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テーマ:本のある暮らし(3206)
カテゴリ:愛する本
『子をつれて』葛西善蔵 大正8年 新潮社刊行。 文学史の中では名前くらい聞いたということはあるが、実物を見たという人はあまり聞かない。 それくらいレアというか取引がない本。 現在でも古書で検索すれば数万円で持ってい本屋は数軒あるみたいだ。 高校時代、文学史で気になって、文庫本が手に入らなくて、図書館の日本文学史全集の一篇として読んだのが切っ掛け。 大学時代に、津軽書房の『葛西善蔵全集全四巻』を入手。まだこの頃は本屋のウインドウに並んでいました。ただし、京都でも変わった店とされる「三月書店」でしたが。 福岡伸一さんが究極の本屋として紹介している店ですね。 数年前、『哀しき父』を入手していたので、この『子をつれて』が入手できて最高です。
中も綺麗です。 書き込みもほとんどありません。なかなかの状態です。 この頃の本は当然活版印刷なので、ページに触れていると時代の凹凸を感じます。
表紙の色も残っています。 ただ、函欠なのが玉に瑕。函ありと言うのは絶対に入手できない値段なんだろうな。
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最終更新日
2016.02.14 22:15:30
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