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カテゴリ:漫画評論
まんがライフオリジナル2008年7月号
今号は、各漫画作家先生の、新人作家へのアドバイスが載っている。となると、よしもとあきこ先生や、山口舞子先生は、まずアドバイスはされないだろう、と思って、先にその部分だけ読んでみると、やはり、予想どうりだ。「自分の方がアドバイスして欲しい」という、謙虚過ぎる内容だった。富永ゆかり先生は、季節を二ヶ月先取りして描く事の、大変さを、説いておられるが、これは、一読者としても、常々想像していた事だ。ただ、4コマ漫画誌は、季節感がたっぷりと盛り込まれているので、それが、一つの楽しみでもある。今頃は、早くも、秋の話題に、取り組んでおられるのかも? 扉絵は、マーブルの魚型のストローが面白い。端の方に、「ねこねこイン・サマー」と書かれているが、これは、編集部が、気をきかして入れた文字だと、想像す。 1本目は、マーブルが、海にプカプカと浮いているのが、面白い。やはり、体脂肪率が高いと、よく浮くのだろうか。しかし、オチは、予想外のものだった。ザーという音が、こんな事を意味するなんて。 2本目は、恒例の、みやが、就職面接を受ける話題だ。私が常々思う事だが、職業によって、人の値打ちが左右される事はない。年配の方の世代は、その限りではないが、若い世代は、職業観が多様化している。例えば、大工といった職業が、物造りを行うという意味で、人気があったりする。男女の役割も多様化し、家庭での男女の役割が入れ替わっている家族も増えている。女性は外で仕事、男性は専業「主夫」という家庭も、少なくはない。若い世代は、その事に、あまり抵抗を感じない。みやは現在、フリーターという立場だが、これも、立派な職業だと思う。胸を張って仕事をし、猫と楽しく暮らせると良いネ。 3本目は、マーブルは、大家さんが好きらしいが、これって、発情期と関係があったのか。そう言えば、マーブルはメスだった。 4本目は、プール監視員のみやのスタイルは、完全に猫だ。しかし、少々恥ずかしそうにしているのが、面白い。 5本目は、二匹は、虹よりも、三時のオヤツが好きという話題。やはり、そうだろうな~。 6本目は、贅肉をまとめるという発想に対して、マーブルが怒っている様だ。 7本目では、二匹は賢くなっている。みやが動けないのを、良い事に、餌を食べ放題。二匹とも、よく食べるネ。 8本目は、笑うに笑えないが、やはり、笑ってしまった。サイフが涼しいって、、、。景気の良くない話だが、ギャグとしての発想に、唸らされる。 10本目11本目は、クロジの活躍が目立つ。クロジは、もともとノラだけど、細かい機転がきくので、頼もしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月15日 13時31分52秒
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