道路の左側に続く冬の地吹雪を防ぐための「防雪柵」と、
吹雪や積雪時でも路肩が判るように上から赤と白の矢印で示す「固定式視線誘導柱」。
その向こうに残雪の山々を望む清々しい4月の空知です。
前回は夕方のねぐら入りを紹介しましたが、
今度は翌朝4/21(日)の夜明け前、4:26頃の宮島沼(北海道美唄市)の様子を。
沼の氷が融けた部分でマガンやハクチョウたちはまだお休み中。
暗いうちに飛び立つこともあるのに今朝はのんびりしてるんだなぁと思っていたら、
上空に姿を現した3羽の早起き猛禽類!
私に~猛禽類の名前も~訊かないでください~♪(千の風?) トンビも鷹もオジロワシも
オオワシも、まったく見分けがつきません。見分けられるのは「ワシじゃワシ!」くらいですv
猛禽類の接近でシャッキリ目が覚めたのか、一斉にねぐら立ちするマガンたち。
ハクチョウってバレエ「白鳥の湖」の繊細でか弱いイメージとは程遠いぞ、と改めて思いました。
なんとハクチョウ、猛禽類なんかヘッチャラらしいです・・・
そういえば数年前、息子が十勝川で多数のハクチョウに取り囲まれ手を噛まれまくりながら、
「北海道に来るとハクチョウは肉食獣になるのかぁ~!?」と叫んでいたことがありました。
ハクチョウって無敵ですね。
その後息子を助けたのかって? いいえ、大笑いしながら見物させていただきました^^
鳴き交わしながらねぐら立ちしたマガンたちは、
ギシギシ、ジジジ・・・という羽音を残して南東の方へ広がりながら飛び去りました。
(ギシギシというかジジジ・・・というか、似た音を聞いたことがあるぞと記憶をたぐったら、
オーストラリアの先住民アボリジニの民族楽器「ディジュリドゥ(Didgeridoo)」の
ベースでときどき響く音にちょっと面影の片鱗が感じられる、かも)
まだ残っていたお寝坊さんたちも三々五々とエサ場へ向かいます。
AM5:10、昇った朝日に背後から照らされて、
残雪に長く伸びた私たちの薄い影。
ハクチョウや残っている水鳥たちも朝日に照らされています。
もーね、志村けんもビックリ、ハクチョウだらけです(笑
ハクチョウは順次北へと渡り始め少なくなったと思われますが、
4/28の宮島沼日記によると、じぇじぇじぇ~!
なんとマガンが67,000羽ぁ~!!
この写真の倍以上集結中~!!
近日中には大編隊でプイッとロシア・シベリアへ旅立ってしまうと思われ・・・
気になる方は夜明け前か日暮れ前の宮島沼をそっと覗いてみてください!