盛岡から「岩手県北バス106急行」で2時間チョイで着いちゃう三陸・宮古市。
リアス式海岸・浄土ヶ浜などが有名です。

そのバスの中、TFM「Suntory Waiting Bar AVANTI」のMr.スタンよろしく思わず聞き耳を・・・
だって私の前の席に座った元気そうな3人のおじいさんの口から、次から次へと魅惑の言葉が・・・
まず方言の狭間で浮かび上がる「タイマグラ」という単語、「タイマグラの開拓」とか「タイマグラに通った」とか「やっぱりタイマグラは大したもんだ」とか誇らしそうに話してましたが、？？？・・・
「携帯電話もなんも無い時代に速やかに手を打って災害を最小限に食い止めた。判断なんか仰いでたら手遅れになる」、「男は80歳まで生きればいいとこでねぇか」、「うちの母親、なんぼ子供の顔見て"どちらさんでがんす？"ってボケてきてもさ、昔の唄っこ歌い出すとさ、ホレ、大したもんだ」、「食用ほうずきは丈夫で育てやすく時期をずらしながらなんぼでも出荷できる」とか、価値のありそうなことをさらりと話すおじいさんたちは、いったい何者だったのだろう・・・


三脚を立てて撮影してた紳士に「今日は曇り空で景色はダメですねぇ」と声をかけられ、
「そうですか」とあっさり景色を撮るのを諦めました・・・、どうしても海の色がねぇ。

浄土ヶ浜の白い岩、よその惑星っぽいです。

「浄土ヶ浜島めぐり」観光船陸中丸が出航するとウミネコが船と同じスピードで横を飛びます。
ウミネコが羽ばたいていない一瞬は、お互い停止しているかのような妙な気分。

ウミネコが観光客の差し出す「うみねこパン」を飛びながらくわえた瞬間！

そうなの、ウミネコたちのお目当ては昆布・いかの粉末などが練りこまれた「うみねこパン」。

船が出てしばらくすると乗務員さんが売りに来ます↑。おそらくヒトが食べても大丈夫（笑）
ねがいごと　ひとつ
ねがいごと　パンにねんじて　なげてみて　ねがいかなって　ことしよいとし
だそうです。ありゃ失敗した、何も念じなかった・・・

こちらは、空中に投げた「うみねこパン」をキャッチした瞬間！

お見事っ！

路線バスで宮古駅前へ戻る時、いちばん最初の試し刷りの整理券「0番」を手渡され、

運転手さんと顔を見合わせて「始発から乗ったのさえ分かればコレでいいかぁ～」と、
出し直さずにそのまま使用（笑）
「0番」の整理券なんて貰ったことないから、降りる時料金箱に入れるのが惜しかったです。
せめても、と写真に収めました。う～～～、私の「0番」～～～

早起きに挫折した結果、迫力ある断崖絶壁が続くらしい「北山崎」行きは諦めて、
宮古の町をてくてく。
 
見～っけ！　これな～んだ？

イカにも、菅田の「いかせんべいアイス」です、イカが？
 
スルメの粉末・煮汁・宮古の塩が練りこまれた「いかせんべい」に、
岩手県洋野町「大野ミルク工房」の牛乳たっぷりのアイスがはさまってます。
酪農王国・北海道で生まれ育った私も思わずオススメ♪
「菅田のいかせんべいアイスはなまら美味いんでないかい！」

感じのいいお兄さんが店番をされていて地元のお客さんがひっきりなしに。
小さなサイズのイカせんべい、「まごいかせんべい」も品薄気味。
 
今も使われているのかなぁ、色んな形の焼き型が並んでいました。

そんなに赤字なら、がんばって早起きして三陸鉄道を利用して「島越」まで行き、
北山崎の観光船にも乗ればよかった・・・　ゴメンよぉ「三鉄赤字せんべい」・・・
 
おっと、「赤字を食べつくして黒字に」と言い切っちゃうプラス思考↑、
このユーモアと決意があれば大丈夫そうですね。けっぱれ三陸鉄道～