紹介文
本書の原作は、オーストラリアの著名な詩人でオーストラリアの大学の英文学の助教授であったウィルバー・ライト氏(Wilbur Wright)の処女長編で、1987年刊行の『POOR BOY』。オーストラリアで麻薬が広まり、若者たちの間に中毒患者が急増していた問題を取り上げ、タイとオーストラリアを舞台に、オーストラリア人ジャーナリストによる巨悪への挑戦をテーマに書き上げられた冒険サスペンス。
【中古】 バンコク・コネクションを追え / R.F. ブリッセンデン, 米山 菖子 / 二見書房 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】
いかにもB級なタイトルと聞いたことない作者。
カバーもいかんせん。
で、まったく期待しないで読み始めたんですけど、以外に
結構面白かったです。
いや、内容はたいしたことないんですよ。
モスクワ帰りのジャーナリストがヴェトナム以来の友人・ロビィを訪ねたらなんだかお困りの様子。
じゃもう一人のヴェトナムからの友人・ジミーに頼んでみようじゃないか!
とタスマニアにわたりジムに会いすんなりお金送金してもらうことになってよかったよかったとバンコクに帰ったらロビィは誰かに殺された後だった・・誰が!?一体!?何のために!??
ってストーリーにロビィのタイ人妻ダウと主人公の
不自然なロマンスが絡みます。
黒幕もなんとなく中盤から読めてしまったし、なんかね、ストーリーはたいして面白くないんですよ。
でも面白かったのはちょこっとだけ出てくるシドニーの描写かな。
70年代のシドニーだから私のしってるシドニーとずいぶん違うんだろうけど、ダーリングハースト通りとか知ってる場所が出てくるのがなんか臨場感があって。
でもやっぱり人妻ダウとのロマンスはいらなかった。
ってかダウ、アンタ、旦那殺されたら普通少なくとも何か月かは茫然自失状態じゃない?
なのに旦那の葬式ですでに旦那の古くからの友人によろめくなんてちょっと節操なさすぎじゃない?
よっぽど旦那とうまくいってなかったのかしら。
主人公だってダウは旧友の妻だよ?
一目会った時から恋に落ちて~って感じだけど大した友情だわよねぇ。
わざわざ買ってまでは読まない本だけど(ってか再版されてなさそうだし)期待しなかった割には面白かったデス。
めっちゃほすぃ。
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