紹介文
昭和21年、北海道・小樽。
戦災孤児の少女の前に、運命を大きく変える一人の男が現れた。
その名は白眼子(はくがんし)。
少女はこの異能の人の許に育つ。
白眼子
途中『北海道新聞昭35年2月21日広告』なんてコマも
出てくるし土地名も実在するものなので実話かと思いましたが
すべて実話というわけではない模様。
戦後すぐのごたごたの時代だからきっと怪しげな
占いや人探しなんか流行ったのかしら?
それにしても常々山岸作品は漫画とひとくくりにするのは
もったいないと思います。
毎回言ってますけど。
厄払いを生業とする白眼子が言います。
”幸せと不幸の量は皆等しく同じ”
”災難は来るときにはくるんだよ。その災難をどう受け止めるかが大事なんだ。必要以上に幸運を望めば隅に追いやられた小さな災難は大きな形で戻ってくる。”
う~ん、深い。
基本的にワタシは拝めば救われるとか、信じれば幸せになるとか
ってのは信じておりませんので白眼子の言っていることのほうが
素直にそうだなぁと納得できますねぇ。