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公務員保育士がヨガスタジオを作るまでのお話

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2024.04.30
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カテゴリ:わたしのこと
初の投稿でとんでもないタイトルから失礼します笑

わたしは地方に住む平凡家庭の生まれです。
特にお金があるわけでも貧乏な訳でもなく
ほとんどの方が想像する"普通"を詰め込んだような
家庭です。

その中で唯一、わたしがみんなとは違うと
幼心に感じていたこと。
それは、母がうつ病であるということです。

わたしの両親は2人ともこの土地の生まれではなく
祖母宅はどちらも県外にありました。
なので、誰にも頼れない状況の中わたしを
育ててくれたのだと思います。

はじめのうちは、「元気がないな」くらいに
思っていました。

ですがそのうち仕事と家庭の境目が分からなくなり、
家で何をしていても

「すみません」
「こちらでお間違いないですか」
「ありがとうございます」

と小声で繰り返すようになりました。

座っていても貧乏ゆすりが止まらず
スリッパが何度も床を滑る音がわたしにとって
恐怖の音でした。


それは作る料理にも影響が出ました。

「味が濃い物は体に悪い」と
どこかで情報を得たのでしょう。

その日からとことん薄味の料理が出ました。

父が「今日、味薄くないか」というと、
目に見えて落ち込みました。

わたしは、あの時食べた"太巻きのおかゆ"の味を
一生忘れないと思います。


さて、わたしは当時中学生でした。

通っていた中学校はいわゆるヤンキー校で
日々、窓ガラスは割れるし
流血沙汰のケンカは起きるしで、
できるだけ目立たないように生きていました。

そんなわたしが一躍脚光を浴びる日か来ます。
(悪い意味で)

授業中、突然金髪のギャルが
わたしの机に座って言いました。

「〇〇のこと好きなん?!」

話をまとめると金髪ギャルが好意を寄せていた〇〇君が
わたしに興味を持ってくださり、
勢い余って今まで一度も喋ったことのないやつの
首根っこを掴みにきた、とのこと。

その日から仲が良かった子とも距離ができました。

もちろんギャルや〇〇君が絡みにくるようになったことは言わずもがなです。

特に殴られた訳でも
金品を巻き上げられたわけでもありません。

そこは「〇〇君に好かれていた」
というラッキーだったと思います。


ただ、当時のわたしにはそんなことよりも
家に帰ることが怖かった。

今日の母の機嫌はどうかドキドキしながら帰る
帰り道が本当に嫌でした。


もちろん学校で孤立しているなんて話は
できませんでした。

そんな話をしたら母が泣くかもしれない。
落ち込むかもしれない。

これ以上苦しめるわけにはいかないと
できるだけニコニコ明るく接しました。

学校が楽しくて友達が優しいという嘘の話を
たくさんしました。


そんなある日、わたしは母の日記を見つけました。

自分の気持ちを溜め込まないために文字に書き起こせとお医者さんから言われ、毎日つけていた日記です。

読んではいけない、と一瞬躊躇しましたが
興味が勝ち、ページをめくってしまいました。

そこにはびっしりと

「ごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんね」と書かれていました。

「ママのせいで無理させてごめんね」と。

きっと全部バレていたんだと思います。
母なりにわたしが何か困っていることを
感じていたのだと思います。

でも、その時わたしも心の限界で

今思えば母の優しさだと捉えられるのに

「なぜこんなに頑張っているのに謝られるのだろう?」
「わたしが気を遣ってしていることは間違っていたのだ」と天邪鬼な解釈をしてしまいました。

かと言って、中学生のわたしには現状を回復させる術はもうありませんでした。

頑張って笑顔を作り、できるだけ母が思う
正しい子を演じました。

そういえば母と大爆笑したのはいつだったかなと
ふと思ったのでした。





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最終更新日  2024.04.30 22:40:43
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