疾風ロンド ・ 東野圭吾
☆疾風ロンド・東野圭吾
☆実業の日本社、文庫
☆2013.11.25 初版 、第一刷 ( 書き下ろし)
泰鵬医科学研究所から、強力な生物兵器である「炭素菌」が盗まれた。
炭素菌を雪山に埋め埋め、所長宛てに三億円を要求する脅迫状を送りつけた犯人は、帰りに高速道路の事故であっさり死んでしまった。
埋めた場所の手がかりはメールに添付された写真だけだが、スキー場の近くらしいと分かるだけで、到底場所が特定出来ない・・・。気温が上昇して雪が溶けると炭素菌が拡散して大勢の死者が出てしまう。
極秘に回収を命じられた部下は、高校生の息子と共に目当をつけたスキー場に向かうが、滑る事すら満足に出来ない彼には到底見つける事が出来ない。
地元の人達も巻き込んだ捜索が始まるが、次々と予想外の出来事が起きる・・・。
勝手に、いつもの作者の作品のつもりで読んでいたので、ラストには拍子抜け・・・。
カバーの説明書に書かれた「娯楽快作」という言葉を読んで納得。