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テーマ:マンションの研究(504)
カテゴリ:マンション
今回の話は、マンション管理士になる半年前の話です。 実際に総会に出席していました。 ある人が駐車場の月極め料金が高い、周囲の一般駐車場にあわせた方がよい。と言いました。 次の人が、団地を住みやすいものにしたい、ついては管理費と修繕積立金をもう少し値下げして欲しい。と言いました。 あまりに疑問を強く感じたので、確認のために発言しました。 駐車場代は確かに一般駐車場より高い。 しかし、その料金が修繕積立金になっていることを思うと、安易な値下げは危険がある。 また、団地内の料金を下げれば競争になって、周囲はもっと下げる可能性がある。 そうなったら、再び団地内は割高になってしまう。その可能性があるなら、現状維持が妥当ではないか。 管理費に関しては、同じ仕事を同じレベルでやってくれたら、安い方が良い。 しかし、修繕積立金は、最終的に建替えまで考えるべきものであり、安い方が住みやすいマンションとはとても思えない。 上記のような内容でした。 当時の私は、管理業務主任者こそ、取得していましたが、マンションを理解していませんでした。 また、少し特殊な状況でしたので、一般的に参考になる意見ではありません。 それでも、真剣に考えたことでしたから、今でも印象深く覚えています。 当時と変わらず思うことは、区分所有者がひとりの利益を考えてしまうと、全体がしあわせになることは難しいということです。 利己的な発言は結局自分の財産を目減りさせるのです。 自分の専有部分が高い資産価値を持つためには共用部分の価値も高めなければなりません。 マンションでは、自分だけ、という意識は自分の首を絞めるのです。 そもそもマンションは運命共同体です。 区分所有者同士が争ってはいけません。 協力が欠かせません。 無料相談受付中 相談はこちらから。 メールマガジン 「解決!マンショントラブル駆け込み寺」 ●登録はこちらから ●バックナンバーはこちらから ●メルマガサンプルはこちらから マンション管理適正化法(前半) マンション管理適正化法(後半) 条文とコメント 区分所有法(前半) 区分所有法(後半) 条文とコメント2 マンション関連記事 標準管理規約(単棟型) マンション管理相談室 相談事例の宣言 相談事例集 相談対応に本気で思うこと 相談対応一覧(事例の紹介) 考え方の基礎 ハンドルネームの由来 理事会出席の詳細 無料相談受付 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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