆急線に乗り入れるためです。 5分ほど停車するとのことでしたから、ホームに降りて写真を撮りました。 11:50に無事伊豆急下田駅に到着しました。 撮り鉄の皆さんが写真を撮っていましたが、思ったよりは少数でした。 5分ほどでバラバラになり、ゆっくりと写真を撮ることができました。 隣の伊豆急の車両と比べると、線路幅は同じなのにボディの幅は全く違うのですね。 下田駅の改札を出たところ。 185系が引退した後、この路線はE257系にバトンタッチするよう。 もうすでに一部はE257系が走っていまして、上の写真の左端にその姿が写っています。 従来「スーパービュー踊り子」として運用されてきた251系も、 一足先の一年前に引退しているそうですね。 これは知りませんでした。 後継は「サフィール踊り子」だそうです。 JR東日本の website を見ると全車両グリーン席の豪華列車。 当然高額な乗車料なのですが、何時かは乗ってみたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.03.18 08:29:07
[旅行] カテゴリの最新記事
|