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カテゴリ:I think
おやじというのは、奇妙な表現をする。
「おやじギャグ」とか「駄洒落」という言葉で一緒くたにされている センスのない、というか、おおよそ賛同できない言葉を使った独特の 言い回しをして、人をイラつかせる。 が、私も相当な大人(…)なので、それはそれで我慢しよう。 というか、一時的な表現として、やり過ごすこともできる。 が、が、が、「癖」に近いような、日常的な表現は、繰り返し、 いつまでも発せられ、しかも、酒が入る席になると、しつこいまでの リピート率で人をイラつかせる。 心あたりのあるおやじさまたち、その言葉を発した時点で、周囲、というか 部下たちの見る目が変わるので、ご注意を!! ★「あれ」「それ」「なに」 ex)「そのことについて言及するのはあれなので、ま、注意してもらう として……」 「それって、人はいいかもしれないけど、自分的にはあれですね」 など。「あれ」や「それ」「なに」が、会話の最重要語彙なのに、 軽く処理される意味がわからない。その語彙を確定しなければ、要件は 成立しないのに…。 ★動詞がおかしい ex)「ゼロックス、取って」:「コピー」を「ゼロックス」というのは、初期の コピー機が富士ゼロックスの製品だけだったからか。 ex)「ファックス、流しといて」:「流す」は、送るべき原稿が機械に ジジジジと吸収される様からか、感熱ロール紙がベロベロと吐き出される様からか わからないが、何かが順番に処理されるのは「流す」になるのだろう。 ex)「メール、飛ばしといて」:言うまでもなく、メールはインターネット 回線を通じて送られるので、「送っておいて」ならわかるが、どうして 「飛ばす」になるのか。 ex)「DVD焼いといて」:ライティングソフトに「トースト」 というのがあるくらいなので、「焼く」という表現もわからなくはないが、 いかにもおやじっぽい言葉ではないだろうか。 「DVDにしといて」「DVDに入れといて」で十分わかる。 ★下ネタ 何でも下(しも)に持っていく御仁も多い。 ex)「歌うときは立つよ! あれは立たんけど」 ex)「週末、ゴルフに行くよ。おかあちゃんは行かせられへんけど」 品格もなければ、プライドもない、はたまたかっこよくもない変なおやじギャグは、 煙草の煙よろしく世の中の弊害にはなっても、メリットはつゆほどもない。 おやじは嫌いだし、おやじと接する機会がなければないほどありがたいが、 自分の年齢を考えると、「若い人」より「おやじ」と接することが はるかに多いと断定できるのがつらい。 先日、24歳の男性と食事をした。 ご不浄から戻ろうとしたとき、後ろ姿のシャープなことに感動した。 首回りの美しさ、肩周辺の男らしさ、腰の締まり具合、お尻の小ささ……。 年齢による変化をよく言われるのが女性だが、実は、男性の方がその触れ幅は大きい、と思う。 24歳の彼の脇に座っているおやじの体型を見ると、 信じられないほどの変容がある。 顔の大きさ、脂身の多さ、足の短かさ、手のひらの形……。 男性は、自分を知らないのか、見ないふりをしているのか、 自分を過信しているのかわからないが、年を重ねるごとにひどい状況になっていくのは明らかだと思う。 いまは、おやじ語には同意できないが、これからも、きっと同意できないと 思いながら、私より若いのに、既におやじになっている男性(女性も)を 思い浮かべ、自分もそこに近づいていくのを否定できないまま、でも、おやじ語は 体が受け付けないと断じる。 おやじたちには、女性の変容を嘆く前に、自分の20歳のときのデータと見比べて、 反省してもらいたい。 ちなみに、私の20歳のときのデータは、 身長162cm/体重51kg:84:60:83cm (失恋を機に、一気に体重47kg:82:54:82cmになったけれど…) 現在は、 身長162cm/体重48kg:82:63:82cm ……反省に値する数値……、人のことは言えない。 恥ずかしい……。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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