最近ぱっとしないケヴィン・コスナー主演の
ぱっとしないB級映画・・と思いきや
意外と面白かったです。
お金も結構かかってそうだし。
けどやっぱりぱっとしない興行成績だったようで
日本では良くてDVDスルーかな。
ケヴィン、もう過去のヒトなのかしら?
この映画じゃまだ結構格好よかったけど。
歌を歌うシーンもあるんだけどはっきりいってラッセル・クロウよりは
数百倍マシだったわよ?
ミュージカルもいけるかも、なので
がんばってもう一花咲かせて欲しいものです。
この映画はケヴィン・コスナーが飲んだくれの失業者で
同数得票の大統領選挙で最後の一票を投じて
大統領を決定する権利を持つことになり
大統領候補の両陣営からありえない”もてなし”を受けて
有頂天になるけれど賢い娘・モリーに目覚めさせられ
一夜漬けで各陣営の主張や人々の意見を勉強して投票に向かう・・・という
選挙ファンタジー。
最初からありえない設定ではあるけれど
アメリカの大統領を決める男・ケヴィンを当然マスコミが
囲むわけだけれどこのマスコミがものすごく紳士的で
非現実的すぎ。
本当なら窓はたたかれ覗き込まれドアのすぐ外で
日夜わめかれ大変なことになると思うのですが
映画では結構マスコミに囲まれながらも普通に生活しているし。
娘、普通に学校行ってるし自転車で出かけるし。
でもまぁ、もともとありえない話だし細かいことはスルーしても
候補者陣営の有権者へのへつらいが解りやすく
デフォルメされていてその当たりが笑えるのだけれど
最後には両陣営ちゃんと本来の政治思想を思い出し
ダメ親父もまじめにどちらかを選ぶ・・(一夜漬けだけどね)というところで
映画終了。
ハリウッド的ご都合主義だけれど、
なかなかイヤミも効いていて面白かったです。