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テーマ:こわーいお話(348)
カテゴリ:創作怪談
あいかわらず、怖くない体験談、ただし、お笑いでもありませんから。
稲川淳二真冬の怪談の「優秀作 吹雪の中のベルの音」 講評は ・好きですよ、こういう状況。ただ、電話ボックスの中の状況をもっと強めて書くとおもしろくなると思いますね。自分の心理とか状況をね。 ふむふむ。 これも、ある。自分の体験で。 長男妊娠中、予定日は初夏だったんだけど、春先に、夢を見ました。そのときは、男の子か女の子か知りませんでしたけど。 赤ちゃんが私のお腹から手を出して、私の右手の人差し指をつかむんです。 で、(苦しい…)と。 ぎゅっ、と、つかむんです。 どういうわけか(夢だから)私は「予定日ぴったりに産まれると、松坂牛のステーキに当選するから、我慢して頑張るんだよ」と、言い聞かせたのです。 ええ、好きです牛肉。ビフテキ好きですよ! んだけど、予定日を過ぎても、全然産まれてこないんですよぉ。 もう昔の人はナゼ、予定日過ぎると大騒ぎする? 実母が、うるさいこと。 歩いて来い、散歩しろ、あーだこーだと。カナリ、いらいらしました。 さて、ある日のこと。もう予定日かなり過ぎているので、毎日通院です。それも、バス停まで歩いていけー、と。それは別にいいんだが!うるさく言いすぎ!…と、思って出かけたら 鳴ってたんですよ。 無人の公衆電話ボックスの中の電話が。 不思議だなぁー。 ちょっと、気分転換になりました。 そこは、寺の門の前なんです。そして、T字路の角。いわゆるアレですな。十字路とか、「辻」ってやつです。 そういうところには、お地蔵さんが立っていたりします。 ええ、お地蔵さんもありました。 賽の河原で、あの世に逝けない子供を救ってくれるという、お地蔵さん。 そこの電話ボックスが鳴っているんですね。 怖くはなかったですよ。天気のいいお昼時でした。 バス停に行ったら、バスも最新型で、色々バリアフリー設計が工夫されていて、(今日はラッキー♪)という気分。 でも、お産は、まだまだでしたねぇ。 産気づいたのは翌日ですよ。初産だから、時間がかかって、翌日から翌々日にかけて産まれました。 頭から先がどうしても出てこないので、産科の先生がお腹をえい!と押して、やっとでてきましたら、 へその緒が首に二重に巻き付いていました。 先生の、判断が良かったんですねぇ。 私は(おめー、やたら腹を蹴ると思ったら、アタシの中でぐるぐる回っていたのかい!) …と、思いましたです。 ひょっとして、へその緒で苦しくなったんか? もう、私がイライラしてずんずん歩いたら、ヤバいくらいぐるぐるだったんでないかい? そう思うと、不思議ですよねぇ。あの、無人の電話。 公衆電話がどうして鳴るんでしょう??? そのあとは、悪戦苦闘ですが、まぁ、普通の育児です。でも、最近の病院って、退院前に、特別メニューがでるんですねぇ。おめでとう、の意味もあるし、色々食べる体力も戻ってきてるし、ってんで。メニューも三通りくらいあるんですよ。 食べましたとも。ああ、美味かった。 ビフテキ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/02/11 03:29:33 PM
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