カテゴリ:あゆみ、ハァハァレビュー
北九州の門司港に
バナナマンと呼ばれる魚屋さんがいます。 彼に初めて会ったのは・・・ 自分が初セミナーを開いた翌日、 彼はあるレストランの一室を貸切ってセミナーをひらきました。 といってもセミナーという感じじゃなくて 講師の彼はバナナの被り物をして登場するし、アンパンマンの歌は歌うし しかも泣き出すし・・・楽しいパーティーのような一日でした。 いまみんなに知られてて活躍してるコンサルタントが一堂に会していました。 これだけのメンバーを集めるのも彼の人徳。 あゆみは 亡くなられた徳ちゃんと受付をやらせていただきました。 根っからのエンタティナー。 彼を知る人はそういいます。 秋武政道さん。 門司港の名物ひものやのおやじで敏腕マーケッター 天才コピーライターでもある彼には 早い時期から出版のオファーが殺到していましたが 商売のほうが楽しいのか(笑) 実に構想5年。 満を持しての初出版となりました! 「売れた!売れた!お客様の声で売れました!」 秋武政道著 大和出版 今日、初めてのキャンペーンです。 * * * 「社長には早くなったほうがいい。お前を一年で社長にする」 そういって、大学を卒業した彼に 家業を継がせたお父さん。 その言葉通り、すべてを彼に任せました。 でも・・・当時の彼は典型的な2代目の放蕩息子。 お父さんが一代で築き上げた会社を、わずか一年半で倒産寸前に追い込んだ。 お金がないから冠婚葬祭にも出席できない。 娘の給食代も払えない。 「最後の最後は、俺も保険に入っているから・・・ 自殺でもして借金を払うしかないか・・・」 年末になると新聞をにぎわせる商売人の自殺記事。 他人事ではなかった。 * * * 彼はいま、たくさんの人に商売を教えるマーケッターとなり ビジネス書を出版しています。 この事態を逆転させたものは何だったのでしょうか。 自殺するしかないかも・・・ そんな状況の中 お父さんは、彼を責めることなく一緒にがんばろうといってくれたそうです。 「自分たちで何とかしよう」 それはある意味 彼一人が自殺を図ったところでどうしようもないところにきていたからということも あったのですが・・・ ほんとうにつらいとき誰かひとりでも味方になってくれると がんばろう、と踏ん張れるときがあります。 そしてふんばって、ふんばって、これしかないというものをみつけて それを信じてやってみたら・・・ 味方はひとりだけじゃなかったことに気づくのです。 * * * 彼を救ってくれたもの。 ほんとうの商売人に育ててくれたもの。 それは・・・ 彼を信じてくれたお父さんと お客さまの存在でした。 もうにっちもさっちもいかない・・・ わらをもつかむ思いで彼はビジネス書を読む人ならみんなが知っている 有名な経営のカリスマに指導を仰ぎました。 カリスマの答えは一言でした。 「お客さまの声を広告に載せなさい」 そんな悠長なこといってられないんだよ・・・ 今日明日をどうしようかと青息吐息なんだから・・・ それにそういうのってやらせじゃないの・・・ 正直そう思ったそうです。 お客さまの声なんて聞いたことがありませんでした。 書いてもらうのが怖かった・・・ 取引先にも銀行にも信用をなくし 商売をしていてほめられたことなんてなかったから・・・ * * * そのまま一ヵ月がたち・・・ さらに商売は危ないところに来ていました。 「もうどうにでもなれ!」 そんな気持ちでお店でお客さまの声用紙を配りました。 あんなに怖いと思っていたのに 不思議なことに用紙を配ると 「早く帰ってこないかな」 と思うんですよね。 そして一週間後・・・ 「社長!、お客さまの声が来ていますよ!」 ドキドキしながら読みました。 温かい、温かい言葉でした。 なんだかてれくさい・・・ それからはおもしろいように 続々とお客さまの声が届いたそうです。 彼は確信しました。 「お客さんは、クレームばかりを言うわがままな敵なんかじゃないんだ」 ううん。 お客さまこそ、最大の味方だって。 * * * 自分を救ってくれて 名物店長に育て 商売を人に説くマーケッターにしてくれたものは お客さまの声だった、と彼は言います。 彼のお店には 天井まで、FAXで寄せられたお客さまの声が張られているそうです。 お客さまの声にはすごいパワーがあります。 社長である彼を一流の商売人に育ててくれただけじゃなく 毎日壁を埋め尽くしたお客さまの声を見ている社員のみんなも 「こんなにお客さんに喜んでもらえる仕事はほかにない」 彼のお店で働けることを誇りにしていて 彼はほんとうにそのことがうれしいそうです。 お客さまに応援していただくこと それは社長がほめることの何十倍の力になると彼は言います。 実は 社員を名指しでほめてもらえるお客さまの声の集め方なんてものも あるのだそうです。 * * * そう! この、お客さまの声。 ただ闇雲に集めればいいというものではありません。 彼にはマスコミ取材が殺到し 彼にならってお客さまの声を集めた商売人たちは 一様に売り上げをアップさせています。 せっかくいただいたお客さまの声をどう生かすのか? それ以前にお客さまはどうすれば声を聞かせてくれるのか? 事例もふんだんで、たっぷりページもありますが 引き込まれるように一気に読みました。 人から言葉をたくさんもらうことって 書く人間に力を与えてくれるんですよね。 いつもお客さまに応援されている そんな彼が書いた本だから ビジネス書なのに体温を感じるんです。 プレゼントにも愛を感じます。 最愛の奥さんと大喧嘩になりそうな出血大サービス! ちなみに、初めての彼のセミナーで あゆみと同じテーブルに座った商売人のみなさんは みんな、ダントツの成果をあげ 3年で売り上げを10倍に伸ばしたりしています。 実践するものは美しい by 秋武政道 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月22日 12時21分31秒
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