ダイヤカツヒメが第34回ヒロインズカップを制す。
前回20日㈯・21日㈰の開催の寒さが嘘のように、27日㈯からの開催は暖か。その影響で各馬がゴール前で何度も止まる、ばんえいらしい競馬が見られた渋い馬場でした。そんな中、28日㈰のメインレースはPayPay銀行杯『第34回ヒロインズカップ』(BG1)4歳以上牝馬オープンの一戦が行われました。スタートしてダイヤカツヒメが先行。これにトップハンデのサクラヒメも差なく続きます。各馬、何度も刻みながら歩を進める、ゆったりとした流れ。1、2障害の中間点を過ぎたあたりから前の2頭にシンエイアロイ、アローリキヒメらが並んできて2障害の手前に各馬が集まります。第2障害ではアローリキヒメが最初に挑戦。その後ダイヤカツヒメ、シンエイアロイ。じっくりためてサクラヒメが続々と登っていきます。そしてダイヤカツヒメ、サクラヒメがほぼ同時に2障害を下りていきます。その後、この2頭が止まって歩いてを繰り返す。どちらも譲らない激しい競り合いに。残り10Мでサクラヒメがダイヤカツヒメを突き放しこのままゴールするかと思いきや、残り僅かな所でサクラヒメが苦しくなり止まります。これにダイヤカツヒメが必死にくらいつき、差しきってゴール。5月のカーネーションカップに続く古馬牝馬重賞制覇となりました。※主催者から頂いた写真です※主催者から頂いた写真ですダイヤカツヒメを管理する久田守(ひさだ・まもる)調教師は「ヒロインズカップ」をエンジュオウカンで制した2012年以来の制覇。騎乗した赤塚健仁(あかつか・けんじ)騎手は初制覇となりました。お二人のインタビューはこちらからどうぞ。↓ ↓ ↓ ↓第34回ヒロインズカップ(BG1)ダイヤカツヒメ※主催者から頂いた写真ですハンデ差があったとは言え、春から更に成長し牝馬にとっては厳しい高重量戦を制したダイヤカツヒメ。見応えあるレースで勝利を収めました。関係者の皆様、おめでとうございます。その後、なかなか歩けなかったサクラヒメを交わしピュアリーナナセが2着。そして何とか再び歩きサクラヒメが3着。昨年の覇者で久田調教師のお話からも引退が近いナカゼンガキタが追い込んで4着。ミソギホマレが5着という結果でした。例年に無い、本当にゴールまで遠かった今季のヒロインズカップ。ばんえいらしい、素晴らしい戦いが見られました。さて、前日27日㈯は『ばんスタ延長戦』を配信しました。↓ ↓ ↓ ↓予想以上の応援メッセージの多さに驚きました。今回も、ご視聴・ご参加本当にありがとうございました。3名の卒業が近づいてきて、少し寂しさが出てきた今日この頃。去る前に、えみちゃんの笑いのセンスが欲しいです…。